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新生アルティメット・ユニバースの紹介(アルティメット・インヴェージョン)

新生アルティメット・ユニバースの紹介(シークレット・インヴェージョン)
(作:ジョナサン・ヒックマン、画:ブライアン・ヒッチ)

深夜、"もう1人のスパイダーマン"マイルズ・モラレスの部屋に表れた人影。
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その人影はベッドで眠るマイルズに語り掛ける
メイカー:この地獄へと突き進むユニバースで、なぜそのように安眠ができる?
男の名前はメイカー、アース1610、アルティメットユニバースとも呼ばれる世界からやってきたリード・リチャーズである。
『シークレットウォーズ』で故郷を失い、この世界でヒーロー結社イルミナティに幽閉されていたメイカーは、新たな計画を胸に脱獄。
この世界で生き残った最後の同胞、マイルズの下を訪れたのだ。

メイカー:私は自分が"故郷"と呼べる場所を求め、このアースを去る。お前も来るか?
マイルズ:……いや、俺は間に合ってる。
メイカー:そうか、気が変わった時はこれを。


メイカーはマイルズに何も書かれていない紙片を手渡し、去っていく。
そしてこれは、メイカーがこの世界アース616で目撃された最後の姿であった……

そして場所は変わって、アース6160。
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今まさにヒーローの時代に向けて進みだしたこの若いアースの片隅で、ピーター・パーカー少年は科学展に参加していた。
展示に夢中なピーターの腕に這いよる1匹のクモ。

今まさにクモがピーターの腕に噛みつくその瞬間、スーツの男、メイカーがクモを捕まえる。

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そしてこの瞬間、この世界は"親愛なる隣人"を失ったのである。

******************
というわけで、今回は2024年より本格的に始まった新生アルティメットユニバースです。

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今回紹介する範囲は2023年に刊行されたミニシリーズ『アルティメット・インベージョン』と、ワンショット『アルティメット・ユニバース』の内容。
この2作が新生アルティメットユニバース誕生のあらましを紹介する作品で、この後で、『アルティメット・スパイダーマン』、『アルティメットX-MEN』、『アルティメット・ブラックパンサー』の3タイトルが刊行されます。
これらの3タイトルについては、まだ『アルティメット・スパイダーマン』しか読んでいないのですが、おそらくこれらの作品は今回紹介するアルティメットユニバースのメインストーリーとはそこまで深いつながりがない独自性の高い物語となり、メインストーリー自体は2024年6月に始まる新タイトル(おそらく『アルティメッツ』)で本格的に始まるんじゃないかと予想しています。

というわけで、以降はそのメインストーリーに関連する内容を、登場人物の解説という形で紹介していこうと思います。

【ハワード・スターク】
国際的ハイテク企業ステイン&スタークインダストリーの共同経営者。
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その天才的頭脳を用いて、様々な分野に技術革新をもたらしてきた時代の寵児。
享楽的でありながら根っからの技術者で、経営や対外交渉は盟友オバティア・ステインに任せ、本人は技術研究に専念している。
自らが設計した軍用アーマーの品質テストのためたびたびニューヨークの空をテスト飛行し(主に美女を相手に)愛想を振りまく姿から"アイアンマン"と呼ばれ親しまれている。
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そんなある日、ハワードは、世界のリーダーたちによる国際会議に参加することを求められる。
開催地は、誰もが一目置く世界のリーダー、メイカーが治めるラトヴェニア。
普段であれば面倒くさい政治はオバティアに押し付けてきたハワードだが、首脳たちの直々の指名にオバティアも拒絶できなかったのだ。
ラトヴェニアに向かう高速ジェットの中で、オバティアはハワードに意味深に呟く、「あそこに行けば、今まで私が君を何から守ってきたのかわかるはずだ」と。


【各国の指導者たち】
国際会議に集まった指導者たち。
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[ヨシダ・シロウ]

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ハラダ=ヨシダ同盟の下で日本に産まれた"日の国"の太陽皇。
彼がベールを被っているときは侍従であるヴァイパーを経由してしか会話をすることが叶わず、直接声をかけることは、その場で切り捨てられてもしかたがない最大の不敬とされる。

[ハルク]
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ガンマ線にさらされ悟りを開いた覚者にして、内なる怒りと暴力の誘惑からの解脱を教義とする宗教"永劫の光の子ら"の指導者。


[ラー&コンス]
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アフリカに版図を広げる"上弦と下弦の諸王国"の頂点に立つ2人組、通称ムーンナイト。
昼間はラーが、夜間はコンスがその意を伝える。

[ラスプーチン兄弟]
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ユーラシア共和国の指導者。武力による領土拡大を辞さないその態度は国際社会から激しく非難を浴びており、現在の世界の悩みの種。
一時的な休戦協定によって実現した国際会議への参加は、今回の会議の最大のサプライズ。


大小さまざまな反目を乗り越えて一堂に会した世界の指導者たち。しかしそのただなかで、ハワードはある違和感に気が付く。
互いに激しく対立する列強たちの明日を占う会議の場にしては、雰囲気が和やかすぎるのだ。

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当惑するハワードに対して、「オバティアは何も説明していなかったのか?」と同じく当惑する指導者たち。
彼らはハワードにこの世界の本当の姿を教える。

ハワードが知るこの世界の社会構造は全てまやかしであった。
この世界はメイカーと彼が選んだ一握りの強者が分割統治しており、日々ニュースをにぎわす国際的緊張は八百長で、持ち回り制で"社会の敵"を決めたうえで、この世界の真の支配構造から大衆の目をそらすため行われる偽りの対立であったのだ。

【メイカー】
この世界の創造者。

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アース616を去り、この世界アース6160へとたどり着いたメイカーは、新たな故郷となるこのアースを彼の考える理想の社会に作り替えたのだ。
彼がそのためにまず行ったこと、それはこの世界にも生まれるであろう彼を邪魔する存在、ヒーローたちの存在を消すことであった。
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4人の科学者によるロケット発射の予定を数時間ずらし宇宙線とロケットの衝突を防ぐ。

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アスガルドの跡目争いに介入し、本来は王になるはずはなかった第二王子を後押しする。

時空を超え様々な手段を使ってヒーローの誕生を妨げたメイカーは、この世界を彼の考える理想郷へと導くため、愚かな人類たちに統治に築かせぬまま統治する理想の社会システムを作り上げたのだ。

【征服者カーン】
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目眩ましのための抗争とガス抜きのための戦争を繰り返すメイカーにとっての唯一本物の"敵"。
遥か未来から到来し、その圧倒的な技術力によってメイカーらの治世を終わらせんとする存在。
その正体はスーツの下に隠されており不明だが、彼が率いる軍勢は、この世界に存在しないはずのヒーローたちのクローン。
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長くなったので、今回の更新はここまで、次回の更新ではメイカーによって始まる前から終わらせられた"驚異(Marvel)の時代"を復活させるために奮闘する"ヒーロー"たちの紹介をしようと思います。
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プロフィール

NOB-BON

Author:NOB-BON
X-men生まれSpawn育ちを地でいく、90年代アメコミバブルの残党。
しばらくの間、アメコミは翻訳本を買う程度だったのが、最近のデジタルコミックの手軽さにひかれ、本格的に復活しました。

基本的にMarvelメインですが、DCのリランチを機に自分の中でDCブームが来てるので、しばらくはDCの話題続くかも。
しばらくどころか完全にDC派に転びました。

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