アベンジャーズ #0

アベンジャーズ #0
(作:ジェームス・ロビンソン他、画:レオナルド・カーク他)

シークレットウォーズが終了して8ヶ月。世界は表面上は元の姿を取り戻し、ヒーロー達もまたいつも通り「悪との戦い」を繰り広げていた。
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そんなヒーローたちの活動を影から監視する謎の男ナイトホーク。異世界からの漂着者である彼は、この世界にたどり着いてから短期間で築き上げた圧倒的な財力を背景に、現在活動する5組のアベンジャーズを密かに分析していた。
自身の所属するチーム、スコードロン・シュプリームの前に、万が一アベンジャーズ達が立ちふさがった時の対策を練るために!

・・・というわけで、今回は10月から始まったマーベルの新シリーズ『オールニュー・オールディファレント・マーベル』の予告編となる、『アベンジャーズ #0』の紹介です。
本作ではスコードロン・シュプリームの参謀役ナイトホークによるヒーローたちの分析という形式で、全タイトルをリランチし開始する『オールニュー・オールディファレント・マーベル』のタイトルの中から、アベンジャーズ系列の6タイトルの予告編を収録しています。

今回はそれにならって、6チームの中から気になったタイトルの紹介をしていくことにしましょう。

【スコードロン・シュプリーム】
本作の狂言回しとなった彼ら。実はマーベルにおいて"スコードロン・シュプリーム"というチーム名は、ライバル会社DCのヒーローチーム「ジャスティス・リーグ・オブ・アメリカ」のパロディチームに付けられる伝統になっており、今回のチームもその伝統を踏襲しております。
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(左からナイトホーク、パワープリンセス、ブラー、Dr.スペクトラム、ハイペリオン。それぞれバットマン、ワンダーウーマン、フラッシュ、グリーンランタン、スーパーマンに対応している)

そういう目線で見ると、ナイトホークの「万が一対立した時のために、アベンジャーズの情報を密かに収集しておく」という行動は、バットマンそのもの。
それぞれ出身ユニバースは異なるものの、全員が自分の生まれたユニバースを喪った苦い経験を持っており、「この世界だけは"何としてでも"守る」という強い思いで結ばれている模様。その決意が今後どのような影響をヒーローコミュニティに与えていくのか注目です。

【アベンジャーズ】
こちらは『オールニュー・オールディファレンス・アベンジャーズ』誌で活躍するチーム。
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参加メンバーはアイアンマン、ファルコン・キャップ、女性版ソー、アルティメット版スパイダーマン、ノヴァ、Ms.マーベル、ヴィジョンとマーベルの"今"を色濃く反映した面子となっています。
(というか、割と変化のないアイアンマンが若干浮いている感すらあります)

予告編は古参メンバーであるヴィジョンが、元妻であるスカーレットウィッチを訪ねるところから始まります…

*********
自分を快く自宅へ迎え入れたワンダを前にし、挨拶もそこそこに自身の苦境を語りだすヴィジョン。
彼の直面する苦境、それはある日を境に、目にする全ての物が原因となって過去の記憶がフラッシュバックし、現実と回想の区別がつかなくなるというものであった。

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(今のヴィジョンがワンダを見ると…)

自己診断プログラムを走らせたヴィジョンは、フラッシュバックの原因が、人間と同様の感情を持ちながらコンピュータとしての完璧な記憶力のために"忘却"をすることができない、自分という存在のアンバランスさにあることを突き止める。
「これ以上のフラッシュバックはヒーロー活動に深刻な影響を与える」
そう判断したヴィジョンは、早急に自身のメモリー上で対策プログラムを実行する。

ワンダ:あなた、もしかして過去の記憶を消そうとしているの!?
ヴィジョンの話を遮るスカーレットウィッチ。
ヴィジョン:いや、そんなことはしない。問題は私の記憶ではない。
記憶のローディングを制御できない感情こそが問題だったのだ、ワンダ・マキシモフ。


以前とは違う元夫の話し方に、スカーレットウィッチは全てを察する。
重度のフラッシュバックに苦しんだ元夫は、自らの感情を消去し、再び完璧なアンドロイドに戻る道を選んでしまったのだ!
*********

というわけで、かなり不穏なスタートを切りそうなオールニュー・オールディファレント・アベンジャーズ誌。
ライターを"職人"マーク・ウェイドが手がけるということと、話題性豊かなメンバー構成にひかれた管理人は購読予定です。

