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ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー #1-2

ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー #1-2
(作:ドニー・ケイツ、画:ジェフ・ショウ)

【サノスの遺産】
ギャラクタスの先触れシルバーサーファー、宇宙海賊スペースジャマーズ、ソーの盟友ベータ・レイ・ビル、宇宙犬コスモ…
宇宙の片隅にある聖域には、銀河中から集まった強者たちが一堂に会していた。

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???:我が兄、サノスは死んだ。彼が堕ちた地獄の住人たちに、まずは哀悼の意を。

舞台の上に立ち皆の視線を一身に集める痩身の男――銀河の長命種エターナルズの1人エロスはしめやかにそう切り出した。

エロス:そう。サノスは死んだ。しかし残念ながら彼の支配はまだ終わったわけではない。
そういうと、エロスはサノスの遺体の中に仕込まれていた装置を起動。一同がここに集まった理由である、サノスの遺言を公開する。

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サノス:よくぞ来た。おそらくこの場には、私の最後の言葉を聞き、自らの仇敵の死を祝うために集まった者どもでひしめいているであろう。
…しかしながらその期待は過ちだ。

私の死はこのようなものであるはずがない。私が"彼女"の下に参じるとき、それは私自身がそう望んだ時でなくてはならないのだ。
このような時のために、私は私の精神を、この銀河の何者かの身体に移した。

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思わぬ展開に思わず顔を見合わせる銀河の強者たち。

サノス:私の後悔はただ一つ。
私の新しい肉体を見つけるためにこれから諸君らが為す所業を…、私の復活を防ごうと互いに殺しあう様を、見ることが出来ないこと、ただそれだけだ。
それでは諸君らの検討を祈る。


メッセージの再生が終わり、静まり返るホール。
その静寂をエロスが破る。

エロス:さて、皆に集まってもらった理由がわかっていただけただろうか?
私が銀河中から集めた既知宇宙の強者に、"地球最強のヒーローたち"が含まれていない理由も、これで察していただけたと思う。

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ここにいる皆は、自らの手が汚れることを厭わない者ばかりだと信じている。
…これから我々は多くの人々を殺さねばならないのだ。

事前に私がサノスである確率が高いものをリストアップしておいた。
しかし、まずは最も明白な容疑者から始めよう。
・・・ガモラだ。

エロスの言葉が意味するところを察した参加者は、サノスの遺言の真偽や、エロスの提案の倫理について、声高に議論を開始する。

しかし、その瞬間、大きな爆発がおこりホールの壁に風穴があく。

その穴から姿を見せたのはサノスの忠実なる私兵集団ブラックオーダー。
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エロスが奪った主人の遺体を取り戻すべく、襲撃をかけたのだ。

果敢に応戦するヒーロー達であったが、不意打ちにより態勢が整わない中で一人また一人と、ブラックオーダーが造ったブラックホールへと引きずり込まれていく。
混乱に乗じて目論み道理サノスの遺体を手に入れ、飛び去るブラックオーダー。
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残されたのは静寂のみ…


【ガーディアンズ】

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スターロード:グルート! 次におがくずを飛ばしたら、ただじゃおかねぇぞ!
グルート:$%#* 喰らえ…
スターロード:お前こそ、"わたしはグルート"喰らえ。


一方そのころ、スターロードとグルートは、2人きりでやさぐれていた。

ドラックスは死亡し、ガモラは悪人となりスターロードを殺害(その後無事復活)した上に、ロケットとも仲違い…
ここ数か月、(インフィニティウォーズにおいて)散々な目にあった上に、根城であるノーウェアが突如消え去ったのだから、それも無理のない話である。

残った唯一の仲間であるグルートとも険悪な雰囲気になったところで、彼らの宇宙船は、銀河を漂う漂流者を発見する。
漂流者は、ベータ・レイ・ビル、コズミックゴーストライダー、ムーンドラゴン、フィラ=ヴェル。いずれもサノスの遺言を聞き、ブラックオーダーによって時空の裂け目に捕らわれた面々の生き残りである。

