ダークナイツ:メタル #1
ダークナイツ:メタル #1
(作:スコット・スナイダー、画:グレッグ・カプロ)
【斗え!ジャスティスリーグ】
モンガル:皆の者とくと見よ!我らがジャスティスリーグの雄姿を!
さて、次なる対戦相手を選ばせてもらおうか…

ここは宇宙の誇大妄想狂モンガルの支配する要塞惑星の闘技場。
そこでジャスティスリーグは血に飢えた観客の前で終わり無き戦いを強いられていた。
弱体化装置によって普段の実力を発揮できず、じりじりと消耗していくヒーローたち。
彼らの次なる相手は、彼ら同様モンガルによって攫われてきた"トイマン"こと天才少年ヒロが造らされた戦闘ロボット"ファルカン・アボニウス"であった。

自らの姿をモチーフとした巨大な機械に絶望的な戦いを挑むジャスティスリーグ。
しかし、リーグの参謀であるバットマンだけは気が付いていた、トイマンがロボットの名前に仕込んだリーグへのメッセージに。
トイマンからのメッセージに従い、ロボットに仕込まれた秘密のスイッチを押すバットマンたち。
するとロボットはリーグの面々を取り込み…

(これがファルカン・アボニウスの真の姿。オタクのトイマンらしくボルトロン風…)
かくしてヒーローたちは今日も勝利を収めた。
これはジャスティスリーグにとっては取るに足らない日常的な事件の筈だった…彼らが地球に戻るまでは…
【未知への挑戦者】
地球に帰ったジャスティスリーグが目にしたもの、それはゴッサムシティの中央に一夜にして現れた巨大な山であった。

山の名前はチャレンジャーズマウンテン。
かつて"チャレンジャーズ・オブ・ジ・アンノウン"と呼ばれた冒険者たちの研究所があったこの山は、チャレンジャーズの最後の未踏地への挑戦で起こった事故で虚空へと消失。
その消え去った山が突然、ゴッサムの中央に現れたのだ。

(ちなみにこちらが元々のチャレンジャーズ。シルバーエイジに活躍したヒーローチームです。)
チャレンジャーズの残した研究所を調査するリーグ。
そんな彼らの前に現れたのは、世界の危機と戦う特殊航空部隊ブラックホークのリーダーを名乗る女性。
彼女は、チャレンジャーズマウンテンの出現が意味するものと、このユニバースではない"未知の世界"からの侵略者の存在をリーグに警告しにヒーローの前に現れたのだ。

(彼女がブラックホークのリーダー"レディ・ブラックホーク"。本名をケンドラ・サンダーズといい、かつてはホークガールを名乗っていました)
【メタル】
レディ・ブラックホークの説明によれば、実は今回の侵略は突然始まったものではなく、何世紀も昔から周到に準備されたもの。
しかし侵略者が潜む"未知の世界"の存在を、はるか昔に予測していた人物がいた。

その男の名前はカーター・ホールまたの名をホークマン。
古代のエジプトで謎の金属エンスメタルと接触し輪廻転生を繰り返す不死能力を手に入れたホークマンは、その繰り返される人生をエンスメタルの研究に費やしたのだ。
やがて彼は、エンスメタルはこの世ではないどこか別の世界から、無限ともいえるその力を引き出していることを発見。
その未知なる世界の正体を探る道をもとめ、ホークマンは世界中から、
ヒーロー(スターマン)や、

パイロット(オリジナルのブラックホーク)、

科学者(ウィル・マグナスとメタルメン)、

冒険者(チャレンジャーズとレッドトルネード)、

など様々な才能を集める。
その結果、ホークマンはエンスメタルの無限の力の源泉となる場所を特定。
冒険を求め、長年の伴侶であるケンドラ(レディ・ブラックホーク)の制止を振り切りそこに旅立ったのだ。
突然、壮大な話を聞かされて唖然とするリーグの前で、突然見慣れぬ(読者にとっては見慣れた)地図を広げるケンドラ。

ケンドラ:これは我々の住むアースも含まれたマルチバースの地図。
しかし、ホークマンはいずれのアースもエンスメタルの力の震源地でないことを突き止めたの。
ケンドラが広げたのは、マルチバーシティ発表時に公開されたDCユニバースに存在する52のアースを載せた地図。
その地図に誰よりも早く反応したのは、リーグで一番マルチバースと関連の深い人物フラッシュであった。
フラッシュ:そんな筈は…。僕もマルチバースを研究したからわかるけど、ちゃんと52個のすべてのアースが載ってる。
ここじゃないならば、いったいどこから…
ケンドラ:ここよ!

