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アメコミ放浪記が選ぶ2018年アメコミ名シーン

明けましておめでとうございます。

最近、更新が滞り気味ですみません。
実は昨年の夏の終わりに更新用のPCのある部屋のエアコンが壊れまして、その関係で寒さのあまりどうにも更新する気力が起きなかったりします。春になればまた更新できるようになると思うので、それまで温かい目で見守ってください。

と、言い訳はこれくらいにしておいて、久しぶりの更新となる今回は「アメコミ放浪記が選ぶ2018年アメコミ名シーン」と題して、管理人的に刺さった2018年のアメコミの名シーンを振り返っていきたいと思います。


ヒーローたちの祝勝パーティ

(ダークナイツ:メタル #6)
まずは2017年から2018年に展開し、大ヒットを飛ばしたイベントのラストシーンから。
些細なコンテュニティや物語上の細かい説明よりもノリとテンポを重視する、おもちゃ箱をひっくり返したようなイベントのラストに相応しく、最後はヒーローたちが踊りまくる。

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ダミアンとスーパーボーイがかき鳴らす『バットマンのテーマ(パンクロック・アレンジ)』が流れる中でスタッフロールがせりあがっていく様子が目に浮かぶような、一本の大予算映画を見終わったような高揚感のあるエンディングが最高でした。
(ちなみに翻訳版が早くも発売)

グランドマスターとのポーカー勝負
(アベンジャーズ #689)
ここ数年のアベンジャーズ系列誌のグランドフィナーレとなった週刊タイトル『アベンジャーズ:ノーサレンダー』から。
"ユニバース最強の勝負師"を意味するグランドマスターの名を懸けた宇宙的存在同士の戦いに巻き込まれた地球。
彼らにとってみれば使い捨てのゲーム盤でしかない地球を守るために初代グランドマスターに勝負を挑んだのは、一度アベンジャーズに籍を置いたことだけが自慢の地方ヒーロー、リビングライトニングであった。

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己の命、地球の運命、賭けられるもの全てを賭けたリビングライトニングが最後に賭けたチップ。それはグランドマスターにとって無上の価値がありながら、リビングレーザーにとっては無用の長物であった。
アベンジャーズの本当の存在価値を知る者にしか賭けることができない最後のチップとは、果たして何なのか!?

…ということで、「最初から登場しているけど、どうせリビングライトニングは体のいい自己犠牲要員なんだろうな」という冷めた目でしか見れていなかった管理人の目を一気に開かせてくれたこのシーンを選出。


DCユニバースの"終末の日"が判明
(ドゥームズデイ・クロック#7)
(詳細はこの記事を参照。)
2017年に企画が発表された時から目にしていた、本作のロゴマーク。
20170702_07.jpg
そのロゴマークが意味するところが改めて提示された瞬間、鳥肌が立つような興奮を覚えました。

ロイスとクラークの新しい家族の形
(アクションコミックス#1004)
「孫であるジョンに広い世界を見せてやりたい」というジョー・エルの提案を受け、ジョンの夏休みを利用した宇宙旅行に同行することとなったロイス。
その間、地球に残ったクラークは家族のいない侘しい単身生活を送ることとなる。

そんなある日、クラークは出版社の友人からありえない噂を聞かされる。
ロイスがメトロポリスで密かに新たなルポタージュの執筆を進めているというのだ。
息子と共に地球を離れた筈のロイスが自分に内緒で地球に帰っているという噂を、初めは一笑に付したクラークであったが、彼の超聴力は、ロイスと同じ鼓動の持ち主が確かにメトロポリスに存在することを明らかにする。

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クラーク:ロイス?
"謎のロイス"の前に降り立ち、そっと声をかけるクラーク。
すると、彼女は観念したかのようにウィッグを外し…
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久しぶりに夫婦水入らずの時間を過ごした後で、ロイスはクラークに、「ジョンはジョー・エルの庇護の下で元気にやっていること」、「知らない世界を旅しジョンの視野を広げるという意味で、自分の存在はむしろ邪魔であったこと」を伝える。
子育てに関する短いやりとりの末、ジョンの旅については意見を一致させた2人。しかし、2人の間にはもう一つ解決しなければいけないわだかまりがあった。
それは、「何故、ロイスは地球に帰還した事をクラークに告げず、独り密かに執筆活動を続けているのか?」ということ。

