バットマン:エターナル その2
お久しぶりの更新です。芸の無い言い訳ですが、ちょっと私生活が立て込んでまして・・・
バットマン:エターナル その2
(作:スコット・スナイダー他、画:ジェイソン・ファボック他)
今回も、前回に引き続き登場人物の紹介形式で、ストーリーを追っていきましょう。
私が統率しているからこそ、カーマインの時代のようにストリートのガキどもが鉛玉を喰らうことがなくなったのだ。
私こそが、ゴッサムの救世主だ!
(ペンギン)

ゴッサムに帰還したカーマイン・"ローマン"・ファルコーネ。
彼はゴッサムの裏社会のボスに再び返り咲くべく、現在の"暗黒街の顔役"であるペンギンに狙いを定める。
ファルコーネ・ファミリーとペンギン・ファミリーの血で血を洗うギャングウォーは日に日に激しさをましていき、ついには一般人にまで犠牲者がでるようになる。
頼みの綱も警察も、ゴードンの代わりに署長となったファルコーネの傀儡によって骨抜きにされ、あたかもファルコーネファミリーの下部組織であるかのような状態となってしまう。
ファルコーネからゴッサム市警に与えられた指令は2つ
・ファミリーの構成員を逮捕しないこと。
・バットマンを捕まえること!
この街を救う作戦があります。少しクレイジーかもしれないけれど…
そのためには"ある人物"の助けが不可欠なんです。
(バード警部補)
ゴードンを失い、実質的な権力をファルコーネに奪われて地に堕ちたゴッサム市警。
しかし、そんなゴッサム市警の中において情熱を失わず正義への道を模索したのが、ゴッサム市警の若きホープ、新米警官バードである。

赴任当日、皮肉にも心から尊敬するゴードンに手錠をはめることとなったバードだが、その後はあたかもゴードンの遺志を継いだかのように活躍。ついにはゴッサムの街に秩序を取り戻すため、ハーベイ警部、マギー・ソウヤー特別捜査官、TVレポーターであるヴィッキー・ベール、そしてバットマンを巻き込んだ一大作戦を実行にうつす。
殺人ピエロや、2つの顔を持つ検事とやりあうこの街では、自らが手を汚さないといけない時があるのだ。
(ペンギン)
バード警部補の計画によって再び力を取り戻したゴッサム市警は、いままでの態度と一変、かたっぱしからファルコーネファミリーとペンギンファミリーの構成員を逮捕していく。
構成員、資金、隠れ家を次々と失いながらも、お互いの抗争を止められず、破滅へと追い詰められていくファルコーネとペンギン。
窮地におちいった2人のうち、先にキレたのはペンギンであった。
一刻も早く抗争を終わらせる必要性を感じたペンギンは、"とある筋"から仕入れたファルコーネの隠れ家に単身潜入。
ファルコーネを自らの殺人傘で血祭りにあげることで、抗争の終結を狙う。

護衛を惨殺し、いよいよファルコーネの喉元に傘が突き立てられようとしたその刹那、ファルコーネの隠れ家にバート率いる警官隊が突入してくる。
ペンギンにファルコーネの隠れ家の場所をリークしたことを含めて、全てバート警部補の計画であったのだ。
2人のボスは殺人の容疑で現行犯逮捕。
これにてゴッサムを震え上がらせたギャングウォーはすべて終結したのである。
・・・と誰もが思ったその時、ただ1人バットマンだけは気が付いていた、2人の逮捕は単にギャングウォーの舞台がゴッサムのストーリートからブラックゲート刑務所の獄中にうつる切っ掛けにしかならないこと、そしてブラックゲートの中には盟友ジェームス・ゴードンが収監されていることに。

ボスはアンタの心の中には"聖霊"がいるっていうんだけど、それって比喩的表現ってやつですよね?
(バットウィング)
ゴッサムに訪れたオカルト探偵ジム・コリガン。復讐の聖霊スペクターの寄り代である彼は、ゴッサムに集まる悪の気の原因を探るべく、バットマンに協力を頼む。

しかし、カーマイン・"ローマン"・ファルコーネとペンギンの抗争で手が離せないバットマンは、自分の代わりに科学技術にたけた友人バットウィングを派遣する。
2人が目指す先は、ゴッサムの心霊的歪みの中心点、アーカムアサイラムであった!
***********
というわけで、バットマン:エターナル誌の紹介の2回目。
実はかなりはしょっていて、バーバラとジェイソンのデコボコタッグや、アルフレッドの娘、はては"バットマン日本代表"ジロー・オサムくんの登場など、みどころに事欠きません。
特に開始以来元気のない姿ばかりであったジェイムス・ゴードンについに活躍の場が与えられそうなのが楽しみですね!
【宣伝】
というわけで、盛り上がりに盛り上がっている"スナイダー版バットマン"ですが、実は日本でも未曾有の邦訳ラッシュを迎えております。先月発売された「バットマン:喪われた絆」のサブストーリー「ジョーカー:喪われた絆」は今月発売です。
メジャー、マイナー含めゴッサムで活躍する様々なバットファミリーの姿が読めるのは嬉しいですね。
そしてマーベルも翻訳が目白押し。何といってもお勧めなのが現在、米国で「近年の最高傑作」との呼び声もたかいホークアイ誌。普段ならば絶対に翻訳されないような、このタイトルが翻訳されること自体、現在のアメコミブームの層の分厚さを物語っていると思っています。
また、来月公開の映画「ガーディアン・オブ・ギャラクシー」に関連して翻訳本が2冊出ています。
これも、映画に合わせてではないとけして翻訳されないタイトルなので、嬉しい限りです。
バットマン:エターナル その2
(作:スコット・スナイダー他、画:ジェイソン・ファボック他)
今回も、前回に引き続き登場人物の紹介形式で、ストーリーを追っていきましょう。
私が統率しているからこそ、カーマインの時代のようにストリートのガキどもが鉛玉を喰らうことがなくなったのだ。
私こそが、ゴッサムの救世主だ!
(ペンギン)