フラッシュからの問いに、やおら地図をひっくり返すケンドラ。
ケンドラ:ここダークマルチバースから来るの
そこに広がるのは何も描かれていない、ただの漆黒であった…
*********************
というわけで、夏から始まったDCの大型イベント『ダークナイツ:メタル』のさわりの部分の紹介でした。
で本当は、ここからいつも通り今回のイベントの魅力だとか位置づけだとか、そんなことを語りたかったのですが、
正直、私の筆力が及ばないせいで、今回の記事ではこの作品のテーマである、
"DC世界の拡大"と"やけくそなまでのエネルギー"を紹介することはできませんでした。
というわけで、次回の記事で"DC世界の拡大"を、その次の記事で"やけくそなまでのエネルギー"を紹介する記事を書かせてもらって、そこで改めて語らせてください。
【宣伝】
一番気になるのはアイズナー賞も受賞した『絶対無敵スクイレルガール:けものがフレンド』と、日本人アーティストであるグリヒルさんのポップなアートが素敵な『グウェンプール:こっちの世界にオジャマしま~す』。
この2冊と先日発売した『Ms.マーベル:もうフツーじゃないの』の3冊を購入すると『ギャラクタ:パパは宇宙魔神』が貰えるといういう特典付き。商売がうまいんだから。
そして最近はマーベルの屋台骨となりつつあるスターウォーズレーベルからは『スター・ウォーズ:ダース・ベイダー シュー=トラン戦役』が発売。
じつはスターウォーズシリーズの中で管理人が一番楽しみにしてるのがこのシリーズ。皇帝の陰に隠れて自らの陰謀を進めるダース・ベイダーが最高にかっこいいピカレスクロマン!
そして毎月の恒例となりつつあるデッドプールについては早くもAll-New All-Different Marvelレーベルの作品『デッドプール ワールズ グレイテスト:ミリオネア・ウィズ・ア・マウス』が発売。
シークレットウォーズ後の"空白の8か月"の間に、デッドプールが世界一愛される世界一の金持ちに!?
続いて気になるのが『イヤー・オブ・マーベルズ』。こちらは「マーベル世界の祝日」をテーマに様々なタイトルから作品を持ってきた選集となっており、父を亡くしたノヴァを励ますトニー・スタークや、春の祝日にあくせく働かざるを得ないアントマンの悲哀など、コミックでは珍しいヒーローたちの日常が読めるのが魅力。
そして短編集と言えばこちらも楽しみなのが『ハーレイ・クイン:リトル・ブラック・ブック』。
DCの人気者ハーレイが、一話交代でDCの様々なキャラクターと絡むのが楽しい一冊。
(作:スコット・スナイダー、画:グレッグ・カプロ)
【斗え!ジャスティスリーグ】
モンガル:皆の者とくと見よ!我らがジャスティスリーグの雄姿を!
さて、次なる対戦相手を選ばせてもらおうか…

ここは宇宙の誇大妄想狂モンガルの支配する要塞惑星の闘技場。
そこでジャスティスリーグは血に飢えた観客の前で終わり無き戦いを強いられていた。
弱体化装置によって普段の実力を発揮できず、じりじりと消耗していくヒーローたち。
彼らの次なる相手は、彼ら同様モンガルによって攫われてきた"トイマン"こと天才少年ヒロが造らされた戦闘ロボット"ファルカン・アボニウス"であった。

自らの姿をモチーフとした巨大な機械に絶望的な戦いを挑むジャスティスリーグ。
しかし、リーグの参謀であるバットマンだけは気が付いていた、トイマンがロボットの名前に仕込んだリーグへのメッセージに。
トイマンからのメッセージに従い、ロボットに仕込まれた秘密のスイッチを押すバットマンたち。
するとロボットはリーグの面々を取り込み…

(これがファルカン・アボニウスの真の姿。オタクのトイマンらしくボルトロン風…)
かくしてヒーローたちは今日も勝利を収めた。
これはジャスティスリーグにとっては取るに足らない日常的な事件の筈だった…彼らが地球に戻るまでは…
【未知への挑戦者】
地球に帰ったジャスティスリーグが目にしたもの、それはゴッサムシティの中央に一夜にして現れた巨大な山であった。

山の名前はチャレンジャーズマウンテン。
かつて"チャレンジャーズ・オブ・ジ・アンノウン"と呼ばれた冒険者たちの研究所があったこの山は、チャレンジャーズの最後の未踏地への挑戦で起こった事故で虚空へと消失。
その消え去った山が突然、ゴッサムの中央に現れたのだ。

(ちなみにこちらが元々のチャレンジャーズ。シルバーエイジに活躍したヒーローチームです。)
チャレンジャーズの残した研究所を調査するリーグ。
そんな彼らの前に現れたのは、世界の危機と戦う特殊航空部隊ブラックホークのリーダーを名乗る女性。
彼女は、チャレンジャーズマウンテンの出現が意味するものと、このユニバースではない"未知の世界"からの侵略者の存在をリーグに警告しにヒーローの前に現れたのだ。

