ジャスティスリーグ #41 (ダークサイドウォーその1)

ジャスティスリーグ #41
(作:ジェフ・ジョーンズ、画:ジェイソン・ファボック)

【惑星アポコリプスにて】
ダークサイドの居城にしてDCユニバースの悪の中心である惑星アポコリプス。
惑星全体が難攻不落の要塞ともいえるこの惑星に、体一つで侵入する影がひとつ。
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惑星に張り巡らされた様々な罠を、散歩でもするかのようにかいくぐっていく影の正体は、"自由"を司るニューゴッズの一人にして天才脱出術師Mr.ミラクルであった。

ハイファーザー率いるニュージェネシスと、ダークサイド率いるアポコリプスの全面戦争を避けるため、幼いころに人質としてアポコリプスに送られた彼にとって、これが初めての"帰郷"である。

Mr.ミラクルの目的地はアポコリプスの中心であるダークサイドの玉座の間。
「ダークサイドが軍を集結させている」の噂を聞きつけ、その真偽を確かめに来たのだ。

見事に目的地にたどり着きアポコリプスのコンピュータにアクセスした彼は、その恐るべき内容に顔色を変え、あることを決意する。
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自分一人の力では、ダークサイドの計画は止められない。
宇宙で唯一ダークサイドの進軍を止めた者たち、ジャスティスリーグの協力が必要だと!
一方その頃・・・

【殺人現場にて】
米国でおきたとある殺人事件。被害者はごく平凡な一般人女性ミリーナ・ブラックとその夫。
通常であれば、新聞の穴埋め記事に使われるだけのごく平凡な(?)事件だが、現場検証にあらわれたのは警察ではなくジャスティスリーグであった。
殺人の現場に残されたブームチューブの痕跡をサイボーグが検知。この殺人事件に"神"が関与していることを察知したのだ。
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現場検証をおこなうリーグ。本職の鑑識官でとして働くフラッシュが八面六臂の活躍を見せています
そして大きななりをしていてもその正体は10代の少年にすぎないシャザムは、初めて目にする死体にショックを隠しきれない様子。

フラッシュ:おかしいな?ミルクは酸っぱくなっているし、フルーツは腐りかけ。まるで1週間は放置されたみたいじゃないか?
なのに犯行時間は…

バットマン:犯行時間は43分前。"奴ら"が降臨する時、周囲の存在は急速に死に向かっていく。


今回の殺人事件にダークサイド率いるアポコリプスが関与していることを確信するリーグの一行。
一方その頃…

【ルーサーの研究施設にて】
メトロポリスの地下にあるルーサーの秘密研究施設では、スーパーマン、ルーサー、キャプテンコールの3人が先日のアマゾ・ウィルス事件の後始末に追われていた。
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ルーサー:そういえば、私の新アーマーについて説明するのを忘れていた。
気を付けたまえ、スーパーマン。このアーマーの動力源はクリプトナイトなのだから。
スーパーマン:クリプトナイト?
ルーサー:悪く取らないでくれたまえ。これはあくまでも技術的な必要性によるものなのだから。
クリプトナイトが秘めたエネルギーは莫大なものなのだよ。
本当はこのエネルギーをメトロポリスのインフラ基盤として活用し、この街のエネルギー問題を一気に解決したいところだが、今のところ延期している。・・・君のためを思ってね。
スーパーマン:そうやって仲間を気取るのは止めてくれ。お前の性根は犯罪者であることに変わりはないし、我々はお前の力なしでもやっていける。
ルーサー:おっと、妹の前でそんな口を聞くのこそ止めてもらおうか?

(そうルーサーの研究所には、ルーサーが溺愛する妹レナが住んでいます)

いつものように小競り合いを続けるスーパーマンとルーサー。

しかしルーサーの現在の本当の関心事は、アマゾウィルス事件の発端となった自身を狙った暗殺未遂の首謀者。
ルーサーは自分のみならず自分の妹も危険にさらしたその手口に相当腹を立てている模様。
一方その頃…

【グレイル襲来!】
その時、サイボーグが新たな情報をキャッチする。
ヴァージニアとマイアミでもアポコリプス絡みと思われる殺人事件が発生し、その被害者もまたミリーナ・ブラックであるというのだ。

アポコリプスの狙いが"ミリーナ・ブラック"という何者かであることを知り、さらなる被害が広がらないよう行動に移そうとするリーグ。

しかしその瞬間、突然フラッシュが苦しみだす。
何者かが、フラッシュの体内に渦巻くスピードフォースを利用して、この場にテレポートしてきたのだ。
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フラッシュの口という驚くべき場所から現れた女の名前はグレイル。ダークサイドの娘にして"世界の破壊者"アンチモニターの部下である。

グレイルは、フラッシュ、バットマンとヒーローたちを次々と打ち破ると、チームの最大戦力の1人であるワンダーウーマンに正面から戦いを挑み、これを打ち倒す。
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グレイルの最後の標的は、クライムシンジケートのパワーリングの指輪を継承し、現在はハル・ジョーダンの下でそのコントロールを学んでいるジェシカ・クルズであった。

グレイル:ジェシカ、お前の指輪こそが2つの世界を繋ぐ糸、私の欲するものなのだ。
指輪が蓄えた闇の力よ、今こそわが軍勢となり、あのお方をお迎えするのだ。

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グレイルの呼びかけに応え、形をなしていく影。
やがて影たちは立ち昇り、空に穴を穿っていく。

そして、その穴を通り…
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アース3のエネルギーを喰らいつくし、かつての力を取り戻したアンチモニターがついにプライムアースに降臨する!!