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そして2人は、「親として、伴侶として、そして個人としての人生」、「"普通"であろうとすることへの疑問」について短くも重要な議論を交わす…

人生の折り返し地点を迎え、妻と2人の子供と共に暮らす管理人にとって、「これは自分が50代になっても、60代になっても死ぬまでアメコミを読んでられるかもな」と思わせるくらい刺激を受けた一篇でした。

DCリバース後のスーパーマン系列の底流に流れていた「スーパーマンは父親としてもスーパーだった」という雰囲気は、読んでいて非常に心地いいのですが、その"古き良き"家庭観に作り物めいたものを感じ、それが押し付けられることに対して若干の息苦しさを感じてしまうこともまた事実。
そんな家庭観に"古き良き"以外の視点から疑義を差し込むのは、非常に今日的な展開だなと思います。

また、ロイスの行動を無責任と責める理屈はいくらでもわいてきますが、80年前に初めてコミックに登場したロイスが「女だてらに男顔負けの行動力でスクープをものにする進歩的な女性」であったことを考えると、現代においてはこれくらい行動力があった方が"らしい"のでは?と思えてきます。

黒幕登場
(バットマン #50)
(詳細はこの記事を参照。)
「バットマンとキャットウーマンは本当に結婚するのか?」という事がファンの最大の注目ごととなり、浮かれた雰囲気が続いてたバットマン誌の雰囲気を一気に変え、今まで読んできた50話のストーリーが1つの大きな物語であったことを読者に気づかせると同時に、バットマンの宿敵ベインに再び初登場時に凄みを与えた、忘れられないシーン。
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2020年まで続くことが予告されているトム・キングによるバットマン誌、2019年はひとまずは「いつどのようにバットマンは"敵"の存在に気が付くのか?」を楽しみにしていきたいと思います。

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まずお勧めなのが『バットマン・メタル:ライジング』。こちらは発売済みのバットマン・メタルに登場した、7人の悪夢世界のバットマンのオリジンを描いた短編集となります。
正史世界とよく似た世界を舞台に、我々の知るバットマンがどうしてあのような姿に転落したのかが描かれるのですが、これがいずれも傑作ぞろいなので、本編を読んで彼らの姿に引かれた方は是非どうぞ。
バットマンの息子ダミアンと、スーパーマンの息子ジョンを主人公とした『スーパーサンズ』の続編も予約開始。殺伐としたメタルとは対照的に、読んでいて自然と笑みがこぼれるような素敵な作品です。
不朽の名作『ダークナイト・リターンズ』の続編となる『バットマン/ダークナイト:マスター・レイス』の翻訳も決定。
評判が今一つであった前作『ダークナイト・ストライク・アゲイン』の印象を吹き飛ばし、フランク・ミラーがまだまだ現役であることを示した話題作なので、管理人は楽しみです。
また、名作と言えば鬼才アラン・ムーアの人気シリーズの最新作『リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン:センチュリー』の予約も開始。
ドラキュラや海底二万マイルなど様々な物語の登場人物たちが次々登場した前作から時代は流れ、舞台は20世紀に。
今度はハリー・ポッターやジェームス・ボンド、メリー・ポピンズも登場してくると聞いているので、これまた楽しみです。



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プロフィール

NOB-BON

Author:NOB-BON
X-men生まれSpawn育ちを地でいく、90年代アメコミバブルの残党。
しばらくの間、アメコミは翻訳本を買う程度だったのが、最近のデジタルコミックの手軽さにひかれ、本格的に復活しました。

基本的にMarvelメインですが、DCのリランチを機に自分の中でDCブームが来てるので、しばらくはDCの話題続くかも。
しばらくどころか完全にDC派に転びました。

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