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「体感型コミックイベントBrave and Bold」のコミッション募集のお知らせ 佐々木淳子&白井影二

今回はアメコミからはいったん離れて、10月22日(土)、海外マンガフェスタの前日に開催されるイベント『体感型コミックイベントBrave and Bold』に参加される、2人の日本人アーティストのコミッション情報をお知らせします。

まず一人目が
【白井影二/米良春威】
イラストレーター/漫画家の白井影二!
覇王丸

管理人にとって白井氏といえば、なんといっても格闘ゲーム『サムライスピリッツ』!
実際のゲーム画面に合せるためか、かっちりとした描線のイラストが多かった当時の格闘ゲームの中で、流麗なタッチで描かれた白井影二氏のアートはひと際目立っており、なんというか"格闘ゲームの新時代の幕開け"を感じさせたものでした。
現在も、"米良春威"名義で時代劇コミックを発表したり、専門学校の講師l講師として後進の育成にあたるなど幅広い活動を見せている白井氏ですが、今回のイベント参加にあたり若干名の事前コミッションを募集されるとのこと!

[白井影二:価格リスト]
A4の紙に筆で線を描いた後にコピックで軽く着色

ウェイストアップの絵 1万円
全身絵 1万五千円

10~15点ほど事前コミッションとして募集予定。
当日はコミッションは数点ほど承ります。
時間があれば鉛筆かペンで軽く描いたスケッチを当日来ていただいた方々にお描き致します。(コミッションではなく、ファンサービスとしての軽いスケッチとなります)


そしてもう一人のアーティストが
【佐々木淳子】

佐々木淳子氏といえば、『ダークグリーン』や『那由他』で知られるSF漫画の雄。
その特異な作風から熱狂的なファンが多いことで有名な同氏ですが、近年は活動の場を同人の世界に移し、『ダークグリーン』の続編『ディメンショングリーン』などを発表し大活躍されています。
こちらもお忙しい中、若干名のコミッションを受け付けていただけることに!

[佐々木淳子:価格リスト]
3000円/枚  色鉛筆+水彩絵の具仕上げ

事前で5点、当日は3点ほど受付予定です。

【募集期間】
・9月25日(日)より10月1日(土)まで
・希望者多数の場合は早期打ち切りの場合がありますので何卒ご容赦ください。
【申し込み事項】
以下の事項を記載の上、yoshimichicomicarttrade@gmail.comへメール
・お名前
・電話番号
・前売り券の整理番号(最初のアルファベットを含む3桁)、ツイプラの取り置き分の方はツイッターのアカウント名
・希望キャラ名

【お支払い方法】
 ・イベント会場でコミッションと受け渡し

【白井影二さん作例】
WOLVERIN.jpg
CATWOMAN.jpg
不知火舞
ジョー東 sm
ハーレイクイン sm

【佐々木淳子さん作例】
sasaki01.jpg
sasaki02.jpg
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【海外マンガフェスタ2016】アーティスト来日のお知らせ:ラファ・サンドバル

来る10月23日に、コミティア118の一環として開かれる海外コミックの祭典海外マンガフェスタ2016
すでに、バーナビー・バジェンダ氏>、ケン・ラシェリー氏デヴィッド・バルデオン氏の来日はお伝えしましたが、ここにきて素晴らしいアーティストの来日が決定しました。

そのアーティストとは、なんとラファ・サンドバル(Rafa Sandoval)氏!
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かつてはマーベルで『インクレティブル・ハーキューリー』や『X-men:レガシー』など担当していたサンドハル氏ですが、近年はDCとヴァリアントを主な活動拠点とし、ヴァリアントの看板タイトル『X-O マノウォー』やDCの『キャットウーマン』など、様々な作品を担当しています。
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が、個人的には外せないのは、先日よりDCで始まった『ハル・ジョーダン&グリーンランタン・コァ』!!
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様々な異星人が入り乱れるアクション主体の本誌は、サンドバル氏の華やかなアートにうってつけ。毎号毎号これでもかというほど美麗なアートで読者を(というか私を)魅了し続けてくれています。

そんな今が旬の(今年来日するアーティストはみなさんそうですね)サンドバル氏ですが、今回は"若干名の"事前コミッションを受け付けてくれます。
コミッションの要綱は下記の通り。みなさん是非、よろしくお願いします。

【価格表】
A4 サイズ
BUST - Inks & Greys $130
BUST - Color $180
FULL BODY - Inks & Greys $230
FULL BODY - Color $265

A3 サイズ
FULL BODY - Inks & Greys $340
FULL BODY - COLOR $385

【申し込み事項】
以下の事項を記載の上、yoshimichicomicarttrade@gmail.comへメール
・お名前
・電話番号
・住所
・希望のキャラとオプション

【お支払い時期】
 ・イベント会場でコミッションと受け渡し
 ・後日郵送の方は口座振り込み

【米ドルの日本円での正確な支払金額】
来日数日前に代理人のyokkun氏がみずほ銀行などの金融機関で換金予定で、その際に掛かった換金レートに基づいて算出。(新聞やニュース等で公表されるレートよりも金融機関が換金する際に手数料がかかるので数円分レートがアップする事をあらかじめご了承ください)

