フォーエバー・イービル #4

Forever Evil #4
(作:ジェフ・ジョーンズ、画:画:デビッド・フィンチ)

【生存者】
クライム・シンジケートがこの次元に到達し、パンドラの箱による悪の精神汚染で混乱する3つのジャスティスリーグを蹂躙した際、3人の"悪人"だけはパンドラの箱の影響を受けずにその場を脱出していた。

1人目の"悪人"はコンスタンティン。
(彼と彼が組織した新生ジャスティス・リーグ・ダークの活躍は『Forever Evil:Blight』で。)
残った2人の"悪人"はバットマンとキャットウーマンであった。
20140208_04.jpg
彼らもまた、瀕死のサイボーグを抱えシンジケートによる攻撃から逃れていたのだ。

2人はARUGUSの科学技術部門「レッドルーム」へ身を寄せ、サイボーグを彼の父であるサイラス博士に預けると、バットケイブへ向かう。
(ちなみにサイボーグの復活と、彼が率いる新たなチームについては、ジャスティスリーグ誌で語られています。)

【対シンジケートの秘密兵器!!】
彼らがケイブを訪れた理由。それはジャスティスリーグのメンバーが悪に転じた際の防衛策として、バットマンが密かに準備していたアイテムを回収し、リーグの歪んだ鏡像であるクライムシンジケートとの戦いに役立てるためであった。

20140208_05.jpg
バットマンの秘密兵器は以下の通り

[対スーパーマン]
クリプトナイトの指輪
 ※ウルトラマンには効きません。

[対パワーリング]
シネストロ・コァによる地球襲撃の際に、密かに手に入れたイエローリング
 ※残エネルギー僅か

[対ジョニー・クイック]
スピードフォースの力を阻害する未来世界の避雷針
 ※詳細不明。ネットで調べても元ネタ分からず。求む情報!

[対グリッド]
ダークサイド軍の残したマザーボックス
 ※バットマン自身「どう役立つかわからないけど…」と認めてる(笑)

[対シーキング]
バットマン「いや、シンジケート版のアクアマンは死んだ。この箱は必要ないだろう」

[対スーパーウーマン]
空。
 ※この箱についてはジャスティス・リーグ#20参照

……意外に大したことないぞ(笑)


【バットマン vs パワーリング】
色々あって(笑)合流したルーサー達ヴィラン連合とバットマン。そこに乱入してきたのは、「宇宙一の臆病者」パワーリングとシークレット・ソサエティに加入したヴィラン達であった。
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パワーリング:畏れよ、俺様の力を!
さぁデスストローク!う、動いてる物は、み、みんな撃つんだ!
デスストローク:…もうやってるだろ?
パワーリング:でも… あっバットマン!なんで生きてる?
殺せ!ば、バットマンを殺してくれ!


(とっさに物陰に退避したバットマンは、懐から何かを取り出し)
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バットマン:今度は、私の力を畏れてもらおうか!


バットマンが作り上げた蝙蝠とパワーリングがだした蛇が、空中で交差する。
しかし、バットマンのイエローリングはあっという間にエネルギー切れ。
指輪同士の戦いはパワーリングの勝利に終わる。

パワーリング:これで、し、シンジケートの奴らも、俺の事を見直すに違いない。
お、俺の時代が来たんだ!
…それにしても、黄色い指輪だって?
こんな代物で俺を傷つけようなんて、馬鹿げた思い付きだな。


その瞬間、黄色い閃光があたりを照らす。

???:ふむ。「黄色の指輪が馬鹿げてる」と?
すまないが訂正してもらおうか。

20140208_08.jpg
というわけで、シネストロ登場!!
グリーンランタン#20で深宇宙で姿を消してから、久しぶりの登場となりましたが、このタイミングで満を持しての参戦!!
ハル・ジョーダンとは、敵味方に分かれながらも奇妙な友情で結ばれたシネストロだけに、そのそっくりさんであるパワーリングを前にしての反応が気になります。

【気に入ったシーン】
打倒シンジケートのために、下水道を進むルーサー達。
しかしビザロ(まだB-Zeroと呼ばれていますが)は暗がりをこわがり、先に進むことを嫌がる。
ビザロの軟弱な態度に呆れ果て、彼を暗がりに残し先に進んでいくブラックマンタたち。
しかし、ルーサーだけはその場に残りビザロに話しかける。

ルーサー:私は子供のころ、お前のように暗がりを怖かったことはない。
だが私にも一つだけ怖いものがあった。それは「自分が失敗すること」だ。
ルーサーはビザロに対して自分の過去のトラウマ、17歳の時、難病に侵された妹の治療法を思いつくも、失敗して自分が無能者と思われる事を恐れ、なにも行動を起こさなかった経験を語る。
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ルーサー:…その後、彼女は死んだ。それ以来私は、2度と"失敗への恐怖"などに私の歩みを止めさせない事を決意したのだ。だからお前も…
…いや、私としたことが時間を無駄にした。お前は知能を持たない失敗作だったな。
ビザロ:RRR...ビザロ、がんばる。


