Justice League #12

ジャスティス・リーグ#12
(作:ジェフ・ジョーンズ、画:ジム・リー)

***************
評論家としてリーグを研究しつくしたグレイヴスは、チームの要であり弱点でもあるトレバー大佐を誘拐し、ワンダーウーマンに精神的な揺さぶりを掛ける。
トレバー大佐を案ずるがあまり、猪突猛進に突き進むワンダーウーマンは、彼女をいさめるハルと小競り合いを起こしてしまう。
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しかし、これこそがグレイヴスの目的であった!

グレイヴスはリーグ内の争いの一部始終を録画し、「自分の家族はリーグの不手際のせいで死亡した」という告発と共に世界中に配信する。
リーグを全能の神のように崇める世間に、この告発は衝撃を持って受け入れられる。
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しかし、「今は世間の評判よりもグレイヴスとトレバー大佐を見つけだすのが先決。」ということで、グレイヴスの痕跡を追うリーグ。

彼らがたどり着いたのは、中央アジアの秘境にある謎の寺院。
そこは審判を待つ死者の魂が集まるとされるこの世とあの世の狭間であった。
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死者の魂を解き放ち、この世から愛別離苦をなくそうと目論むグレイヴスを、自らの力で監禁から抜け出したトレバー大佐と共に倒すことに成功したリーグ。
しかしグレイヴスの活動は幾つかの影響をリーグに残していた…

影響1.グリーンランタン脱退
『「リーグに犯罪的過失があった」というにグレイブスの告発は本当なのか?』
『リーグは彼らが立ち向かった脅威に対して、責任を負うべきなのか?』
『これは"全知全能のジャスティスリーグ"の終焉なのか?』
クレイヴスの告白は各所で議論を巻き起こしていた。
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それらの報道をみながら、リーグのメンバーも激論を交わす。

アクアマン:誰か何か言うことは?
フラッシュ:彼らが言ってることを聞いただろ?もう終わりってことさ。
アクアマン:お前は、世間の批判なんかを気にしてるのか?
アクアマン:だとしたら我が人生にようこそ。
       ※アクアマンはマスコミの風評によって人間界追われた過去があります。
アクアマン:彼らが期待しているようなチームになればいい。私ならチームをそこまで導ける。
バットマン:指揮はわたしが取る。ずいぶん前にそう決めたはずだ。
アクアマン:バットマン、お前は大した戦略家だが、集団を率いることについては何も分かっていない。
バットマン:貴様が率いてるアザーズは、我々よりずっとひどい状態だが?
アクアマン:私は私が治めていた大陸全体のことを言っているのだ。
バットマン:アトランティスのことか?それなら今は彼らの何を導いているっていうんだ?
       ※アクアマンが既に国を追われた身であることを揶揄してます。
グリーンランタン:新しいリーダーを選ぶ前に、今の俺たちには大事なことがあるだろ?
グリーンランタン:俺たちが地球規模の脅威に立ち向かう時、必ず傷つく人々が出てくる。
グリーンランタン:ジャスティス・リーグは地球を救うことはできても、そこに住む人全てを救うことはできないんだ。
グリーンランタン:だからと言って、全ての人を救おうと努力することをやめる理由にはならない。
グリーンランタン:しかしその努力を続けるためには、人々の協力が不可欠なんだ。
グリーンランタン:だから、俺はリーグを抜けることにするよ。
グリーンランタン:そもそも、俺がワンダーウーマンと戦ったのが始まりなんだ。
バットマン:あれは我々全員のミスだ。
グリーンランタン:いや、俺のってことにしておけ。俺を非難するんだ。
グリーンランタン:今のリーグにはスケープゴートが必要だ。
グリーンランタン:じゃあな。応援してるぜ。

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影響2.トレバー大佐とワンダーウーマン
グレイヴスから受けた拷問のため、A.R.G.U.S.のICUに横たわるトレバー大佐。
彼の下にワンダーウーマンが声をかける。
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ワンダーウーマン:ごめんなさい。全部、私が悪いの。
ワンダーウーマン:あなたを充分に遠ざけたつもりだったのに、バーバラの件から学ぶべきだったわ。
トレバー大佐:バーバラ・ミネルヴァに起こった事も今回の事も、君のせいじゃない。

