バットマン #28

BATMAN #28
(作:スコット・スナイダー&ジェイムズ・タイニン4世、画:ダスティン・グウェン)

今回は久しぶりにバットマン誌の紹介です。
実は今回紹介する#28は、当初、バットマンの初めての活動を描くイベント『ゼロイヤー』の最終話を掲載することが予定されていました。
しかし、DC編集部が突如その予定を撤回し、4月から始まる週刊タイトル『バットマン:エターナル』による変革後の世界を予告する特別編を掲載することが、発表されるという変わった経緯があります。
(『バットマン:エターナル』についてはこの記事を参照)

色々あって『デス・オブ・ザ・ファミリー』以降バットマン誌の購読を止めてた管理人も、まんまとDCの術中にハマり、久しぶりにバットマン誌を手に取ってしまいました(笑)

*****************

『バットマン:エターナル』の舞台はもちろんゴッサムシティ。
しかし街の様子は我々の知る姿以上に荒れていた。
人々の口からは"戒厳令"、"感染"など不穏な言葉がささやかれ、夜間に出歩いた市民の前には完全武装のゴッサム市警がかけつけ制裁を加える。
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今夜のゴッサム市警の標的はハーパー・ロウ。(「梟の街」にも登場したパンクガールです)
いつも通り戒厳令を破った不届き物にお仕置きをしようと、警棒を振りかぶるゴッサム市警だが、
ハーパーが合言葉をささやいた瞬間、彼らの表情が変わる。

突如、態度を軟化させた警官がハーパーを案内した場所。
それは地上の荒廃っぷりとは対照的に、きらびやかに輝く巨大な地下社交場であった。
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ハーパーは受付の黒服に、自分の弟が"グラウンド・ゼロ"の近くにいたせいで"感染"した旨、彼を救う術を探して社交場の支配人――ゴッサム裏社会の新たなボスに会いに来た旨を告げる。

しかし黒服たちはハーパーの要望を無視し、彼女を取り囲む。
実はハーパーが警察官に伝えた合言葉は、過去のものであり、彼女は客ではなく不審者として社交場につれてこられたのだ。
大男たちに囲まれたハーパーは、慌てず騒がず隠し持ったスイッチを押す。
突如、停電し真っ暗闇となる社交場。腕利きの電気工として長年ゴッサムの送電工事をしていたハーパーにとって、この程度の芸当はたやすいものであった。
再び社交場に明りが戻った時、ハーパーがいた場所に立っていたのは…

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実はハーパー・ロウこそが、新しいバットマンのサイドキック、ブルーバードであったのだ。

バットマンとブルーバードは息の合ったコンビネーションで、社交場の用心棒たちを制圧していく。
そんな彼らの前についに、裏社会の新たなボスが姿を現す。それはバットマンにとって馴染のある人物。
20140301_04.jpg
セリーナ・カイル――キャットウーマンであった。

キャットウーマンはバットマン達に、現在、ゴッサムの様々な勢力が血眼になって探している"事態を収拾する鍵"を自分が所有している旨を告げ、彼らを金庫室へつ連れて行く。

セリーナが持つ"鍵"、それは1人の少女であった。
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キャットウーマン:彼女はステファニー・ブラウン、"プラウラー(ネタバレ屋/台無し野郎)"と名乗っているわ。彼女こそが、ゴッサムに起こる次なる事件を止められる唯一の人物よ。

**************
というわけで、遂に復活しました。4代目ロビンことステファニー・ブラウン!
予告編の名にふさわしく、彼女の登場以外にも、
「なんでハーパーがサイドキックになってるの?」
「ゴッサムに何が起ってるの?」
「バットケイブでバットマン達を補佐していた謎の影はだれ?」
「キャットウーマンとバットマンの間でなにが起ったの?」
と、疑問ばかりが募る内容でした。
これは4月から『バットマン:エターナル』を読むしかないですね。DCが仕掛けたレールにまんまと乗っている気もしますが(笑)

またDCは4月開始の『バットマン:エターナル』、5月開始の『New52:フューチャーズ・エンド』に続き、10月からも新たな週刊シリーズを立ち上げることを発表しました。
正直、管理人は英語を読むスピードが遅いので、あまり週刊タイトルに手を出したくないのですが、ユニバースの歴史に残る大事件を読みたくて毎週アメコミを買っている面もあるので、こういうお祭りには是非参加したい。…悩むところです。


【宣伝】
『バットマン:エターナル』に続く話が日本語で読みたいのであれば、リランチ後のBATMAN誌の翻訳本が出ております。
(『梟の夜』はバットマン誌で始まった事件がゴッサムの他のヒーロー達に及ぼした影響を描く番外編ですが。)
また、『梟の街』の続編で、ジョーカーの復活を描いた『Death of the Family』は、既に米国では合本が発売されています。



また最近の翻訳本はこちら。(長いので覚悟してください。)

バットマン関連では、新たにバットマンを襲名した"初代ロビン"ディック・グレイソンと、"バットマンの息子"ダミアンによる活躍を描いた「バットマン&ロビン」から、ブルース・ウェインがバットマンに返り咲く『ブルース・ウェインの選択』まで、再び"月刊バットマン"状態になっています。


また、映画『キックアス:ジャスティス・フォーエバー』の公開に合わせて、『キックアス2』『ヒットガール』が2冊同時刊行。遂に一部で人気の犬溶接マンが本格参戦する『ヒットマン2』はすでに発売中。


アベンジャーズ関連では、大型イベント『シークレット・インベージョン』の関連誌2冊と、映画版アベンジャーズの下敷きの1つといわれる『アルティメッツ』の続編が刊行されます。


そして、極め付けがこちら!
なんとアメコミ界の伝説アラン・ムーアがJ.H.ウィリアムス3世と組んだファンタジーコミック『プロメテア』の翻訳がでます!この作品がいかに楽しそうな作品であるかは、管理人のつたない修飾詞よりも、Googleの検索結果を見ていただくのが一番でしょう。
最後にコミックそのものではないのですが、ミニョーラの画集「アート オブ ヘルボーイ」も3月に発売予定です。


……というか、最近いくらなんでも出過ぎでしょ!嬉しい悲鳴とはこのことです(笑)

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NOB-BON

Author:NOB-BON
X-men生まれSpawn育ちを地でいく、90年代アメコミバブルの残党。
しばらくの間、アメコミは翻訳本を買う程度だったのが、最近のデジタルコミックの手軽さにひかれ、本格的に復活しました。

基本的にMarvelメインですが、DCのリランチを機に自分の中でDCブームが来てるので、しばらくはDCの話題続くかも。
しばらくどころか完全にDC派に転びました。

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