Batman #13

バットマン #13
(今回、発売週の週末に公開しています。未読の方はネタバレ注意。)

***************
記録的な長雨が続くゴッサムシティ。1年間の空白を経て、この街にあの男が帰ってくる。

ゴードン:バーバラが私から煙草を取り上げるんだ。家の中の秘密の隠し場所も次々と見つかって、残された隠し場所は1つだけだよ。
201201014_1.jpg
ハービー警部に、嬉しそうに義娘の愚痴を語るゴードン市警本部長。
ジョーカーが最初に姿を現したのは、彼らの働く警察署であった。

突然、停電に見舞われるゴッサム警察。
暗闇の中にジョーカーの声が響く。

ジョーカー:ごきげんよう。ゴッサムの諸君。こんな話を知ってるか?
      :『ある男がバーに入ってきた…』

ゴードン:気をつけろ!この部屋にジョーカーがいるぞ!
ジョーカー:何か問題が?そうか、このジョークを知ってるのか。じゃあ別のやつを。ブラッドツリー巡査。
      :『ある道化師がバーに入ってきた…』

警官  :やめろ!動くな!
ジョーカー:おや?この話も知ってる?今日の観客は難しいのが多いな。

ゴキッ!!

ジョーカー:3テイク目だ、グアダルペ巡査。
         :『ある道化師が警察署に入ってきた…』

警官  :だめ。お願いやめて!
ジョーカー:なんてこった。これも知ってるのか?
ゴキッ!!

暗闇の中で次々と警官を縊り殺していくジョーカー。
201201014_2.jpg

ゴードン:やめるんだ。
ジョーカー:何を?俺は単に笑わそうとしてるだけだぜ?ジンボ。
      :ネタはいくらでもある。
      :『アロハシャツの道化師が扉をノックする…』

     ※名作Killing Jokeにてジョーカーがゴードン宅に押入るときの服装がアロハ。
     :『蝙蝠が部屋に入ってきて…』
      :『道化師が警察署で自分の顔を探す…』

ゴードン:やめてくれ。他のやつには手を出さないでくれ。
ジョーカー:お前に会えなくて寂しかったぜ。あいつと同じくらいお前とも会いたかった。
      :バーバラともども元気そうじゃないか。

ゴードン:バーバラは無関係だ!
ジョーカー:それにしても、お前にはすこしがっかりしたぜ。
      :せっかくお前の自慢の娘なのに、お前はそれを台無しにしやがった。
      :お前がいろいろ隠したせいでな。
      :そうだ、コミッシュ。お前はいろいろと隠しごとをした。お前の煙草のようにな。
      :バーバラがまだ見つけていない煙草の隠し場所って、ベッド下のだろ?
      :お前が寝ている間、あそこに潜んでいたこともあったんだぜ?
      :アーーハッハッハッハハッ!!


無数の死体を残し消えたジョーカー。ジョーカーが持ち去ったものは、彼自身の顔の皮であった。
 ※ジョーカーの顔の皮については、この記事を参照。

ジョーカーの次に姿を現したのは、TVの前だった。
『今夜12時、ハーディ市長は死ぬ。』
自分の偽物に殺人予告をさせた上で、偽物を殺すジョーカー。

その行動は、ジョーカーが初めてゴッサムシティに姿を現した事件を自ら模倣したものであった。
当時と同じように、市庁舎に大量の護衛を派遣するゴードンと密かにジョーカーを追うバットマン。

しかし、ジョーカーの本当の狙いは市長ではなく、護衛として派遣されたゴッサム市警の警官たちであった。
いつもとは違う調整を加えられた毒ガスによってしかめっ面に変えられて殺される警官たちと、その惨状の中立ち尽くすバットマンとゴードン市警本部長。

過去の事件と同じく、今回もジョーカーに出し抜かれたのだ。
201201014_3.jpg

しかしバットマンは、新しい毒ガスの組成にジョーカーが自分だけにわかるメッセージを残していたことを知る。

そのメッセージで示された場所はエース・ケミカル。
かつて1人の売れないコメディアンがバットマンと出会い、犯罪界の道化王子へと生まれ変わった場所だ。
そこで待ち構えていたのは、レッドフードのコスチュームに身を包んだジョーカーであった。
201201014_4.jpg

ジョーカー:お前はすっかりやわになっちまった。
      :自分のねぐらに止まったフクロウ達を追い出すのにすら、仲間を頼るような始末だ。
      :俺はそんなお前をみて顔をしかめっぱなしだ。
      :市庁舎で死んだ警官たちみたいにな。
      :でも心配するな。俺がお前を救ってやる。そのために俺は戻ったんだ。
      :お前を、お前が"仲間"と呼ぶ奴らから解放してやる。
      :お前をやわにしちまった元凶を一つずつ取り除いてやる。
      :そうしてお前は、また昔のお前に生まれ変わるんだ!


***************

というわけで、遂に始まったジョーカーの復活を描くクロスオーバー『Death of The Family』。
あらすじ紹介でも書いたとおり、『かつての孤独なバットマンを取り戻すために、ジョーカーがバットファミリーをターゲットに選ぶ』というのが今回の趣向のようです。

『キリングジョーク』や『笑う男』など過去の名作を踏まえた今回の話は読み応え十分で、続きが気になって仕方ないです。
当ブログではいままであまりバットマン誌を紹介していなかったのですが、今回のイベントはうまく紹介していけたらと思っています。

ちなみに本筋はバットマン誌で繰り広げられ、他はタイインという形になります。
タイインの一覧は以下の通り。(管理人がどこまで手を伸ばすかは思案中。)
201201014_5.jpg

特筆するべきところは、Teen TitansやRed Hood & Outlawsといった、今まで少しバットマンと離れた場所で活躍していた2人のロビンも参加するということ。
個人的にはレッドフードことジェイソン・トッドを他のファミリーとの絡みが気になります。
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No title

むう...このストーリーの中でジョーカーの新しい顔が明かされるんでしょうか?

No title

>>カーズさん
実はこの号の最後で新しい顔が出ています。

基本的に「ネタバレ上等」でやっているブログなのですが、発売週に大きなネタを割ってしまうのがはばかられた為、あえてその部分には触れないようにしてしまいました。
(来週あたりにポロっと追加更新するかもしれません。)

ジョーカーの新しい顔を観た私の感想としては、「変化を好む人も好まない人も、双方納得のいく良いデザイン。」と思っております。
プロフィール

NOB-BON

Author:NOB-BON
X-men生まれSpawn育ちを地でいく、90年代アメコミバブルの残党。
しばらくの間、アメコミは翻訳本を買う程度だったのが、最近のデジタルコミックの手軽さにひかれ、本格的に復活しました。

基本的にMarvelメインですが、DCのリランチを機に自分の中でDCブームが来てるので、しばらくはDCの話題続くかも。
しばらくどころか完全にDC派に転びました。

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