 ※バーバラ・ミネルヴァはワンダーウーマンの宿敵チーターの本名。彼女に何が起ったかは。。。ゴメンなさい。よく知りません。
ワンダーウーマン:あなたは危うく死ぬところだったのよ?
トレバー大佐:俺は政府の諜報員だ。死にそうになったことなんか100回はある。
トレバー大佐:君たちが現れる前から、俺はそうやって世界を守ってきたんだ。
ワンダーウーマン:でも今回は私との関係のせいで、あなたに被害を与えてしまった。
トレバー大佐:"関係"?いったい、俺と君との間にどんな関係があるって言うんだ?
トレバー大佐:君は俺との"関係"を投げ捨てた!この1年間だって会うのはいつもモニター越しじゃないか!
ワンダーウーマン:それでもまだ近すぎたのよ。
ワンダーウーマン:どうしてあなたはまだリーグと一緒に仕事をしてくれているの?

トレバー大佐:リーグには俺が必要だからだ。俺がワシントンの膿どもからの脅迫から君たちを守っているんだ。
トレバー大佐:君が人間界に来たころ、俺が君を守っていたように。
ワンダーウーマン:リーグにはあなたの庇護は必要ないわ。私たちだけでどうにかやれる。分かってるでしょ?
トレバー大佐:そうすると君は俺が君のそばにいたいからA.R.G.U.S.を率いてると、そう思ってるわけか。
トレバー大佐:君は他の人とは違うと思っていた。君だけは、俺の事を飼い主を追いかける子犬みたいな扱いをしないと思っていた。
トレバー大佐:もう行ってくれ。俺は疲れた。俺は本当に疲れたよ。


影響3.スーパーマンとワンダーウーマン
(何も言いません。とりあえずこのページだけ。)
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・・・トレバー大佐が本気で哀れだ。

影響3.グレイヴスのその後
刑務所に収監されたグレイヴス、彼の独房にひとりの女性が入ってくる。

タイプライターの方が好きと聞いたので、持ってきたわ。
私はアマンダ・ウォーラー、あなたにある本を書いて欲しいの。本のタイトルは「ジャスティスリーグを崩壊させる方法」がいいのだけれど、最終的な判は作者であるあなたに任せるわ。

アマンダが去った後、グレイヴスはおもむろにタイプライターを打ち始める。
本のタイトルは …
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影響4.そして。。。
ジャスティスリーグは信用できない
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戦争を止めるには新しいリーグが必要だ
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我々を救うためには、世界一偉大なヒーローなだけではまだ足りない。
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世界一危険なヒーローが必要なのだ!!
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というわけで、ひさびさのジャスティスリーグの紹介でした。
ジム・リーがアーティストを担当するジャスティスリーグは今回が最後。今後はDetective Comicsを担当していたトニー・ダニエルが後を引き継ぎます。

DCの社運を賭けたリランチの顔として、1年間旗艦タイトルを引っ張り続けたジム・リーが抜けるのは寂しいですが、正直、アーティストとしては既にゴールしてしまっているジム・リーがレギュラー誌を担当し続けるのは、鳥山明がジャンプに長期連載をするくらい違和感を覚えるのもまた事実。
ここは気持ちよく送り出してあげましょう。

ところで、新タイトルJustice League Americaの発表が今号でありましたが、開始は来年とのこと。
メンバーは、左からヴァイブ、キャットウーマン、トレバー大佐、新グリーンランタン、ジョン・ジョンズ、スターガール、カタナ、ホークマン、グリーンアロー。

正直、あまりDCに明るくない自分にはなじみのないキャラもいますが、以前ジャスティスリーグに登場したグリーンアローが気に入ったのと、ライターがジェフ・ジョーンズということで買わないわけにはいかないですね。!
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No title

こんばんは。なんか新しいJLAの顔ぶれを見るとJLAと言うよりJSAかJLIに見える感じですねー。イスラム系グリーンランタンも気になりますし、キャットウーマンがリーグ入りってのがかなり驚きです。

No title

コメントありがとうございます。
確かに2軍的な印象は否めないですよね。

イスラム系ランタンは登場回をパラ読みした限りだと、ハルやカイル達に比べてアウトロー寄りなので、新生JLAのコンセプト的には丁度良いのかもしれません。

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NOB-BON

Author:NOB-BON
X-men生まれSpawn育ちを地でいく、90年代アメコミバブルの残党。
しばらくの間、アメコミは翻訳本を買う程度だったのが、最近のデジタルコミックの手軽さにひかれ、本格的に復活しました。

基本的にMarvelメインですが、DCのリランチを機に自分の中でDCブームが来てるので、しばらくはDCの話題続くかも。
しばらくどころか完全にDC派に転びました。

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