一方その頃・・・

【再びルーサーの研究室にて】
暗殺の首謀者探しに躍起になるルーサー。
そのやり方を巡って再びスーパーマンと言い争いになった彼を突如、銃弾が襲う。
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身内しかいないはずの研究室での突然の惨劇に呆然と立ち尽くすスーパーマン。

???:正義の味方を気取るなら、あなたがもっと早くやるべきだったのよ、スーパーマン。
どうしたの驚いた顔をして? 皆がルーサーを憎んでるってあなただって知ってるでしょ?

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凶弾を放った人物、それはルーサーの妹レナであった。

レナ:直ぐに兄とスーパーマンをあそこに送って。ダークサイド万歳!
マザーボックス:ダークサイド バンザイ

懐からマザーボックスを取り出したレナはスーパーマンとルーサーを、ブーンチューブでテレポートさせる。

一方その頃…

【戦争開始!】
アポコリプスでダークサイドと相まみえ、辛くも地球へと脱出したMr.ミラクル。
そんな彼の前に、1頭のグリフォンを従えたアマゾンが現れる。
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安心せよ、私は味方だ。
私はミリーナ・ブラック。長年、ダークサイドを殺すための戦争計画を練ってきた。
お前も戦列に加わるか?


****
というわけで、ついに本格的に始まったダークサイドウォー。
ちなみに前回紹介したジャスティスリーグ#40はあくまでもプレリュードであり、今号が正式な1話目となります。

驚くべきはその密度!Mr.ミラクルの登場とダークサイドとの対決、アポコリプスによるミリーナ・ブラック暗殺計画、グレイル襲来、レナの裏切りと様々な事件が立て続けに発生し、とても1話の中で起こった出来事と思えません。
ここら辺、さすがジェフ・ジョーンズ本人が「イベント級ストーリー」と銘打つだけあります。

また、当初はジャスティスリーグ誌のみで行うと発表されていたこのダークサイドウォーズですが、『ジャスティスリーグ:ゴッズ&メン』と銘打たれた6冊の読切り作品が関連誌として刊行されることが、先日のサンディエゴ・コミコンにて発表されました。
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バットマン/スーパーマン/グリーンランタン/ルーサー/フラッシュ/シャザムの6作から構成されるこの『ジャスティスリーグ:ゴッズ&メン』は、それぞれ

バットマン:メトロンの椅子を継ぎ神となったバットマンがゴッサムに永遠の平和をもたらす
・スーパーマン:アポコリプスにて怒れる悪神ブルートとなる
・グリーンランタン:ダークサイドの軍門に下った惑星オアを救うためハルが立ち上がる
・ルーサー:ルーサーがアポコリプスの支配者となる
・フラッシュ:"神々の死神"ブラックレーサーの後継者となる
・シャザム:シャザムが古き神々の力ではなく、ハイファーザー、メトロンなどニューゴッズの力の執行者となる


と、今後のダークサイドウォーの苛烈な展開を予告するかのような内容となっています。

【宣伝】
いい加減、すべてリストアップするだけでも一苦労となってきた、昨今の翻訳ラッシュ。
今月発売タイトルで管理人が気になっているタイトルは何といっても「アントマン:セカンド・チャンスマン」。
中年に差し掛かったヒーローが、娘の親権のために一念発起しまっとうな職探しを行うという、オフビートなユーモアと悲哀に満ちた物語に期待。
また"オフビートなユーモア"といえば「ホークアイ:リトル・ヒッツ」も今月発売。こちらには2014年のアイズナー賞ベストシングルイシューを獲得した作品も収録予定。
また「アイデンティティ・ウォー:デッドプール/スパイダーマン/ハルク」と「デッドプールVS.カーネイジ」も今月発売予定です。



日本におけるデッドプールの人気は止まることを知らず来月には「デッドプールの兵法入門」「デッドプール:モンキー・ビジネス」の2冊も刊行予定!
さらには米国での快進撃がとまらない「サーガ」の3巻や、長年の「翻訳がでない」という不満はどこえやら3カ月連続刊行となった「ミュータントタートルズ」の予約も開始されました。


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NOB-BON

Author:NOB-BON
X-men生まれSpawn育ちを地でいく、90年代アメコミバブルの残党。
しばらくの間、アメコミは翻訳本を買う程度だったのが、最近のデジタルコミックの手軽さにひかれ、本格的に復活しました。

基本的にMarvelメインですが、DCのリランチを機に自分の中でDCブームが来てるので、しばらくはDCの話題続くかも。
しばらくどころか完全にDC派に転びました。

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