スーパーマン #14
スーパーマン #14
(作:ピーター・J・トマシ、画:パトリック・グリーソン)
人間としての仕事を終え、車にて我が家へと向かうクラーク・ケント。
暗い夜道の中、突如クラークの運転する車の前に人影が飛び出してくる。
飛び出してきた人影、それはなんとロシア語を話し、胸にソビエト連邦のシンボルである"鎌と槌"のマークを掲げたスーパーマンであった!

(このブログを読んでいる方には言わずもがなだと思いますが、このソ連版スーパーマンは傑作『スーパーマン:レッドサン』の主人公です。)
満身創痍の状態で現れたソ連版スーパーマンに一瞬驚くも、今のスーパーマンは『クライシス・オン・インフィニット・アースズ』も『ファイナルクライシス』も『コンバージェンス』も潜り抜けた歴戦の勇者、すぐさま会話をロシア語に切り替え、ソ連版スーパーマンを介抱する。
しかし、ユニバースを超えこの世界にやってきたのは、彼だけではなかった。
ソ連版スーパーマンを追ってきた謎の戦闘員と…

マルチバースに危機が迫るときに集まる多次元宇宙の護り手、ジャスティスリーグ・インカーネートであった!

そしてこの世界のスーパーマンは知る、何者かが各ユニバースからスーパーマンを誘拐していること、そしてこの世界でターゲットとなっているのは、"中華スーパーマン"ことスーパー・マンであることを!
***********************
ということで、スーパーマン#14の紹介でした。
今回登場したジャスティスリーグ・インカーネートは、グラント・モリソンの『マルチバーシティ』にて結成されたヒーローチーム。
いつ始まるかもしれない続編『マルチバーシティ,トゥー』を待たずして、その姿を目にすることになるとは思っていなかったので衝撃でした。
スーパーマン誌は3月より開始するアクションコミックス誌とのクロスオーバー『スーパーマン:リボーン』にて、DCリバースの重要人物の一人と目される男Mr.オズや、もう一人のクラーク・ケント、そしてもう一人のスーパーマンが物語に本格的に絡んでいくことが予告されています。
今回のストーリーがこのクロスオーバーとどこまでかかわってくるのかは未知数です(実はそこまで絡んでこないのではと思っています)が、それはさておき久しぶりにマルチバースのスーパーマンたちがそろい踏みする本作に期待はつきません。
【宣伝】(使いまわし)
新作の発表が多すぎて、何を紹介したんだかしてないんだか分からなくなってしまった翻訳アメコミ。
今回は目についた作品を片っ端から紹介。
まずはイベント『ジャスティスリーグvsスーサイドスクワッド』も始まり、いまDCが最も力を入れているタイトルであるスーサイドスクワッドから、その主要メンバーに焦点を当てた2作品『スーサイド・スクワッド モスト・ウォンテッド:デッドショット』と『スーサイド・スクワッド モスト・ウォンテッド:カタナ』が発売。
またゴッサムシティのはずれにある名門校を舞台にした学園探偵もの『ゴッサム・アカデミー:カラミティ』が発売。
