スーパーマン:ロイス&クラーク #1
スーパーマン:ロイス&クラーク #1
(作:ダン・ジャーゲンス、画:リー・ウィークス)
ジャスティスリーグ結成のきっかけとなった、ダークサイド率いるアポコリプス軍の地球侵攻。

スーパーマンら若きヒーローたちが力を合わせダークサイドと戦う様子を前に、ギリギリのところで加勢を踏みとどまった男がいた。
その男とは幾多の経験を積んだ"ヒーロー・オブ・ヒーローズ"スーパーマン。フラッシュポイント前の世界で活躍したクラーク・ケントその人である。

真のブレイニアックの手によって蒐集された無数のユニバース同士の戦い『コンバージェンス』のラストで、「クライシス・オン・インファナイト・アースズ」の発生を防ぐために、パララックスやバリー・アレン達と共に過去へと跳んだクラーク。

見事アンチモニターを撃破し、世界に"無限のユニバース"を取り戻した彼は、妻ロイスと産まれたばかりの息子ジョンと共にNew52世界に留まり、隠遁生活を送っていたのだ。

(こちらが2人の息子ジョンの現在の姿)

新しい地球の平和は新世代のヒーロー達に任せることを決め、アメリカの片田舎にて家族と共に静かに暮らすクラーク。
しかし平和を愛する彼の心は、消して失われたわけではない。
親子3人で農場を営む傍ら、妻ロイスは舌鋒鋭い匿名の社会評論家"Author X"として活躍。そしてクラークは彼らの生まれ故郷で起こった悲劇を未然に防ぐために、人知れず活動していたのだ。
そんなある日、クラークはスペースシャトル、エクスカリバー号を襲う事故を防ぐために宇宙へと飛び立つ。

エクスカリバー号の乗組員の1人はハンク・ヘンショウ、かつての世界ではエクスカリバー号の事故をきっかけにスーパーマンの最悪の敵サイボーグスーパーマンへと変貌を遂げる男であった・・・
*********
というわけで、今回は10月から始まった新タイトル『スーパーマン:ロイス&クラーク #1』の紹介でした。
DC本社が東海岸から西海岸へと引っ越す5月~6月にかけて行われたイベント『コンバージェンス』。
非常に独立性が高く、連載中のコミックへの影響はほとんど無いイベントだったのですが、DCユニバースの設定そのものに与えた影響は上記の通り絶大でして、このイベントによって初代クライシスは防がれたことになり、ゴールデンエイジから現在までの間に存在した全てのユニバースが、DCのマルチバースに帰ってくることと相成りました。
本タイトルは、この"旧ユニバースの復活"という大事件を象徴するコンバージェンスの3つのスピンオフ『スーパーマン:ロイス&クラーク』、『タイタンズ・ハント』、『テロス』のひとつとなります。


(こちらがコンバージェンスのスピンオフタイトル)
ちなみに『タイタンズ・ハント』は、「実はNew52世界のディックたちも、リブート前同様、過去にタイタンズを結成していた。しかしその事実が何故封印されてきたのか?」という謎を追う物語となり、
『テロス』は、記憶を取り戻し自由を勝ち取ったコンバージェンスの元凶テロスが、故郷を探して宇宙を放浪する物語となり、スーパーマンと共にクライシスを防いだハル・パララックスなども登場する模様。
これらの2タイトルと比べると今回紹介した『スーパーマン:ロイス&クラーク』は、直接的にリブート後世界にリブート前の要素を組み込む話となり、そういう意味でも目が離せないタイトルとなりそうです。
【宣伝】
ヒーロー物ではないクリエーターオウンドの作品を中心に翻訳出版を行うスパークライトコミックスより、新刊『アクアパンク1 (最初の掟)』の予約が開始されました。ネットでは「ミニョーラ meets トランスフォーマー」という寸評をついていますが、Webで公開中のここら辺を見ると頷けるところです。
管理人的には、『デッドリークラス』や『ベルベット』など今まで翻訳されたタイトルを読んで、すっかり「スパークライトコミックスの見つけてくる作品は面白い」という信頼感ができてしまったので、このタイトルも購入予定。
(以下は前回の使いまわし)
近日発売のタイトルで、まず注目なのが『DCヒーローズ:オリジンズ』。こちらは近年映像化された(される)DCヒーローたちのオリジンを集めた日本オリジナル編集の短編集。
翻訳元はDCの『Secret Origins』というタイトルで、「NEW52におけるヒーローたちのオリジンを10ページ前後の読み切り形式で紹介する」という趣向の作品でした。
この手の作品では珍しく各キャラのメインタイトルを担当しているライター(つまりDCのトップライター達)が、各読み切りのライター担当しているのが一つの売りとなっています。
また"鬼才"グラント・モリソンの大ヒットタイトル「オールスター:スーパーマン」がついに翻訳されるのも嬉しいところ。
マーベルからはヒーローの少しゆるく、そこはかとなくハードボイルドな活躍描いた人気タイトルの新刊「ホークアイ:L.A.ウーマン」が刊行されます。こちらも大好きなタイトルなので嬉しいですね。
そして快進撃を続けるデッドプールからは『デッドプール・キルズ・マーベルユニバース』から始まる3部作の、後半2作の合本「デッドプール・キラストレイテッド/デッドプール・キルズ・デッドプール」の刊行に加え、マーベルNowのオンゴーイングタイトル「デッドプール Vol.1:デッド・プレジデント」とその続き「デッドプールVol.2:ソウル・ハンター」が2か月連続刊行となっています。
(作:ダン・ジャーゲンス、画:リー・ウィークス)
ジャスティスリーグ結成のきっかけとなった、ダークサイド率いるアポコリプス軍の地球侵攻。

