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ハルク#1

ハルク#1
(作:ドニー・ケイツ、画:ライアン・オットリー)

ブルース・バナーの生涯の目的は、1人の科学者として人類の既知領域を広げていくこと事。
ヒーローになることなどでは、けして無かった。

ヒーローとしての自分と、"ヒーローとしてのブルース・バナー"を自分に押し付けるに世間の両方に見切りをつけたバナー博士は、自身の計画の第一段階を実行に移す。
そしてその第一段階とは、「ハルクを宇宙船にする」ことであった……
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というわけで、今を時めく人気ライター、ドニー・ケイツを担当に据えて始まった新『ハルク』のテーマは、ずばり"宇宙船ハルク"。
その名の通り、今回ブルース・バナーは、ハルクを宇宙船に仕立て上げ、最後のフロンティアへと飛び立ちます。

……言っている意味が、わかりませんよね?

具体的な手順として、まずブルースはA.I.M.から強奪した機械を自らの身体に埋め込み、その耐久度を向上。
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そのうえで自分の精神世界を宇宙船の内装に再構築。
ハルクの心の艦橋に座り宇宙船のコントロール権を握るのは、もちろんブルース・バナー(の人格)。
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そしてひとたび船に脅威が迫ると、バナー博士は「エンジン全開!」とレバーを倒す。
20211211_02.jpg

すると、エンジンルームに閉じ込められたハルク(の人格)に攻撃が加えられ、
20211211_06.jpg

ハルクが怒ることで、宇宙船(=現実世界のハルクの肉体)がパワーアップする。
20211211_05.jpg

…という仕組みになっています。
つまり、ハルクの無敵の肉体を宇宙船に見立て、それをコントロールするブルース・バナーを乗組員と見立てたわけですね。
うーん、この馬鹿馬鹿しいまでのスケールと強引さ。ドニー・ケイツって感じです。
(ちょっとうん蓄を語らせてもらうと"hulk"という単語は、元々"巨大な廃船"という意味です)


「ハルクの存在理由が、ブルース・バナーの脅威から人々を守るためであったら?」という不穏なテーマから、今後のブルース・バナー船長の暴走が気になるタイトルですが、まだ1話しか発売されておらず、英語も非常に簡単ですので、この奇抜な設定が気になった方は是非!

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今回、紹介した作品はこちら(リンクは電子書籍です)。繰り返しになりますが、まだ1話しか出ていたいので、今から追うのは非常に簡単です。


続いて翻訳本ですが、マーベルは『ヤング・アベンジャーズ:サイドキックス(仮)』の翻訳が決定。
MCUで着々と若手ヒーローたちが登場し「こいつらが登場するのでは?」と予想されているヒーローチームです。
またMCUといえばMCUの人気者、ロキを主人公としたタイトル『ロキ:地球に落ちて来た神』は今月発売予定です。
そして管理人がどうしても推しておきたいのが『ハウス・オブ・X/パワーズ・オブ・X』。
この1冊でX-MENをマーベルのトップフランチャイズに返り咲かせた傑作で、おそらく10年後、20年後になってもX-MENの歴史を振り返るときには名前が出る作品。コミックの間に挟まれる文字資料が、ストーリーを加速させる非常に独特の読書体験をもたらせてくれる作品なのですが、いかんせん文字資料は英語で読むのが大変なので、翻訳は非常にありがたいです。




DCについては、バットマンのオールウェイズベストとして名前の挙がる『バットマン:エゴ』の翻訳が決定。
数々の賞をとり、ファンから愛される傑作を多数手がけながら、53歳という若さで急逝したダーウィン・クックのバットマンがついに日本到来です。
またバットマンについては、欧州、南米、アジア、世界中の実力派アーティストが独自のスタイルでバットマンを描くオムニバス。
『バットマン:ザ・ワールド』の翻訳が決定。日本からは時代劇漫画界の雄、崗田屋愉一が参加しています。


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NOB-BON

Author:NOB-BON
X-men生まれSpawn育ちを地でいく、90年代アメコミバブルの残党。
しばらくの間、アメコミは翻訳本を買う程度だったのが、最近のデジタルコミックの手軽さにひかれ、本格的に復活しました。

基本的にMarvelメインですが、DCのリランチを機に自分の中でDCブームが来てるので、しばらくはDCの話題続くかも。
しばらくどころか完全にDC派に転びました。

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