Justice League Dark #9
ジャスティス・リーグ・ダーク
(作:ジェフ・レミーレ、画:マイケル・ジャナン)
今回は久々にJLDの紹介です。
*********
いつものように、ぼろアパートの一室で二日酔いで苦しんでいるコンスタンティンの下に、1人の男が訪れる。
男の名前はトレバー大佐、米国軍人にてジャスティス・リーグとの調整役である。

トレバー大佐 :コンスタンティン。話がある起きるんだ。私はトレバー。米軍の秘密部隊A.R.G.U.Sで働いている。
コンスタンティン:知ってる。TVでみた顔だ。ワンダーウーマンの愛人だろ?
(トレバー大佐は、マスコミからワンダーウーマンの元彼として扱われることにほとほと嫌気がさしています。
さらっと、本人が一番嫌がることを言ってのけるあたり、さすがコンスタンティンです。)
トレバー大佐 :単刀直入に言おう。こんなことを言いたくはないのだが、君たちの助けが必要だ。
コンスタンティン:他を当たってくれ。俺はお役人とは仕事をしないんだ。特にアメリカ政府のとはな。
トレバー大佐 :わかっている。だが君が興味を引きそうな報酬を準備した。"ブラックルーム"について聞き覚えは?
コンスタンティン:米軍が管理する魔力・霊力・その他に関連するアーティファクトの保管庫。単なる与太話だろ?
トレバー大佐 :いや、ブラックルームは実在して、今はA.R.G.U.Sの管理下だ。信じられないなら、なんで私がこれを持っているか説明できるかな?
コンスタンティン:Dr.デスティニーの夢石?どうやってこれを?

(Dr.ディスティニーは夢を操るヴィラン。実はその力の源である夢石は、コンスタンティンともかかわりの深いドリーム(モルフェウス)の持ち物です。ここら辺のくだりは、インターブックスから邦訳されたサンドマンに詳しいです。)
トレバー大佐 :これはまだ氷山の一角だ。もし君が協力をしてくれるならば、君をブラックルームに招き、10分間だけ独りにしてあげよう。。
トレバー大佐 :仮にその間、アーティファクトが数点"謎の消失"を遂げたとしても、、、
コンスタンティン:わかった。何をすればいい?
トレバー大佐はコンスタンティンに、A.R.G.U.S.の魔術顧問が南米でフェリックス・ファウスト(DCの古典的悪役)を調査している最中に、謎の失踪を遂げたことをつげ、その救出を依頼します。
トレバー大佐 :そうそう、我々は君たちのチームに"ジャスティス・リーグ・ダーク"というニックネームをつけ、監視させてもらっているよ。
コンスタンティン:最低のネーミングセンスだな。いずれにせよ俺たちはチームじゃない。
コンスタンティン:だからまず、連中を説得するところから始めないとな。
トレバー大佐 :君の検討を祈ってるよ。そうそう、それは返してもらうぞ。
(コンスタンティンが隠し持ったDr.ディスティニーの夢石を指しながら)

こうして、再びメンバーを集めるコンスタンティン。しかし、コンスタンティンはメンバーから蛇蝎のごとく嫌われているため、誰ひとり協力を申し出ません。
そこで、一計を案じたコンスタンティンはメンバーからの信頼が最も厚いザターラを、こっそりと口説きにかかります。