スーパーマンら若きヒーローたちが力を合わせダークサイドと戦う様子を前に、ギリギリのところで加勢を踏みとどまった男がいた。
その男とは幾多の経験を積んだ"ヒーロー・オブ・ヒーローズ"スーパーマン。フラッシュポイント前の世界で活躍したクラーク・ケントその人である。

真のブレイニアックの手によって蒐集された無数のユニバース同士の戦い『コンバージェンス』のラストで、「クライシス・オン・インファナイト・アースズ」の発生を防ぐために、パララックスやバリー・アレン達と共に過去へと跳んだクラーク。

見事アンチモニターを撃破し、世界に"無限のユニバース"を取り戻した彼は、妻ロイスと産まれたばかりの息子ジョンと共にNew52世界に留まり、隠遁生活を送っていたのだ。

(こちらが2人の息子ジョンの現在の姿)

新しい地球の平和は新世代のヒーロー達に任せることを決め、アメリカの片田舎にて家族と共に静かに暮らすクラーク。
しかし平和を愛する彼の心は、消して失われたわけではない。
親子3人で農場を営む傍ら、妻ロイスは舌鋒鋭い匿名の社会評論家"Author X"として活躍。そしてクラークは彼らの生まれ故郷で起こった悲劇を未然に防ぐために、人知れず活動していたのだ。
そんなある日、クラークはスペースシャトル、エクスカリバー号を襲う事故を防ぐために宇宙へと飛び立つ。

エクスカリバー号の乗組員の1人はハンク・ヘンショウ、かつての世界ではエクスカリバー号の事故をきっかけにスーパーマンの最悪の敵サイボーグスーパーマンへと変貌を遂げる男であった・・・
*********
というわけで、今回は10月から始まった新タイトル『スーパーマン:ロイス&クラーク #1』の紹介でした。
DC本社が東海岸から西海岸へと引っ越す5月~6月にかけて行われたイベント『コンバージェンス』。
非常に独立性が高く、連載中のコミックへの影響はほとんど無いイベントだったのですが、DCユニバースの設定そのものに与えた影響は上記の通り絶大でして、このイベントによって初代クライシスは防がれたことになり、ゴールデンエイジから現在までの間に存在した全てのユニバースが、DCのマルチバースに帰ってくることと相成りました。
本タイトルは、この"旧ユニバースの復活"という大事件を象徴するコンバージェンスの3つのスピンオフ『スーパーマン:ロイス&クラーク』、『タイタンズ・ハント』、『テロス』のひとつとなります。


(こちらがコンバージェンスのスピンオフタイトル)
ちなみに『タイタンズ・ハント』は、「実はNew52世界のディックたちも、リブート前同様、過去にタイタンズを結成していた。しかしその事実が何故封印されてきたのか?」という謎を追う物語となり、
『テロス』は、記憶を取り戻し自由を勝ち取ったコンバージェンスの元凶テロスが、故郷を探して宇宙を放浪する物語となり、スーパーマンと共にクライシスを防いだハル・パララックスなども登場する模様。
これらの2タイトルと比べると今回紹介した『スーパーマン:ロイス&クラーク』は、直接的にリブート後世界にリブート前の要素を組み込む話となり、そういう意味でも目が離せないタイトルとなりそうです。
【宣伝】
ヒーロー物ではないクリエーターオウンドの作品を中心に翻訳出版を行うスパークライトコミックスより、新刊『アクアパンク1 (最初の掟)』の予約が開始されました。ネットでは「ミニョーラ meets トランスフォーマー」という寸評をついていますが、Webで公開中のここら辺を見ると頷けるところです。
管理人的には、『デッドリークラス』や『ベルベット』など今まで翻訳されたタイトルを読んで、すっかり「スパークライトコミックスの見つけてくる作品は面白い」という信頼感ができてしまったので、このタイトルも購入予定。
(以下は前回の使いまわし)
近日発売のタイトルで、まず注目なのが『DCヒーローズ:オリジンズ』。こちらは近年映像化された(される)DCヒーローたちのオリジンを集めた日本オリジナル編集の短編集。
翻訳元はDCの『Secret Origins』というタイトルで、「NEW52におけるヒーローたちのオリジンを10ページ前後の読み切り形式で紹介する」という趣向の作品でした。
この手の作品では珍しく各キャラのメインタイトルを担当しているライター(つまりDCのトップライター達)が、各読み切りのライター担当しているのが一つの売りとなっています。
また"鬼才"グラント・モリソンの大ヒットタイトル「オールスター:スーパーマン」がついに翻訳されるのも嬉しいところ。
マーベルからはヒーローの少しゆるく、そこはかとなくハードボイルドな活躍描いた人気タイトルの新刊「ホークアイ:L.A.ウーマン」が刊行されます。こちらも大好きなタイトルなので嬉しいですね。
そして快進撃を続けるデッドプールからは『デッドプール・キルズ・マーベルユニバース』から始まる3部作の、後半2作の合本「デッドプール・キラストレイテッド/デッドプール・キルズ・デッドプール」の刊行に加え、マーベルNowのオンゴーイングタイトル「デッドプール Vol.1:デッド・プレジデント」とその続き「デッドプールVol.2:ソウル・ハンター」が2か月連続刊行となっています。
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