ゴッサムに帰還したカーマイン・"ローマン"・ファルコーネ。
彼はゴッサムの裏社会のボスに再び返り咲くべく、現在の"暗黒街の顔役"であるペンギンに狙いを定める。
ファルコーネ・ファミリーとペンギン・ファミリーの血で血を洗うギャングウォーは日に日に激しさをましていき、ついには一般人にまで犠牲者がでるようになる。
頼みの綱も警察も、ゴードンの代わりに署長となったファルコーネの傀儡によって骨抜きにされ、あたかもファルコーネファミリーの下部組織であるかのような状態となってしまう。
ファルコーネからゴッサム市警に与えられた指令は2つ
・ファミリーの構成員を逮捕しないこと。
・バットマンを捕まえること!
この街を救う作戦があります。少しクレイジーかもしれないけれど…
そのためには"ある人物"の助けが不可欠なんです。
(バード警部補)
ゴードンを失い、実質的な権力をファルコーネに奪われて地に堕ちたゴッサム市警。
しかし、そんなゴッサム市警の中において情熱を失わず正義への道を模索したのが、ゴッサム市警の若きホープ、新米警官バードである。

赴任当日、皮肉にも心から尊敬するゴードンに手錠をはめることとなったバードだが、その後はあたかもゴードンの遺志を継いだかのように活躍。ついにはゴッサムの街に秩序を取り戻すため、ハーベイ警部、マギー・ソウヤー特別捜査官、TVレポーターであるヴィッキー・ベール、そしてバットマンを巻き込んだ一大作戦を実行にうつす。
殺人ピエロや、2つの顔を持つ検事とやりあうこの街では、自らが手を汚さないといけない時があるのだ。
(ペンギン)
バード警部補の計画によって再び力を取り戻したゴッサム市警は、いままでの態度と一変、かたっぱしからファルコーネファミリーとペンギンファミリーの構成員を逮捕していく。
構成員、資金、隠れ家を次々と失いながらも、お互いの抗争を止められず、破滅へと追い詰められていくファルコーネとペンギン。
窮地におちいった2人のうち、先にキレたのはペンギンであった。
一刻も早く抗争を終わらせる必要性を感じたペンギンは、"とある筋"から仕入れたファルコーネの隠れ家に単身潜入。
ファルコーネを自らの殺人傘で血祭りにあげることで、抗争の終結を狙う。

護衛を惨殺し、いよいよファルコーネの喉元に傘が突き立てられようとしたその刹那、ファルコーネの隠れ家にバート率いる警官隊が突入してくる。
ペンギンにファルコーネの隠れ家の場所をリークしたことを含めて、全てバート警部補の計画であったのだ。
2人のボスは殺人の容疑で現行犯逮捕。
これにてゴッサムを震え上がらせたギャングウォーはすべて終結したのである。
・・・と誰もが思ったその時、ただ1人バットマンだけは気が付いていた、2人の逮捕は単にギャングウォーの舞台がゴッサムのストーリートからブラックゲート刑務所の獄中にうつる切っ掛けにしかならないこと、そしてブラックゲートの中には盟友ジェームス・ゴードンが収監されていることに。

ボスはアンタの心の中には"聖霊"がいるっていうんだけど、それって比喩的表現ってやつですよね?
(バットウィング)
ゴッサムに訪れたオカルト探偵ジム・コリガン。復讐の聖霊スペクターの寄り代である彼は、ゴッサムに集まる悪の気の原因を探るべく、バットマンに協力を頼む。

しかし、カーマイン・"ローマン"・ファルコーネとペンギンの抗争で手が離せないバットマンは、自分の代わりに科学技術にたけた友人バットウィングを派遣する。
2人が目指す先は、ゴッサムの心霊的歪みの中心点、アーカムアサイラムであった!
***********
というわけで、バットマン:エターナル誌の紹介の2回目。
実はかなりはしょっていて、バーバラとジェイソンのデコボコタッグや、アルフレッドの娘、はては"バットマン日本代表"ジロー・オサムくんの登場など、みどころに事欠きません。
特に開始以来元気のない姿ばかりであったジェイムス・ゴードンについに活躍の場が与えられそうなのが楽しみですね!
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というわけで、盛り上がりに盛り上がっている"スナイダー版バットマン"ですが、実は日本でも未曾有の邦訳ラッシュを迎えております。先月発売された「バットマン:喪われた絆」のサブストーリー「ジョーカー:喪われた絆」は今月発売です。
メジャー、マイナー含めゴッサムで活躍する様々なバットファミリーの姿が読めるのは嬉しいですね。
そしてマーベルも翻訳が目白押し。何といってもお勧めなのが現在、米国で「近年の最高傑作」との呼び声もたかいホークアイ誌。普段ならば絶対に翻訳されないような、このタイトルが翻訳されること自体、現在のアメコミブームの層の分厚さを物語っていると思っています。
また、来月公開の映画「ガーディアン・オブ・ギャラクシー」に関連して翻訳本が2冊出ています。
これも、映画に合わせてではないとけして翻訳されないタイトルなので、嬉しい限りです。
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