シークレットウォーズ #1

シークレットウォーズ#1
(作:ジョナサン・ヒックマン、画:エサド・リビッチ)


ユニバース同士の連続衝突現象インカージョン。
マルチバースの全体の消滅現象ともいえる本現象を防ぐために、持てる力全てを結集させて事に当たったヒーローとヴィラン達であったが、全ての試みは善処のかいなく失敗に終わった。
(インカージョン現象の詳細を知りたい方は、こちらを参照)

無数に存在したマーベルユニバースはその殆どが崩壊し、残されたユニバースは残り2つ。
しかしこれらのユニバースも互いに衝突し、最後の瞬間を迎えようとしていた。

残された2つのユニバースとはアース616とアース1610。
つまりはマーベルの正史世界と、アルティメットユニバースであった!

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アルティメットユニバースのニック・フューリーは、衝突を防ぐためにいち早く相手の地球を破壊することを決意。
全軍をアース616に派遣し、先制攻撃を始める。これを迎え撃つのはアース616のヒーロー連合。
ついにマーベルを代表する2大ユニバースの全面戦争が始まったのだ!

そしてこの戦いがとにかく凄い。

コロッサスはハルクで"ファストボールスペシャル"を決めるわ・・・
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ロケット・ラクーンとグルートはあっさり戦死するわ・・・
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サイクロップスは再びフェニックスになるわ・・・
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パニッシャーはぶれずに悪人処刑に精を出すわ・・・
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そしてそんな中、別アースとの戦争を無視して、別の目的で動いていた人物がいた。
アルティメット・アースのリード・リチャーズと、アース616のリード・リチャーズである。

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アルティメットアースのリード(こちらの世界のリードはお世辞にも善人とは言えません)は、アース616からやってきたカバルと手を組み、言葉巧みにニック・フューリーを誘導。少しでも戦争を泥沼化させて、自分たちの作戦のための時間を稼がせたい様子。

アース616のリードは自身の創設した未来財団(フューチャーファウンデーション)を中心に脱出船を建造。
愛する家族と、密かに選別した地球復興のために必要な科学者たちと共に、ユニバースからの脱出作戦を進めていた。
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2つの世界のヒーロー達が互いに争う地獄絵図を尻目に、脱出を開始する正史リード達。
しかし、その瞬間、ユニバース衝突の衝撃波が脱出船を直撃。
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脱出船はリード達がいる機関部と、スーやヴァレリア、フランクリンといったリードの家族を始めとする乗組員の大多数がいる居住区に分断されてしまう。

リード「大丈夫だ。私の妻はこの世で最もタフな女性だ!」
夫の信頼に応え、持てる力を振り絞って透明フィールドで居住区を保護するスー・リチャーズ。
リードが居住区を引き寄せるために、すかさず虚無空間に手を伸ばす。
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しかし、その瞬間、再びの衝撃波がスー達のいる居住区を襲い、全てを塵に変えていく。
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そして衝突する2つのユニバース…
かくして50年以上の歴史を誇るアース616と、00年代のマーベルを彩ったアルティメットユニバースはその歴史の幕を閉じたのである。
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(2つのユニバースが消滅した証拠に、本書の最終ページにはこの墓碑が…)


**********

以上が、マーベルの夏の大型イベント、シークレットウォーズの#1の紹介でした。
全てのユニバースが灰燼に帰してしまったマーベル世界。
物語は今後、その破壊されたユニバースの破片を寄せ集めたいびつなパッチワーク世界"バトルワールド"に舞台を移していきます。

今現在、どのような展開を物語が見せるのかは、想像もできません。
しかし#1の中でブラックパンサーが今後の展開を予想する上で重要な行動をとっています。

文明の復興に必要な科学者たちを載せた輸送船が破壊され、復興計画がおじゃんになった際、テレポート能力者マニフォルドの力を使い"必要な人物たち"を脱出船に集めたのです。

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その人物とは、スパイダーマン、女ソー、サイクロップス、キャプテン・マーベル、スターロード。
彼らを載せた脱出船が、無事、事態を切り抜けたとすれば(そして都合のいいことに、彼らはみな脱出船の機関部側にいたのです!)、彼らこそが本物語の主人公を務めるのではないでしょうか?

【宣伝】(使い回し)
遂に発売開始した『AVX:アベンジャーズ VS X-MEN ROUND1 』!こちらはフェニックスフォースを巡るX-Menとアベンジャーズの全面戦争を描いており、まさにマーベルオールスターが総集結する作品になっています。また『エイジ・オブ・ウルトロン Vol.1』は、7月に日本でも公開される映画と同名のタイトルを持った作品であり、マーベルの歴史に"あるキャラ"が与えた影響を見つめ直すSFスペクタクルとなっています。


そして、先日いきなり飛びこんできたのはニュースが『LOBO ポートレイト・オブ・ア・バスティッチ』の発売!ヒーロー達に中指を立てるDC世界の暴れ者ロボがまさかの邦訳!出版社は新規参入のジュリアンパブリッシング社。まさか翻訳されるとは思わなかったタイトルだけに、これは楽しみですね。
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なんか凄まじいことになってますね…
これってDCのクライシスとかフラッシュポイントみたいなリランチってことなんでしょうか

Re: タイトルなし

> なんか凄まじいことになってますね…
> これってDCのクライシスとかフラッシュポイントみたいなリランチってことなんでしょうか

ここら辺、(主にDCのせいで)用語が混乱しているのですが、
本来的には"リランチ"は「過去の歴史や展開を残した上での新タイトルの立ち上げ」というニュアンスで使われることが多く、
フラッシュポイントのような「過去をないものにしてもう一度はじめからスタートする」ことは"リブート"と呼ばれることが多いです。

で、その意味で今回のシークレットウォーズですが、編集者が「リブートではない、リランチだ」といいきっています。
つまり、マーベルの過去の歴史は今後も引き継がれるということですね。
プロフィール

NOB-BON

Author:NOB-BON
X-men生まれSpawn育ちを地でいく、90年代アメコミバブルの残党。
しばらくの間、アメコミは翻訳本を買う程度だったのが、最近のデジタルコミックの手軽さにひかれ、本格的に復活しました。

基本的にMarvelメインですが、DCのリランチを機に自分の中でDCブームが来てるので、しばらくはDCの話題続くかも。
しばらくどころか完全にDC派に転びました。

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