また、自ら感情を消去したヴィジョンですが、アベンジャーズ誌のみならず個人誌が開始することも決定しております。
こちらは「自らの手で新しく妻子を作り上げたヴィジョンが、郊外の庭付き一戸建てで"普通"を目指す」という、なかなかパンチの利いたストーリーになる模様。
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『グレイソン』と『オメガメン』などで、毎月ため息が出そうなほど練りこまれたストーリーを提供しているトム・キングがライターということで、ここ1年ですっかりトム・キングのファンとなった管理人は、こちらも購入予定。

【ニューアベンジャーズ】
ミュータントの青年実業家ロベルト・ダ・コスタ、またの名をサンスポットが運営するA.I.M.(Avengers Idea Mechanics)を主人公としたシリーズ。
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その名が示す通り、その前身は悪の科学者集団A.I.M.であるが、サンスポットが買収したことによってその技術力を人命救助に役立てる正義の集団へと生まれ変わることに。

そして彼らに対抗するのは、A.I.M.買収時にA.I.M.を抜け、危険な技術と共に地下に潜った過激派科学者によって結成されたもう一つの科学者集団W.H.I.S.P.E.R.。そして彼らの首領こそは、アルティメットユニバースからやってきたユニバース最高の知性の持ち主。"メイカー"ことリード・リチャーズであった!
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ちなみに予告編では、ある能力者による未来予知という形でニューアベンジャーズの未来が描かれるのですが、
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謎の将軍:今こそ、アメリカン・カイジュウを解き放つのだ!

とか

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ソングバード:私たちの中に…裏切り者がひそんでるわ!

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ホークアイ:どーも!シールドにこっそりと報告を上げているクリントです。裏切ってごめんな?
ソングバード:…あなたはお呼びじゃないの


とかで、かなりカオスな状況(笑)

【アルティメッツ】
ナイトホークに"最強のアベンジャーズ"と評されるチーム。
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こちらは何といっても気になるのは、そのチーム構成!
様々な情報を総合するに、どうやら表紙に描かれているギャラクタスもチームの一員としてカウントされているようなのですが…

【宣伝】
近日発売のタイトルで、まず注目なのが『DCヒーローズ:オリジンズ』。こちらは近年映像化された(される)DCヒーローたちのオリジンを集めた日本オリジナル編集の短編集。

翻訳元はDCの『Secret Origins』というタイトルで、「NEW52におけるヒーローたちのオリジンを10ページ前後の読み切り形式で紹介する」という趣向の作品でした。
この手の作品では珍しく各キャラのメインタイトルを担当しているライター(つまりDCのトップライター達)が、各読み切りのライター担当しているのが一つの売りとなっています。
また"鬼才"グラント・モリソンの大ヒットタイトル「オールスター:スーパーマン」がついに翻訳されるのも嬉しいところ。
マーベルからはヒーローの少しゆるく、そこはかとなくハードボイルドな活躍描いた人気タイトルの新刊「ホークアイ:L.A.ウーマン」が刊行されます。こちらも大好きなタイトルなので嬉しいですね。


そして快進撃を続けるデッドプールからは『デッドプール・キルズ・マーベルユニバース』から始まる3部作の、後半2作の合本「デッドプール・キラストレイテッド/デッドプール・キルズ・デッドプール」の刊行に加え、マーベルNowのオンゴーイングタイトル「デッドプール Vol.1:デッド・プレジデント」とその続き「デッドプールVol.2:ソウル・ハンター」が2か月連続刊行となっています。


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No title

スカーレットウィッチさん、左から二番目の衣装がエロすぎですね

Re: No title

>>sinobuさん
> スカーレットウィッチさん、左から二番目の衣装がエロすぎですね

エロいですね…これはどの時代の衣装なんでしょうかね?
プロフィール

NOB-BON

Author:NOB-BON
X-men生まれSpawn育ちを地でいく、90年代アメコミバブルの残党。
しばらくの間、アメコミは翻訳本を買う程度だったのが、最近のデジタルコミックの手軽さにひかれ、本格的に復活しました。

基本的にMarvelメインですが、DCのリランチを機に自分の中でDCブームが来てるので、しばらくはDCの話題続くかも。
しばらくどころか完全にDC派に転びました。

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