アメコミの読み始め方:現行誌編

今回は少し趣向を変え「アメコミの読み始め方:現行誌編」と称して、「ヒーロー物のアメコミの最新ストーリーを追ってみたい」と思われた方が、毎月リーフ形式で発売される現行誌を読むときに気を付けるポイントを、Tips形式で解説したいと思います。

①前提知識を求められてもひるまない
まず重要なことですが、ヒーロー物のアメコミは基本的に"終わらない物語"です。
なので、日本のマンガのように、1話から読めば前提知識がなくとも100%理解できるという物ではなく、例えば「スーパーマンは惑星クリプトンからやってきた超人で普段は新聞記者として働いている」であったり、「かつて超人登録法の是非を巡ってヒーロー同士の争いがあり、キャプテンアメリカが死亡する事態にまで発展した」など、有名なキャラクターや事件はある程度知っていることがどうしても前提となってしまうケースがあります。

ここら辺、歴史をテーマにした日本のマンガを頭に浮かべればイメージがしやすいでしょうか?
幕末を舞台にした漫画であれば、説明なしで坂本竜馬が登場することもあるでしょうし、いきなり「黒船の来航で…」みたいなセリフが出てきたりもしますよね?
あれと同じような感じです。

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(有名なキャラ、衝撃的な事件はユニバースの"歴史"となっていく)

このように自分の知らないキャラや事件にぶち当たることは、アメコミを読んでるとしょっちゅうです。

もちろん余裕があれば、ネットを使ってそのキャラや事件について調べてみてもよいですし、面倒くさいようであったら「そういうキャラもいるんだ」くらいにとらえて、さらっと流してしまうのも問題ありません。
大丈夫、本当に物語の本筋に絡んでくるキャラや事件であれば、最低限の説明は作中にあるはずです。

②"最初から"に拘らない
前項と似ているのですが、"終わらない物語"であるアメコミを始めから読むのは至難の業です。

先日翻訳された『グレイソン』を例にとって見ましょう。
この作品は「『フォーエバーイービル』事件でその正体を世間に知られてしまったナイトウイングがマスクを捨て秘密組織の諜報員として活躍する」という物語なのですが、
この粗筋を聞いて「じゃあその『フォーエバーイービル』から読まないとだめなのか」と『フォーエバーイービル』の粗筋を調べると今度は、
「『トリニティウォー』事件の結果、この世界に現れた悪のジャスティスリーグが…」となり、
『トリニティウォー』を調べると
「『フラッシュポイント』事件で登場したパンドラが…」と、正直きりがありません。
なのでどこかで見切りをつけてしまうことが重要です。

(真面目にさかのぼっていくとキリがないのが、アメコミの恐ろしいところ)

とはいえ、せっかく読むのであればきりの良いところから読みたいのもまた事実。
以降のTipsでは「それではどこから読めばよいのか?」という部分を考えていきましょう

③#1は裏切らない
当たり前の話ですが、#1(第1号)はどんなケースにおいても読み始めに丁度いい区切りです。
特に近年では各出版社とも大きい号数のコミックを出すことを嫌い、適切なタイミングで#1から再出発することに積極的ですので、その分#1と銘打たれたコミックを目にする機会は多く、読み始めるのに格好のタイミングとなっています。

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(近年の流行であるリランチによる号数リセットは、読み初める格好の機会)

また後述しますが、まれに#1と銘打たれながらも、その前から話が続いているケースもあるのですが、その場合でも#1のタイミングでは必ずその号から読み始めた読者に向けたフォローは入るので、悩んだら#1から読んでおけば間違いありません。

④ライターで追ってみよう
また号数が#1ではない場合でも、「ライターが替わったタイミングで読み始める」という方法もあります。

日本では「アメコミには最終回が無い」というイメージが先行しており、それほど意識されていませんが、アメコミの場合は「1人のライターが担当した最初から最後まで」が、おおむね日本の漫画における"1作品"に該当します。
もちろんライターが替わったからといって前任者の物語が無かったことになるわけではありませんが、前任者が張った細かい伏線は前任者の任期中に大方解消され、新担当は自分の語りたい物語のために、新しく伏線を張り始めるのが基本です。

余談ですが、管理人も基本的にはライター単位でそのタイトルを読むか読まないかを決めており、例えばこのブログで紹介した「グリーンアロー」や、「スーパーマン」はそれまで読んでいなかったタイトルを、ライターが替わったのを機に読み始めています。

さらに余談ですがこの"1人のライターが担当した最初から最後まで"の事を"Run"と呼び、例えば"Geoff Johns' Aquaman Run"といえば、ジェフ・ジョーンズがアクアマン誌を担当した#1~25の事を意味します。