(彼女がブラックホークのリーダー"レディ・ブラックホーク"。本名をケンドラ・サンダーズといい、かつてはホークガールを名乗っていました)
【メタル】
レディ・ブラックホークの説明によれば、実は今回の侵略は突然始まったものではなく、何世紀も昔から周到に準備されたもの。
しかし侵略者が潜む"未知の世界"の存在を、はるか昔に予測していた人物がいた。

その男の名前はカーター・ホールまたの名をホークマン。
古代のエジプトで謎の金属エンスメタルと接触し輪廻転生を繰り返す不死能力を手に入れたホークマンは、その繰り返される人生をエンスメタルの研究に費やしたのだ。
やがて彼は、エンスメタルはこの世ではないどこか別の世界から、無限ともいえるその力を引き出していることを発見。
その未知なる世界の正体を探る道をもとめ、ホークマンは世界中から、
ヒーロー(スターマン)や、

パイロット(オリジナルのブラックホーク)、

科学者(ウィル・マグナスとメタルメン)、

冒険者(チャレンジャーズとレッドトルネード)、

など様々な才能を集める。
その結果、ホークマンはエンスメタルの無限の力の源泉となる場所を特定。
冒険を求め、長年の伴侶であるケンドラ(レディ・ブラックホーク)の制止を振り切りそこに旅立ったのだ。
突然、壮大な話を聞かされて唖然とするリーグの前で、突然見慣れぬ(読者にとっては見慣れた)地図を広げるケンドラ。

ケンドラ:これは我々の住むアースも含まれたマルチバースの地図。
しかし、ホークマンはいずれのアースもエンスメタルの力の震源地でないことを突き止めたの。
ケンドラが広げたのは、マルチバーシティ発表時に公開されたDCユニバースに存在する52のアースを載せた地図。
その地図に誰よりも早く反応したのは、リーグで一番マルチバースと関連の深い人物フラッシュであった。
フラッシュ:そんな筈は…。僕もマルチバースを研究したからわかるけど、ちゃんと52個のすべてのアースが載ってる。
ここじゃないならば、いったいどこから…
ケンドラ:ここよ!

フラッシュからの問いに、やおら地図をひっくり返すケンドラ。
ケンドラ:ここダークマルチバースから来るの
そこに広がるのは何も描かれていない、ただの漆黒であった…
*********************
というわけで、夏から始まったDCの大型イベント『ダークナイツ:メタル』のさわりの部分の紹介でした。
で本当は、ここからいつも通り今回のイベントの魅力だとか位置づけだとか、そんなことを語りたかったのですが、
正直、私の筆力が及ばないせいで、今回の記事ではこの作品のテーマである、
"DC世界の拡大"と"やけくそなまでのエネルギー"を紹介することはできませんでした。
というわけで、次回の記事で"DC世界の拡大"を、その次の記事で"やけくそなまでのエネルギー"を紹介する記事を書かせてもらって、そこで改めて語らせてください。
【宣伝】
一番気になるのはアイズナー賞も受賞した『絶対無敵スクイレルガール:けものがフレンド』と、日本人アーティストであるグリヒルさんのポップなアートが素敵な『グウェンプール:こっちの世界にオジャマしま~す』。
この2冊と先日発売した『Ms.マーベル:もうフツーじゃないの』の3冊を購入すると『ギャラクタ:パパは宇宙魔神』が貰えるといういう特典付き。商売がうまいんだから。
そして最近はマーベルの屋台骨となりつつあるスターウォーズレーベルからは『スター・ウォーズ:ダース・ベイダー シュー=トラン戦役』が発売。
じつはスターウォーズシリーズの中で管理人が一番楽しみにしてるのがこのシリーズ。皇帝の陰に隠れて自らの陰謀を進めるダース・ベイダーが最高にかっこいいピカレスクロマン!
そして毎月の恒例となりつつあるデッドプールについては早くもAll-New All-Different Marvelレーベルの作品『デッドプール ワールズ グレイテスト:ミリオネア・ウィズ・ア・マウス』が発売。
シークレットウォーズ後の"空白の8か月"の間に、デッドプールが世界一愛される世界一の金持ちに!?
続いて気になるのが『イヤー・オブ・マーベルズ』。こちらは「マーベル世界の祝日」をテーマに様々なタイトルから作品を持ってきた選集となっており、父を亡くしたノヴァを励ますトニー・スタークや、春の祝日にあくせく働かざるを得ないアントマンの悲哀など、コミックでは珍しいヒーローたちの日常が読めるのが魅力。
そして短編集と言えばこちらも楽しみなのが『ハーレイ・クイン:リトル・ブラック・ブック』。
DCの人気者ハーレイが、一話交代でDCの様々なキャラクターと絡むのが楽しい一冊。
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