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Batman #14

バットマン #14
(作:スコット・スナイダー、画:グレッグ・カプロ)

************
「バットマンの仲間を殺し、バットマンを"孤高のヒーロー"に戻す!」
ジョーカーの歪んだ宣戦布告をうけたバットマンは、バットケイヴに戻ると仲間たちに警告のメッセージを送る。

バットマン:アルフレッド、工場にはハーレーしかいなかった。さっき送信したタイヤ跡の解析を急いでくれ…
     :アルフレッド?

201201212_01.jpg

しかし、ケイヴにもウェイン邸にもアルフレッドの姿はなく、残されたのは紫とグリーンの包み紙にくるまれたカセットテープのみ。
カセットテープを再生すると予想通りの人物の声が再生される。

ジョーカー :よぉ!ブルース。ちょいとお前の執事を借りるぜ?
      :"例のあいつ"のお祝いパーティをするのに、最高の執事が必要でな。

アルフレッド:ブルース様、すみません。この汚らわしい男が……
ジョーカー :しーーーーー!
アルフレッ ド:こんな目隠しくらいで、私が怖がると思ったら、
ジョーカー :ははははははっ!目隠しだって?そんなものは付けてないぞ?
アルフレッド:しかし…
ジョーカー :お前の眼はアンモニアで焼いたのさ!
      :よし、面白いからもう一度やってやろう。

アルフレッド:ひいぃぃぃっーーーー!


怒りのあまり、一瞬、我を忘れるバットマン。しかし、彼はジョーカーの残したカセットテープに次の標的のヒントを見つける。

数十分後、ゴードンの寝室。
ジョーカーが自宅への侵入を繰り返していたことを知ったゴードンは寝つけずにいた。
バットマンは彼の寝室にひっそりとはいると、ブルース・ウェインの執事がジョーカーにさらわれた事、ジョーカーの次なるターゲットはゴードンであることを伝える。

バットマン:君を安全なところに連れていく。
ゴードン :遠慮させてもらおう。もしも私を"バット隠れ家"に連れて行きたいのなら...
バットマン:(銃口をゴードンに向けながら)いいからくるんだ。
ゴードン :駄目だ!私の部下が前線に立っているのに、私だけ逃げるわけにはいかない。
     :ジョーカーを恐れ逃げ出しても、あいつを喜ばせるだけだ。
     :私はジョーカーに立ち向かう。

     :(キリングジョーク事件の切抜きを手に取りながら)仮に過去の古傷が、再び開くことになってもな。

その時、新聞の切り抜きを触ったゴードンの指を皮きりに全身から血が滲みでる。
ジョーカーはあらかじめ、ゴードンが保管する新聞の切り抜きに毒を染み込ませていたのだ。
201201212_02.jpg

ゴードンを病院に運んだバットマンは、遂に始まったジョーカーの攻撃に備えて、ナイトウィングを呼び出す。
事の顛末をしったナイトウィングは、ジョーカーがアルフレッドを狙ったのは、バットマンの正体を知っているからでは、と心配するが、バットマンはその可能性を否定。
バットマンをブルース・ウェインが支援していることは、バットマンInc.の件で明らかなため、ターゲットにされたのだろうと、ナイトウィングの不安を一蹴する。
201201212_03.jpg

バットマンは、ジョーカーの言動から、ジョーカーがバットマンと初めて会った事件(『笑う男』参照)を自ら模倣し、ゴッサムに飲料水を提供する貯水池に毒を投入すると予想し、ナイトウィングに前回の事件でバットマンが行ったのと同様に、貯水池とゴッサムとを結ぶ水道を破壊するように依頼をする。

ナイトウィングとわかれ貯水池に向かうバットマン。
予想通り、貯水池にはジョーカーがバットマンを待っていた。
201201212_04.jpg

バットマン :アルフレッド・ペニーワースは何処だ?
ジョーカー :久しぶりだってのにハグもキスも、バッタランの一撃もなしってかい?
バットマン :リモコンをもっているな。「お前が一歩でも動けば、毒の注入を始める。」前回と一緒だな。
ジョーカー :まったく、仕事、仕事、仕事!俺たちはいつも仕事上の会話ばかりだ。
      :今回、仕事は先に済ませておいたから、落ち着いてゆっくり話し合おうぜ。
バットマン:「先に済ませた」?何を言っている?
ジョーカー :相棒からの到着の連絡を受けたお前は決断を下し、後ろ手で隠し持ったバッタランを投げつける。
ジョーカー :バシーン!!見事バッタランは俺に命中。だがしかし!その刹那、俺はリモコンのスイッチを入れる。
      :池にまかれる毒。するとお前はナイトウィングの坊やに連絡し、坊やは水道を破壊。
      :そこからは俺とお前の格闘戦だ。そして目出度くバットマンは街を救う。
      :ただ、残念ながら、毒がゴッサムの中心地に届く前に少数の犠牲者は出てしまった。下を見てみな。
池の中にはジョーカーの毒で死んだ犠牲者が沈められている。