(ジェフ・ジョーンズの担当したアクアマンの1巻~4巻。5巻め以降は、ジェフ・パーカーによる"別の作品"。

で、前述のとおりこのRunは日本のマンガにおける1作品とおおむね同じ扱いですので、「誰々のあのRunは名作だ」とか、「誰々のRunは直ぐに打ち切られて、別のライターのRunが始まった」なんていう風に語られることになります。

⑤ライター追いの応用編
先ほどは「号数の途中でもライターが替われば別の作品」という話をしましたが、次はその逆「号数が#1にリセットされたのに、ライターが同じなので話が繋がっている」というケースの話をします。

先ほどもちらりと話しましたが、近年、各出版社は大きな号数のタイトルを出すのを嫌い、「DC YOU」や「Marvel Now!」などのキャンペーンにかこつけて積極的に号数を#1にリセットする傾向があります。

この際、上手くリセット前に物語にけりをつけて、#1から新ライターが就任できればよいのですが、そんなにうまくいくケースばかりではありませんし、評判のいいタイトルであれば号数リセット後も同じライターに担当してもらいたい場合もあります。

こういった場合は、号数は#1となりますが物語自体はリセット前の物語を引き継がれるケースが多く、読むときは注意が必要です。

とはいえ、「③#1は裏切らない」でも述べたとおり、#1が物語の途中であったとしても新規読者を獲得したくて号数を#1に戻すわけですから、そのタイミングで必ず新規読者向けのフォローが入るので、悩んだら読んでしまうことをお勧めします。

またこの考え方を応用すると、先日#52で完結を迎えた『グリーンランタン』の続きを読みたい場合に、「DC:リバース」で始まる『グリーンランタンズ』と『ハル・ジョーダン&グリーンランタン・コァ』のどちらを読めばいいか悩んだときに、ライターに注目することで「『グリーンランタン』と同じライターが担当する『ハル・ジョーダン&グリーンランタン・コァ』を読む」といった判断をすることもできます。
20160904_3.jpg
(先日始まったグリーンランタン系の2誌。前作の直系の続編もみえてくる)

以上、長くなりましたが、自分なりに思う「現行誌を読み始めるときのポイント」でした。

過去の名作や、好きなキャラクターのターニングポイントを、後からTPBで読むのももちろん面白いのですが、
毎月リーフを追うことで、ダイナミックな展開に胸を躍らせながら、ユニバースの歴史が誕生する瞬間を見守っていくのも、アメコミならではの格別な楽しさがあると自分は思っています。

少しでも多くの方とそういった"現行誌を追う楽しみ"を共有できればと思ったのが、今回の記事をまとめるきっかけとなったのですが、いかがでしたでしょうか?
もし機会があれば、今度は"イベントとの付き合い方"という記事でもまとめてみようかなと思いますので、引き続きよろしくお願いします。

【宣伝】(使いまわし)
今回の翻訳本の宣伝はDCから。
まずお勧めなのが『アクアマン』! 長い歴史を誇りながらも「ジャスティスリーグ1の不人気ヒーロー」と揶揄されることも多かったアクアマンを一躍DCのトップヒーローへ押し上げたジェフ・ジョーンズの腕前に舌を巻くこと間違いなしの内容です。
"一躍DCのトップヒーローへ押し上げた"といえば『バットガール:バーンサイド』も外せません。打ち切り前の穴埋め的に行った路線変更が大当たり。その方向性の後追いをするタイトルがDCのみならずマーベルでも現れ、"バットガール化"という言葉すら生まれた記念碑的作品となります。
つづいては『ジャスティス・リーグ:インジャスティス・リーグ』。傑作イベント『フォーエバーイービル』の展開をうけ、ルーサーがジャスティスリーグに加入という衝撃の導入で開始する本作は、ジェフ・ジョーンズのジャスティスリーグの絶頂期と言っても過言ではない面白さです。



続いてはマーベル。
こちらは何といっても『スーペリア・スパイダーマン:マイ・オウン・ワースト・エネミー』でしょう。
Dr.オクトパスがピーターの体を乗っ取りヒーロー活動を始めるという、変化球どころかビーンボールのような内容ながら、その面白さで多くの人を唸らせた傑作です。ピーターが体を乗っ取られるまでの経緯を描いたアメージング・スパイダーマン誌の最後のストーリーも収録されるのがうれしいところ。
続いて未読ながら「心の中にいるキャプテンアメリカ、ウルヴァリン、スパイダーマンの人格と会話をしながら戦う多重人格ヒーロー」という設定がとにかく凄い『ムーンナイト 上』も気になるところ。
最後は定番となったデッドプールから『デッドプールVol.7:アクシス』と『デッドプール Vol.8:オール・グッド・シングス(仮) 』の2冊が発売。


プロフィール

NOB-BON

Author:NOB-BON
X-men生まれSpawn育ちを地でいく、90年代アメコミバブルの残党。
しばらくの間、アメコミは翻訳本を買う程度だったのが、最近のデジタルコミックの手軽さにひかれ、本格的に復活しました。

基本的にMarvelメインですが、DCのリランチを機に自分の中でDCブームが来てるので、しばらくはDCの話題続くかも。
しばらくどころか完全にDC派に転びました。

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