グッときます。ビザロとルーサーの疑似親子関係は、この話の随所に散りばめられており、本当に泣けるんですよ。
今後、2人の関係がどうなっていくのか、目が離せません。

【宣伝】
4人のロビンによるバットマンの後継者を巡る戦い「バットマン:バトル・フォー・ザ・カウル」から始まる『月刊バットマン』が遂に刊行開始です。
特に「バットマン&ロビン」以降のライターであるグラント・モリソンは、非常に多層的な意味を作品に持たせるライターなので、日本語でしっかりと意味を追えるのは嬉しいところ。


また、「ビフォア・ウォッチメン」からは、評価の高かったシルクスペクターとミニッツメンが発売。
シルクスペクターの画はみんな大好きアマンダ・コナーですよ!
また映画に合わせてキックアス関連の2タイトルも発売。


他にも「ニューアベンジャーズ:シークレットインベージョン」も予約が始まってます。

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No title

避雷針に関してはリージョンオブ3ワールズで「死亡した四代目フラッシュをリージョン特製の避雷針で引き戻す」という話がありました。それ以前にウォーリーも同じ方法でスピードフォースから帰還したはずです。バットマンがなぜそれを持っているのかはわかりませんが。

誇り高きヴィラン

なんかルーサーとビザロの関係がいいですね。何よりあのプライドの高いルーサーが自分の過去の失敗を語ってまでビザロの成長を促しているところを見るとやっぱりヴィランではあるけど大人物だなぁと思います。4月からジャスティスリーグのリーダーとなるらしいですけど頑張って欲しいです。そしてウォーリーついに復活です。何度も書きましたけどすっごく嬉しいです。青いコスチュームは新鮮でびっくりしましたけど頑張って欲しいですね。

ついに明かされたバットマン収集のみんなの弱点微妙なものばかりですが、ワンダーウーマンのはよくわからないのですが、なんだったのでしょうか?そしてイエローリングを使いましたけど相性バッチリですね。まぁリランチ前にはスカウトされてますし。(もしチャージするランタンがあったらどっちが買ったのでしょうか?わたし的にはリングが互角なら精神的に強いバットマンが勝ちそうですが。)今回の事といい、ヴィランといっても差し支えないですよね。バットマン。キャットウーマンはヴィランよりですけどヒーローなのにこれってどうだろうとちょっと思います(笑)。

そしてついにシネストロの登場です。ハルとの友情がある彼がその歪んだ鏡像であるパワーリングに何を思い戦うのかが楽しみです。個人誌も創刊されるので楽しみが増えました。これを機にブラックアダムも頑張って個人誌と行って欲しいです。

No title

受験が一段落したので久しぶりにコメントします。

シネストロかっこいい!自分が初めて見たころ(グリーンランタン・リバース)のエイリアンっぽさが懐かしく感じます。こういったキャラクターの変遷もアメコミの魅力の一つだと思います。

シネストロのコスチュームがハルのパララックス時のコスチュームに似ていますね。なにか理由があるのでしょうか?非常に気になります。

Re: 誇り高きヴィラン

>>星羅さん
返信遅れてすみません。
ワンダーウーマンの対応策については、別途ジャスティスリーグ誌で取り扱われているんですが、ぶっちゃけ何も入っていません。
バットマン曰く「ワンダーウーマンには弱点が見つからず、解決策が見つからない。彼女に比肩しうるキミ(スーパーマン)こそが、箱の中身なんだ。」とのこと。

イエローリングとバットマンについては、確かに愛称バッチリですね。
今回もシネストロから直々にスカウトされていました(笑)

Re: No title

> 初心者さん
ご無沙汰してます。受験お疲れさまでした。
シネストロかっこいいですよね。

シネストロの現在のキャラクターはリバース以降、ジェフ・ジョーンズがコツコツと積み上げていった結果なので、おそらく本人も非常に思い入れがあるのだろうと思います。

さてシネストロのコスチュームがパララックスに似ている件ですが、たまたまではありません。
実は現在のシネストロはパララックスの力をわが身にとりこみ、その圧倒的な精神力でパララックスを屈服させています。
色々あってパララックス以外の感情エンティティ(イオンとかですね)が消滅した現在では、宇宙屈指のパワーの持ち主といえるかもしれません。

プロフィール

NOB-BON

Author:NOB-BON
X-men生まれSpawn育ちを地でいく、90年代アメコミバブルの残党。
しばらくの間、アメコミは翻訳本を買う程度だったのが、最近のデジタルコミックの手軽さにひかれ、本格的に復活しました。

基本的にMarvelメインですが、DCのリランチを機に自分の中でDCブームが来てるので、しばらくはDCの話題続くかも。
しばらくどころか完全にDC派に転びました。

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