ブラックホールからの脱出の際に、宇宙警察であるノヴァ・コァに追われる身となった漂流者たちを、船内に迎え入れるスターロードは、返す刀で彼らの引き渡しを要請するノヴァ・コァを拒絶する。

スターロード:引き渡しの要求をするならば令状が必要だろ?
ノヴァ一般兵:宇宙船の自治権は、船の乗組員のみにしか適用されません。彼らは…
スターロード:じゃあこいつらは、俺の新しい乗組員ってことになるな。

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【もう1つのガーディアンズ】
ブラックオーダーの襲撃を生き延びたのは、ベータ・レイ・ビルたちだけではなかった。
今回の件の発起人であるエロスもまた、顔面に大きな傷を負い、下半身に損傷を受けながらも、生き延びていたのだ。
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エロスは、まるでブラックオーダーによる襲撃などなかったかのように、生存者たちに語り掛ける。

エロス:我々のミッションは何一つ変わらない。
サノスが復活する。我々はそれだけは止めなければならない。
我々が、"銀河を守護する"のだ。
…どんな手を使うことになろうともな。

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****************
というわけで、新進気鋭…どころか最近のマーベルユニバースの影の支配者のような雰囲気すら漂う人気ライター、ドニー・ケイツを迎えて始まったガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーの紹介でした。

ひねくれ者のケイツらしく、映画のメンバーから距離を置きながらも、マーベルのコズミック系キャラクターを総登場させる意気込みを感じる本作ですが、
ドニー・ケイツは、『サノス』、『コズミック・ゴーストライダー』に続き、本作でブラックホークに消えたシルバーサーファーのその後の物語を描くことが決まっており、現在のマーベルの宇宙系タイトルはまさにケイツの遊び場状態。
本作はそんな"ケイツ・ユニバース"の中心となることが宿命づけられた作品となりそうで、目が離せないですね。

【宣伝】
更新の間を置くと、書くのが一番面倒なのがこのコーナー。
もう、どれを紹介したんだかしてないんだか分からないので、目についたものを片っ端から紹介。

最近一番驚いた翻訳本が『ユー・アー・デッドプール』。
いわゆるゲームブック形式(「〇〇するならばページnnに進め」みたいな奴ですね)で、読者はデッドプールとなってマーベルユニバースを走り回るのですが、なんせ相手はデッドプール。そうやすやすと読者の"駒"に徹してくれそうにはないので、メタいジョーク満載な展開を期待。

続いて嬉しいのが『ジャスティス・リーグ:ノー・ジャスティス』。現在のDC世界の大きな流れの中心であるスコット・スナイダーのジャスティスリーグの導入となった週刊タイトルです。
これが出るということは、つまりは今後スナイダーのジャスティスリーグが出る事を期待していいんですよね!?

『アベンジャーズ:ディスアセンブルド』の翻訳も嬉しいニュース。
2000年代のアベンジャーズ、ひいては2000年代のマーベルユニバース全体の大きな流れの起点となり、翻訳本の解説書で繰り返し引き合いに出されてきた作品が遂に翻訳です!



また、マイク・ミニョーラの人気作品が遂に『ヘルボーイ・イン・ヘル:誰が為に鐘は鳴る』で完結。
こちらは管理人が学生だった20年以上前から少しずつ翻訳本が刊行されてきたタイトルだけに、その完走は非常に感慨深いです。
完結するといえば、人気者グウェンプールも『グウェンプール:さよならするのはつらいけど』で遂に完結。
完結編には、アートを担当したグリヒル氏のインタビューも特別収録予定とのこと。これも楽しみ!



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プロフィール

NOB-BON

Author:NOB-BON
X-men生まれSpawn育ちを地でいく、90年代アメコミバブルの残党。
しばらくの間、アメコミは翻訳本を買う程度だったのが、最近のデジタルコミックの手軽さにひかれ、本格的に復活しました。

基本的にMarvelメインですが、DCのリランチを機に自分の中でDCブームが来てるので、しばらくはDCの話題続くかも。
しばらくどころか完全にDC派に転びました。

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