Aquaman #18-22
アクアマン #18-22
(作:ジェフ・ジョーンズ、画:ポール・ペルティエ)
ジャスティス・リーグとのクロスオーバー「Throne of Atrantis」にて再びアトランティスの王となり、お話が一段落したアクアマン誌。
その後なんとなくトリニティーウォーやWrath of the First Lanternなどの、派手なクロスオーバーの紹介ばかりになってしまい、あまり紹介できていませんでしたが、相変わらず面白いです。
今回のストーリーアーク「Death of a King」で特筆するべきは、その登場人物の多さと、「物語の着地地点」の見えなさ。
数々の登場人物が其々の思惑を胸に行動していくうちに、壮大な物語が紡がれていく様は、大ヒットドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」を思わせます。
(小説派の管理人的には「氷と炎の歌」や「七王国の玉座」って名前の方がしっくりくるのですが(笑))
米国のブログなどを見ていても同様の感想を抱く人は多いらしく、ジェフ・ジョーンズ本人も「映画化するなら『ゲーム・オブ・スローンズ』みたいな雰囲気で」なんて語ったりしていますね。
というわけで、今回はアクアマンの最新のアーク「Death of a King」の登場人物を紹介することで、現在アクアマンが置かれた状況を整理させてもらいます。
【アトランティス陣営】

アクアマン
言わずと知れたアトランティスの新王。地上世界との融和政策の一環として、先の戦争のどさくさで流出したアトランティスの超兵器の回収を指示する。
しかし、そんな彼の行動は、一部の国民の不満を招くこととなる。

ムーク
先王オームの忠実な部下であった近衛兵の古兵。
アクアマンの王権を認めず、オームを再び王位につけることを画策している。
現在は、テュラ、スワットと共に地上世界へ侵入。ベル・ルーヴ超人刑務所に捉えられているオームの脱獄を狙う。

テュラ
アトランティスの近衛兵にして先王オームの妹。
アトランティスの法を重んじ、アクアマンに忠実につかえていたが、
ムークにそそのかされ刑務所襲撃の企てに加わる。

スワット
人里離れた海底で地上世界の研究を続ける隠者。(ステファン・シン教授の海底版!)
アトランティス人であるにもかかわらず水中で呼吸ができないため、常に専用の呼吸機具を身につけている。
地上への興味とムークの脅しにより、刑務所襲撃の案内役を務めることに。
【エグゼベル陣営】
エグゼベルとはバミューダ・トライアングルに存在するアトランティスとは異なる海底王国のこと。
遥かな昔にアトランティスと袂を分かち、独自の発展を遂げた。
彼らは「アトランティスはエグゼベルの敵であり、エグゼベルの破滅を狙っている」と思い込んでいる。
(しかし、アトランティスは彼らの存在を忘れ去っており、歴史書にも記載されていない。)

ネルエウス
エグゼベルのリーダー。
エグゼベルの王女メラの不在の間、王女の許嫁(=次期王)として王国を治めていた。

メラ
アクアマンの妻。元々はエグゼベルの王女であり、アトランティスの王であるアクアマンの暗殺をもくろみ彼に近づいたことが、2人の馴れ初めであることがこの度明かされた。
その出自ゆえアクアマンと共にアトランティスに帰還することができず、現在はを地上に残っている。
【その他の陣営】

スカベンジャー
潜水艦隊を率いる海賊の首領。
アトランティスの武器流出事件の黒幕だが、彼の本当の目的はアトランティスそのもの。
卑劣な計略によりアトランティスの座標を手に入れ、遂に自慢の潜水艦隊でアトランティスへの侵攻を開始する。

死せる王(The Dead King)
長い眠りから覚めた、アトランティスの初代国王。
アクアマンの三叉矛やオームの王錫など、アトランティスの神器の作製者。冷気を発し、周囲の物を氷漬けにする能力を持つ。
今のところ目的は不明だが、彼のみが知るアトランティス建国の謎が、今後の展開に大きく関わってくると予想。
以上、ざっと挙げただけですが、これだけのキャラクターが自由気ままに(物語としてのお約束を感じさせずに)動き回る様はなかなかに壮観です。
このまま上手く物語として着地できれば、歴史に残る傑作になりそうな予感がします。
【宣伝】
アクアマンのTPBは今のところ2巻まで発売。
何度か書いていますが、ジェフ・ジョーンズの作品は英語が本当に簡単なので、これから原書を読み始める人に強くお勧めします。
8月の翻訳はここら辺。今月末に期待の映画「マン・オブ・スティール」が公開されるだけあって、スーパーマン関連が充実しています。
「スーパーマン:ラスト・サン」は未読なのですが、ライターがジェフ・ジョーンズで映画にも登場するゾッド将軍がヴィランということで、管理人は非常に期待してます。
「スーパーマン:アクション・コミックス Vol.1」は、グラント・モリソンが携わったNew52のスーパーマン誕生譚ということで、これまたお勧め。(ルーサーが良いキャラしてるんだよね、これ)
(作:ジェフ・ジョーンズ、画:ポール・ペルティエ)
ジャスティス・リーグとのクロスオーバー「Throne of Atrantis」にて再びアトランティスの王となり、お話が一段落したアクアマン誌。
その後なんとなくトリニティーウォーやWrath of the First Lanternなどの、派手なクロスオーバーの紹介ばかりになってしまい、あまり紹介できていませんでしたが、相変わらず面白いです。
今回のストーリーアーク「Death of a King」で特筆するべきは、その登場人物の多さと、「物語の着地地点」の見えなさ。
数々の登場人物が其々の思惑を胸に行動していくうちに、壮大な物語が紡がれていく様は、大ヒットドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」を思わせます。
(小説派の管理人的には「氷と炎の歌」や「七王国の玉座」って名前の方がしっくりくるのですが(笑))
米国のブログなどを見ていても同様の感想を抱く人は多いらしく、ジェフ・ジョーンズ本人も「映画化するなら『ゲーム・オブ・スローンズ』みたいな雰囲気で」なんて語ったりしていますね。
というわけで、今回はアクアマンの最新のアーク「Death of a King」の登場人物を紹介することで、現在アクアマンが置かれた状況を整理させてもらいます。
【アトランティス陣営】