Twitter上で話題になった"イケメン・ダミアン"が遂に登場。マップス、ダミアン、グラップル銃の三角関係に発展!
そして『アクアマン:王の最期』にてジェフ・ジョーンズ期のアクアマンが遂に完結。オーシャンマスターを倒しアトランティス王位を改めて継ぐこととなったアーサーの前に、古代の王が甦る!
お次は月刊が通常のアメコミ界において、週刊作品を1年間続けるというクレイジーな企画『バットマン:エターナル』の上巻がまさかの刊行。
ジム・ゴードン逮捕の衝撃と共に、ゴッサムで最も危険な"人"――カーマイン・ファルコーネが帰ってくる!
次も大作『バットマン:ノーマンズランド』の3巻が刊行。90年代後半のバットマンの金字塔となったクロスオーバーのいよいよ後半戦。
そして「LOBO ポートレイト・オブ・ア・バスティッチ」で驚異の翻訳デビューを果たしたジュリアンパブリッシングから、『BATMAN LOBO / LOBO AUTHORITY:HOLIDAY HELL』が発売!
容赦のない筋肉描写で一世を風靡したサイモン・ビズレーのアートで、ロボとバットマンが読めるよろこび!
翻訳デビューといえば、誠文堂新光社も翻訳アメコミに参戦。そしてそのチョイスが凄い!
まずはヴァイオレンスグルメコミック界の金字塔(そんな"界"があるならばですが)『GET JIRO!』!
"スシ"の名をかたるまがい物が幅を利かせる悪徳の街ロサンセルスに、硬派な寿司職人ジローが帰ってくる。
色物と侮ることなかれ、著作の映画化も控えた有名グルメライター、アンソニー・ボーデインがライターなだけあって、その寿司描写だけは確か。ほかの設定は頭のネジがかなり飛んでいますが…
続いてはガース・エニスの『ザ・ボーイズ』。ヒットマン、パニッシャーなど、問題作を数多く世に送り出したガース・エニスの作品の中でも一番の問題作である本作。
大手出版社の自主規制の頸木を逃れたエニスが、本当に下世話で下品でハートフルなヒーロー界を描く!
続いては『ウォーキングデッド』で飛ぶ鳥を落とす勢いのライター、ロバート・カークマンの『アウトキャスト』が翻訳。
こちらは管理人は未読なのですが、悪魔祓いをテーマにした話題作の翻訳ということで非常に楽しみです。
最後にエンターブレインから『ヒットマン』の続巻が刊行されることが発表。
てっきりラインが止まったと思っていたヒットマンの復活が大変うれしいです。New52世界にも帰ってこないかなモナハン。
"最後に"と思ったら、まだ重要な作品『ハワード・ザ・ダック』の紹介が漏れていました。
私世代だと、ルーカスによる映画でお馴染みの彼ですが、実は近年マーべス世界で復活を果たし、大人気となっています。
地球と宇宙を股にかけるやや脱力系のコメディですが、その面白さお墨付き。
(作:ピーター・J・トマシ、画:パトリック・グリーソン)
人間としての仕事を終え、車にて我が家へと向かうクラーク・ケント。
暗い夜道の中、突如クラークの運転する車の前に人影が飛び出してくる。
飛び出してきた人影、それはなんとロシア語を話し、胸にソビエト連邦のシンボルである"鎌と槌"のマークを掲げたスーパーマンであった!