ジョーカー :全て終わった!
      :水源に毒は撒かれ、水道は爆破され、犠牲者は死んだ。これでゆっくり話ができる。
      :そう、俺におしゃべりさせてくれよ。王に悪いニュースを伝えることこそ、宮廷道化師の役目だろ?
      :さぁ、さぁお立会い、ドラムロールと照明をくれ!バットファミリーのみんな、ちゃんと警察無線を盗聴してるか?
201201212_05.jpg

      :俺はお前たちの正体を知っている!
      :バットマンを含むお前たち全員の顔、名前、住所、お気に入りの石鹸すらご存知だ。
      :お前らは、詐欺師だ、いかさま野郎だ、ペテン師だ。真のヴィランともいえる。
      :なんせ、俺の愛する王様をこんな柔にしちまったんだからな。
      :バットマンだって、お前らに自分がされたことをとっくにお見通しだ。
      :だから、バットマンはお前たちに、俺とバットマンとの秘密を明かさないのさ。
      :それどころか、奴は俺にお前らの秘密を教えてくれた。
      :お前らの隠れ家の洞窟にあった、この手帳に全てが書いてあった。
バットマン :嘘だ!
ジョーカー :俺が嘘をついているか、そのうちわかるさ。
      :これから72時間のうちに、お前らちびっこ蝙蝠たちは全員死ぬ。
      :その片棒を担いでるのは、ここにいるバットマンってわけだ。笑えるオチだろ?


********
というわけで、Death of the Familyの第2話でした。
"怖いジョーカー"が帰ってきた感じでいいです。
自分としては、可能な限りタイインも読んでみようと思っています。

前回の話もそうでしたが、今回も完全にジョーカーとバットマンの初対決を描いた「笑う男」を下敷きにしていますね。
せっかく邦訳が出ているので、未読でしたら是非どうぞ。



…というわけで、アフィリエイトをやってみることにしました。
あまり露骨な宣伝は避けますが、よろしければ。

あっそういえば、BATMAN誌のリランチ直後のストーリーで、本国でも傑作の評価も高い"Court of Owls"が小プロから翻訳されるみたいですね。


これも管理人お勧めです。
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No title

このシリーズ、絵もすごくきれいなんですよね。
ペンシラーの方も上手いんですけど、インカーの方がアメコミにしてはシンプルで
綺麗な配色をするので、良い仕事してるなぁと毎度感心しています。

No title

次の犠牲者は誰でしょうね?バットマンの怒りに満ちた逆転勝ちが楽しみです。

No title

最近のジョーカーの怖さは異常ですね・・・
先ほど三月発売の新刊のあらすじに
『「Death of the Family」事件によって、バットマンは絶望の淵に突き落とされる。』
と書いてあったのですがどうなってしまうのでしょうか?
楽しみでもあり不安でもあります・・・

Re: No title

>>こたつさん
コメントありがとうございます。

バットマン誌のインカーというとJonathan Glapionですね。
自分は最近になってようやくインカーのコミックにおける重要性がわかってきました。

知り合いのコレクターのかた曰く
「著名なペンシラーには常にお抱えのインカーがいるし、良いインカーはそのうちペンシラーとして独立してしまう。なのでインカー常に人手不足」とのことです。

Re: No title

>>サイ吉さん
いつもコメントありがとうございます。

やはり、誰か犠牲者が出てしまうんですかね?
イベントが始まる前は「今回は犠牲者なし」と予想してたんですが、今回の話の成り行きでは誰か犠牲者がでないとおさまりがつかなくなりそうな気がしますね。

Re: No title

>>初心者さん

正直、今回のイベントを聞いたときは「またジョーカーか。。。」と思っていたのですが、いざ始まってみると無茶苦茶イイですよね。

今後話がどう転がっていくのか、全く想像ができませんが、ここまで「ジョーカーがバットファミリーを処刑する!!」とぶち上げてしまうと、犠牲者なしでは収まりそうにない気がします。

No title

すごく続きが、気になりますね

このDeath of the Familyは正史の話なんでしょうか?

このジョーカー見た目も中身も怖すぎます・・・

Re: No title

>>ステファンさん
コメントありがとうございます。

Death of the Familyは完全に正史世界での話となります。今後もジョーカーの顔をこれで通すのか気になるところですよね。
プロフィール

NOB-BON

Author:NOB-BON
X-men生まれSpawn育ちを地でいく、90年代アメコミバブルの残党。
しばらくの間、アメコミは翻訳本を買う程度だったのが、最近のデジタルコミックの手軽さにひかれ、本格的に復活しました。

基本的にMarvelメインですが、DCのリランチを機に自分の中でDCブームが来てるので、しばらくはDCの話題続くかも。
しばらくどころか完全にDC派に転びました。

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