アクアマン
言わずと知れたアトランティスの新王。地上世界との融和政策の一環として、先の戦争のどさくさで流出したアトランティスの超兵器の回収を指示する。
しかし、そんな彼の行動は、一部の国民の不満を招くこととなる。

ムーク
先王オームの忠実な部下であった近衛兵の古兵。
アクアマンの王権を認めず、オームを再び王位につけることを画策している。
現在は、テュラ、スワットと共に地上世界へ侵入。ベル・ルーヴ超人刑務所に捉えられているオームの脱獄を狙う。

テュラ
アトランティスの近衛兵にして先王オームの妹。
アトランティスの法を重んじ、アクアマンに忠実につかえていたが、
ムークにそそのかされ刑務所襲撃の企てに加わる。

スワット
人里離れた海底で地上世界の研究を続ける隠者。(ステファン・シン教授の海底版!)
アトランティス人であるにもかかわらず水中で呼吸ができないため、常に専用の呼吸機具を身につけている。
地上への興味とムークの脅しにより、刑務所襲撃の案内役を務めることに。
【エグゼベル陣営】
エグゼベルとはバミューダ・トライアングルに存在するアトランティスとは異なる海底王国のこと。
遥かな昔にアトランティスと袂を分かち、独自の発展を遂げた。
彼らは「アトランティスはエグゼベルの敵であり、エグゼベルの破滅を狙っている」と思い込んでいる。
(しかし、アトランティスは彼らの存在を忘れ去っており、歴史書にも記載されていない。)

ネルエウス
エグゼベルのリーダー。
エグゼベルの王女メラの不在の間、王女の許嫁(=次期王)として王国を治めていた。

メラ
アクアマンの妻。元々はエグゼベルの王女であり、アトランティスの王であるアクアマンの暗殺をもくろみ彼に近づいたことが、2人の馴れ初めであることがこの度明かされた。
その出自ゆえアクアマンと共にアトランティスに帰還することができず、現在はを地上に残っている。
【その他の陣営】

スカベンジャー
潜水艦隊を率いる海賊の首領。
アトランティスの武器流出事件の黒幕だが、彼の本当の目的はアトランティスそのもの。
卑劣な計略によりアトランティスの座標を手に入れ、遂に自慢の潜水艦隊でアトランティスへの侵攻を開始する。

死せる王(The Dead King)
長い眠りから覚めた、アトランティスの初代国王。
アクアマンの三叉矛やオームの王錫など、アトランティスの神器の作製者。冷気を発し、周囲の物を氷漬けにする能力を持つ。
今のところ目的は不明だが、彼のみが知るアトランティス建国の謎が、今後の展開に大きく関わってくると予想。
以上、ざっと挙げただけですが、これだけのキャラクターが自由気ままに(物語としてのお約束を感じさせずに)動き回る様はなかなかに壮観です。
このまま上手く物語として着地できれば、歴史に残る傑作になりそうな予感がします。
【宣伝】
アクアマンのTPBは今のところ2巻まで発売。
何度か書いていますが、ジェフ・ジョーンズの作品は英語が本当に簡単なので、これから原書を読み始める人に強くお勧めします。
8月の翻訳はここら辺。今月末に期待の映画「マン・オブ・スティール」が公開されるだけあって、スーパーマン関連が充実しています。
「スーパーマン:ラスト・サン」は未読なのですが、ライターがジェフ・ジョーンズで映画にも登場するゾッド将軍がヴィランということで、管理人は非常に期待してます。
「スーパーマン:アクション・コミックス Vol.1」は、グラント・モリソンが携わったNew52のスーパーマン誕生譚ということで、これまたお勧め。(ルーサーが良いキャラしてるんだよね、これ)
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