(このブログを読んでいる方には言わずもがなだと思いますが、このソ連版スーパーマンは傑作『スーパーマン:レッドサン』の主人公です。)
満身創痍の状態で現れたソ連版スーパーマンに一瞬驚くも、今のスーパーマンは『クライシス・オン・インフィニット・アースズ』も『ファイナルクライシス』も『コンバージェンス』も潜り抜けた歴戦の勇者、すぐさま会話をロシア語に切り替え、ソ連版スーパーマンを介抱する。
しかし、ユニバースを超えこの世界にやってきたのは、彼だけではなかった。
ソ連版スーパーマンを追ってきた謎の戦闘員と…

マルチバースに危機が迫るときに集まる多次元宇宙の護り手、ジャスティスリーグ・インカーネートであった!

そしてこの世界のスーパーマンは知る、何者かが各ユニバースからスーパーマンを誘拐していること、そしてこの世界でターゲットとなっているのは、"中華スーパーマン"ことスーパー・マンであることを!
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ということで、スーパーマン#14の紹介でした。
今回登場したジャスティスリーグ・インカーネートは、グラント・モリソンの『マルチバーシティ』にて結成されたヒーローチーム。
いつ始まるかもしれない続編『マルチバーシティ,トゥー』を待たずして、その姿を目にすることになるとは思っていなかったので衝撃でした。
スーパーマン誌は3月より開始するアクションコミックス誌とのクロスオーバー『スーパーマン:リボーン』にて、DCリバースの重要人物の一人と目される男Mr.オズや、もう一人のクラーク・ケント、そしてもう一人のスーパーマンが物語に本格的に絡んでいくことが予告されています。
今回のストーリーがこのクロスオーバーとどこまでかかわってくるのかは未知数です(実はそこまで絡んでこないのではと思っています)が、それはさておき久しぶりにマルチバースのスーパーマンたちがそろい踏みする本作に期待はつきません。
【宣伝】(使いまわし)
新作の発表が多すぎて、何を紹介したんだかしてないんだか分からなくなってしまった翻訳アメコミ。
今回は目についた作品を片っ端から紹介。
まずはイベント『ジャスティスリーグvsスーサイドスクワッド』も始まり、いまDCが最も力を入れているタイトルであるスーサイドスクワッドから、その主要メンバーに焦点を当てた2作品『スーサイド・スクワッド モスト・ウォンテッド:デッドショット』と『スーサイド・スクワッド モスト・ウォンテッド:カタナ』が発売。
またゴッサムシティのはずれにある名門校を舞台にした学園探偵もの『ゴッサム・アカデミー:カラミティ』が発売。
Twitter上で話題になった"イケメン・ダミアン"が遂に登場。マップス、ダミアン、グラップル銃の三角関係に発展!
そして『アクアマン:王の最期』にてジェフ・ジョーンズ期のアクアマンが遂に完結。オーシャンマスターを倒しアトランティス王位を改めて継ぐこととなったアーサーの前に、古代の王が甦る!
お次は月刊が通常のアメコミ界において、週刊作品を1年間続けるというクレイジーな企画『バットマン:エターナル』の上巻がまさかの刊行。
ジム・ゴードン逮捕の衝撃と共に、ゴッサムで最も危険な"人"――カーマイン・ファルコーネが帰ってくる!
次も大作『バットマン:ノーマンズランド』の3巻が刊行。90年代後半のバットマンの金字塔となったクロスオーバーのいよいよ後半戦。
そして「LOBO ポートレイト・オブ・ア・バスティッチ」で驚異の翻訳デビューを果たしたジュリアンパブリッシングから、『BATMAN LOBO / LOBO AUTHORITY:HOLIDAY HELL』が発売!
容赦のない筋肉描写で一世を風靡したサイモン・ビズレーのアートで、ロボとバットマンが読めるよろこび!
翻訳デビューといえば、誠文堂新光社も翻訳アメコミに参戦。そしてそのチョイスが凄い!
まずはヴァイオレンスグルメコミック界の金字塔(そんな"界"があるならばですが)『GET JIRO!』!
"スシ"の名をかたるまがい物が幅を利かせる悪徳の街ロサンセルスに、硬派な寿司職人ジローが帰ってくる。
色物と侮ることなかれ、著作の映画化も控えた有名グルメライター、アンソニー・ボーデインがライターなだけあって、その寿司描写だけは確か。ほかの設定は頭のネジがかなり飛んでいますが…
続いてはガース・エニスの『ザ・ボーイズ』。ヒットマン、パニッシャーなど、問題作を数多く世に送り出したガース・エニスの作品の中でも一番の問題作である本作。
大手出版社の自主規制の頸木を逃れたエニスが、本当に下世話で下品でハートフルなヒーロー界を描く!
続いては『ウォーキングデッド』で飛ぶ鳥を落とす勢いのライター、ロバート・カークマンの『アウトキャスト』が翻訳。
こちらは管理人は未読なのですが、悪魔祓いをテーマにした話題作の翻訳ということで非常に楽しみです。
最後にエンターブレインから『ヒットマン』の続巻が刊行されることが発表。
てっきりラインが止まったと思っていたヒットマンの復活が大変うれしいです。New52世界にも帰ってこないかなモナハン。
"最後に"と思ったら、まだ重要な作品『ハワード・ザ・ダック』の紹介が漏れていました。
私世代だと、ルーカスによる映画でお馴染みの彼ですが、実は近年マーべス世界で復活を果たし、大人気となっています。
地球と宇宙を股にかけるやや脱力系のコメディですが、その面白さお墨付き。
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