コンスタンティン:そういえば、トレバーにブラックルームの写真を見せてもらった。(嘘です)
コンスタンティン:はっきりとは見えなかったが、部屋の片隅になにがあったと思う?
コンスタンティン:お前の親父さんザターラの帽子さ。(嘘です)
コンスタンティン:お前が他のメンバーを説得してくれるならば、親父さんの帽子を真っ先にもってくるぜ。(もちろん嘘です)
・・・こんなことしてるから、嫌われるんだよ。
薄々は騙されていると気づいていながらまんまと口車に乗ってしまったザターナは、見事メンバーの説得に成功。
一行は一路アマゾンへの向かいます。そこで彼らが見たものは。。。
*********
というわけで、ライターを現在アニマルマンが大人気のレミーレに変更し、仕切り直されたJLD。
正直、前任者ピーター・ミリガンが担当する話は、最初の話も、I,Vampireとのクロスオーバーも、
「メンバーが思わせぶりな態度で右往左往するも状況は変わらず。最後にデウスエクスマギナが全て解決。」という、割としらけるパターンでした。
このため、ちょっと紹介を避けていたのですが、今回の話はなかなか楽しいですね。
(主にコンスタンティンの小悪党っぷりが(笑))
【新メンバー】
今回からJLDに加わったメンバーの紹介。
アンドリュー・ベネット
「I,Vampire」の主人公。前号までのクロスオーバー「Rise of Vampire」にて、地球最初の犯罪者にして魔の起源であるケインを打倒し、吸血鬼の王となった。
前回の事件でコンスタンティンに借りができ「困った時はいつでも呼んでくれ」と言ったのが運のつき、一緒にアマゾンに行ってくれる仲間がいないコンスタンティンに無理やり連れてこられます。

ブラックオーキッド
ARGUSより、JLDのお目付け役として派遣されてきたシェイプシフター。

ちなみに、シェイド・ザ・チェンジングマンはいろいろあって、チームから(というか現実世界から)脱落。
マインドワープは行方不明。マダム・ザナドゥはお留守番です。
【今回のお気に入り】
前回までの事件を振り返ったマダム・ザナドゥがコンスタンティンに放ったのひとこと。
「(前回の事件も)あなたの周囲の人間が犠牲になっただけ、あなたにとっては、いつものストーリーでしょ?」
これって、ヘルブレイザーの典型的ストーリーパターンを皮肉ったメタメタしいジョークですよね?
今回の話は、このメタジョークや、Dr.ディステニーの夢石のように、過去のヴァーティゴをリスペクトした描写が多くてなかなか楽しいです。
好きなキャラクターが多いシリーズですので、できればこのまま盛り上がってほしいものです。
(作:ジェフ・レミーレ、画:マイケル・ジャナン)
今回は久々にJLDの紹介です。
*********
いつものように、ぼろアパートの一室で二日酔いで苦しんでいるコンスタンティンの下に、1人の男が訪れる。
男の名前はトレバー大佐、米国軍人にてジャスティス・リーグとの調整役である。

トレバー大佐 :コンスタンティン。話がある起きるんだ。私はトレバー。米軍の秘密部隊A.R.G.U.Sで働いている。
コンスタンティン:知ってる。TVでみた顔だ。ワンダーウーマンの愛人だろ?
(トレバー大佐は、マスコミからワンダーウーマンの元彼として扱われることにほとほと嫌気がさしています。
さらっと、本人が一番嫌がることを言ってのけるあたり、さすがコンスタンティンです。)
トレバー大佐 :単刀直入に言おう。こんなことを言いたくはないのだが、君たちの助けが必要だ。
コンスタンティン:他を当たってくれ。俺はお役人とは仕事をしないんだ。特にアメリカ政府のとはな。
トレバー大佐 :わかっている。だが君が興味を引きそうな報酬を準備した。"ブラックルーム"について聞き覚えは?
コンスタンティン:米軍が管理する魔力・霊力・その他に関連するアーティファクトの保管庫。単なる与太話だろ?
トレバー大佐 :いや、ブラックルームは実在して、今はA.R.G.U.Sの管理下だ。信じられないなら、なんで私がこれを持っているか説明できるかな?
コンスタンティン:Dr.デスティニーの夢石?どうやってこれを?

