ロビンウォー #1

ロビンウォー #1
(作:トム・キング、画:アンドレス・グイナルド、他)

【ロビン法】

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少年:僕はロビンだ!

ジョーカーによるゴッサム襲撃事件以降、SNSを中心に急速な盛り上がりをみせる、正義感に燃える少年少女たちによるロビン運動。
今日もゴッサムの一角にて、手製のコスチュームに身を包んだ"ロビン"が、酒店に押し入った強盗と戦っていた。

危なっかしくも何とか強盗を捕まえた少年。しかし、その直後に起こった警察官の現場への到着が、自体を最悪の展開へと導く…
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事態を重く見たゴッサム市議会は、世論の高まりと1人の女性市議の強い要請に後押しされる形で、"ロビン法"と呼ばれる条例を可決する。

ロビン法の定めるところは一つ、「ロビンを思わせるすべての活動の禁止」。この法律により、深夜の自警行為はもちろん、ドミノマスクや"R"のロゴマーク、果ては赤や緑の服装までもが処罰の対象となり、ゴッサム市警は社会秩序の名の下に積極的に"ロビンたち"を狩りたてる事となる。

多くの少年たちが警察による苛烈な取り締まりを前に、一時期の流行りとしてロビン活動をあきらめる中、エンドゲームでバットマンが街に灯した正義の火を、それでも燃やし続ける少年たちがいた。

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デューク・トーマス率いる、ミドルタウン・ロビン支部の面々である。
デューク達は、残った"ロビンたち"に決起を促すため、彼らを自らの隠れ家に集める。

【本物のロビン】
そんな"ロビンたち"の行動を陰ながら監視していたレッド・ロビンことティム・ドレイクは、ゴッサムでくだを巻く元ロビンの1人、レッドフード、ジェイソン・トッドに緊急連絡をする。

ティム:ジェイソン、問題発生だ。彼らが今夜集会を開く。
ジェイソン:それのどこが問題なんだ?一致団結して、どうやって闘うか相談するつもりなんだろ?
それでこそ、本物のロビンってもんだぜ。

ティム:僕の話をちゃんと聞け、まさにその"本物のロビン"が問題なんだ!
ジェイソン:・・・!まさかアイツがゴッサムに帰ってきたのか!?


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ロビンたちの集会場に乱入する影、それはバットマンの息子であり、誰よりも"ロビンであること"にこだわる少年、ダミアン・ウェインであった!

…というわけで、今回はロビン誕生75周年である今年の最後を飾るイベント「ロビン・ウォー」の紹介です。
その名に恥じず歴代ロビンが総登場する物語となりそうな本誌ですが、そこで効いてくるのが「ブルース・ウェイン不在」という、ゴッサムシティの現状。
いつもであればロビン達を導く指導者として、いわば「"正解"を知っている存在」として描かれるブルースがいないために、ロビン達は互いに意見を戦わせながら、正解を探していくことになります。
このため、ロビン達の絡みがいつになく新鮮で楽しいものとなっています。

以下は気に入ったシーンの紹介。
 ※一部、2話めにあたる「グレイソン#15」から

【兄弟喧嘩】

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ダミアン:なんだよ、"すぐ殺すロビン"と"すぐ忘れられるロビン"のお出ましかよ。
ジェイソン:おい!
ティム:君たち二人とも"すぐ殺すロビン"だろ! 僕の事は"唯一死んでないロビン"と言ってくれよ。


【遂に対面】
ロビン達を一網打尽にするために現れたゴードン・バットマン。
その前に、ダミアンが立ちふさがる!

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バットマン:私はバットマンだ。
ダミアン:…冗談だろ?


【師弟関係誕生】
ロビン達の生みの親といってもいい過言ではない"初代ロビン"ディック・グレイソンの発案で、素人ロビン達をトレーニングすることになった、オリジナル・ロビン達。
各自が思い思いの手段で少年たちを鍛えるなか、ジェイソンは少年たちに、「ギャング達の車からホイールを盗め」といきなりの実地訓練を課す。
(蛇足ですけれど、ジェイソンはバットモービルのホイールを盗もうとして、バットマンと出会うこととなります)

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ジェイソン:これで誰かが撃たれでもしたら、ディックの野郎カンカンだろうな。なんとかティムに擦り付ける方法を考えないと…
ダックス:“ホイール盗んでこい”って、タイヤホイールのことっすか?それともステアリングホイール? いや、両方盗んで来たんで、実際のところどっちでも良いんすけどね、ただこう聞いた方がイケてるかなと思って…
ジェイソン:お前、見どころあるな!


【宣伝】
最近気になる翻訳タイトルの筆頭は何と言っても「スーパーマン:アンチェインド」。バットマン誌のライターを務め、いまや飛ぶ鳥を落とす勢いのスコット・スナイダーと、DCの最終兵器ジム・リーという、今のDCで考えうる最高のコンビが手を組んだスーパーマン生誕75周年企画です。
また可愛い画風で大人気の日本人アーティスト、グリヒルがマーベルが誇るローティーンのヒーローチームを描いた「パワーパック:デイ・ワン」も今月発売。
DC作品の映像化に合わせ、「グリーンアロー:イヤーワン」や「スーサイド・スクワッド:悪虐の狂宴」など、なかなか翻訳のチャンスが回ってこなかったキャラクターの翻訳本が出るのも嬉しいところ。





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NOB-BON

Author:NOB-BON
X-men生まれSpawn育ちを地でいく、90年代アメコミバブルの残党。
しばらくの間、アメコミは翻訳本を買う程度だったのが、最近のデジタルコミックの手軽さにひかれ、本格的に復活しました。

基本的にMarvelメインですが、DCのリランチを機に自分の中でDCブームが来てるので、しばらくはDCの話題続くかも。
しばらくどころか完全にDC派に転びました。

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