(Dr.ディスティニーは夢を操るヴィラン。実はその力の源である夢石は、コンスタンティンともかかわりの深いドリーム(モルフェウス)の持ち物です。ここら辺のくだりは、インターブックスから邦訳されたサンドマンに詳しいです。)
トレバー大佐 :これはまだ氷山の一角だ。もし君が協力をしてくれるならば、君をブラックルームに招き、10分間だけ独りにしてあげよう。。
トレバー大佐 :仮にその間、アーティファクトが数点"謎の消失"を遂げたとしても、、、
コンスタンティン:わかった。何をすればいい?
トレバー大佐はコンスタンティンに、A.R.G.U.S.の魔術顧問が南米でフェリックス・ファウスト(DCの古典的悪役)を調査している最中に、謎の失踪を遂げたことをつげ、その救出を依頼します。
トレバー大佐 :そうそう、我々は君たちのチームに"ジャスティス・リーグ・ダーク"というニックネームをつけ、監視させてもらっているよ。
コンスタンティン:最低のネーミングセンスだな。いずれにせよ俺たちはチームじゃない。
コンスタンティン:だからまず、連中を説得するところから始めないとな。
トレバー大佐 :君の検討を祈ってるよ。そうそう、それは返してもらうぞ。
(コンスタンティンが隠し持ったDr.ディスティニーの夢石を指しながら)

こうして、再びメンバーを集めるコンスタンティン。しかし、コンスタンティンはメンバーから蛇蝎のごとく嫌われているため、誰ひとり協力を申し出ません。
そこで、一計を案じたコンスタンティンはメンバーからの信頼が最も厚いザターラを、こっそりと口説きにかかります。

コンスタンティン:そういえば、トレバーにブラックルームの写真を見せてもらった。(嘘です)
コンスタンティン:はっきりとは見えなかったが、部屋の片隅になにがあったと思う?
コンスタンティン:お前の親父さんザターラの帽子さ。(嘘です)
コンスタンティン:お前が他のメンバーを説得してくれるならば、親父さんの帽子を真っ先にもってくるぜ。(もちろん嘘です)
・・・こんなことしてるから、嫌われるんだよ。
薄々は騙されていると気づいていながらまんまと口車に乗ってしまったザターナは、見事メンバーの説得に成功。
一行は一路アマゾンへの向かいます。そこで彼らが見たものは。。。
*********
というわけで、ライターを現在アニマルマンが大人気のレミーレに変更し、仕切り直されたJLD。
正直、前任者ピーター・ミリガンが担当する話は、最初の話も、I,Vampireとのクロスオーバーも、
「メンバーが思わせぶりな態度で右往左往するも状況は変わらず。最後にデウスエクスマギナが全て解決。」という、割としらけるパターンでした。
このため、ちょっと紹介を避けていたのですが、今回の話はなかなか楽しいですね。
(主にコンスタンティンの小悪党っぷりが(笑))
【新メンバー】
今回からJLDに加わったメンバーの紹介。
アンドリュー・ベネット
「I,Vampire」の主人公。前号までのクロスオーバー「Rise of Vampire」にて、地球最初の犯罪者にして魔の起源であるケインを打倒し、吸血鬼の王となった。
前回の事件でコンスタンティンに借りができ「困った時はいつでも呼んでくれ」と言ったのが運のつき、一緒にアマゾンに行ってくれる仲間がいないコンスタンティンに無理やり連れてこられます。

ブラックオーキッド
ARGUSより、JLDのお目付け役として派遣されてきたシェイプシフター。

ちなみに、シェイド・ザ・チェンジングマンはいろいろあって、チームから(というか現実世界から)脱落。
マインドワープは行方不明。マダム・ザナドゥはお留守番です。
【今回のお気に入り】
前回までの事件を振り返ったマダム・ザナドゥがコンスタンティンに放ったのひとこと。
「(前回の事件も)あなたの周囲の人間が犠牲になっただけ、あなたにとっては、いつものストーリーでしょ?」
これって、ヘルブレイザーの典型的ストーリーパターンを皮肉ったメタメタしいジョークですよね?
今回の話は、このメタジョークや、Dr.ディステニーの夢石のように、過去のヴァーティゴをリスペクトした描写が多くてなかなか楽しいです。
好きなキャラクターが多いシリーズですので、できればこのまま盛り上がってほしいものです。
スポンサーサイト