シークレットウォーズ:プラネット・ハルク#1

プラネット・ハルク#1
(作:サム・ハンフリーズ、画:マーク・レイミング)

バトルワールドの一角に存在する"娯楽の殿堂"キルシアム。怪人アーケードが運営するこのコロッセオに新たなチャンピオンが誕生しようとしていた。
そのチャンピオンとは
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剣闘士キャプテン・スティーブと彼の愛騎デビルダイナソー!
(ちなみにキャップが踏みしめているのは前チャンピオンと思わしき"ウルヴァリン隊"の皆さん・・・)

新チャンピオンを自らの手で称えるため、コロッセオのトップであるアーケードがキャップに手をさしのばした瞬間。
突然キャップがアーケードの胸ぐらをつかみ、デビルダイナソーが2人を丸のみにする。
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キャップの狙いは、始めからアーケードが無防備な姿をさらすこの瞬間にあったのだ!


デビルダイナソーの口内で、キャップはアーケードに迫る。
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バッキーを何処にやった!

と・・・

**********
というわけで、シークレットウォーズのタイイン誌「プラネットハルク」の紹介でした。

この後、キャップとデビルダイナソーはバッキーを救うために、"血と泥土、ガンマ線とハルクで満ちた地"であるグリーンランドへと向かうことになるのですが、そこに登場するハルク達はこんな感じ。
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投石機などの原始的武器で上空を飛ぶソーズを襲う彼らは、ファンタジー物に登場する亜人そのもの!
(もっと言ってしまえば『ウォーハンマー』のオークに似てる気も・・・)

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シークレットウォーズは、様々なユニバースの破片を寄せ集めで創られた世界バトルワールドが舞台ということで、その関連誌は、『シヴィルウォー』や『インフェルノ』といったマーベルの過去の歴史を再探訪するような作品が数多く用意されています。

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また、今回紹介した『プラネット・ハルク』や『ウェア・モンスターズ・ドゥウェル』といったパルプ小説のような冒険ものや、アベンジャーズのキャラによる西部劇『1872』や、キャプテン・マーベル率いる女性だけの飛行隊を描いた軍記物『キャプテン・マーベル&キャロル・コァ』など、ヒーローコミックの発展と共にすたれていった過去の人気ジャンルを扱ったタイインも多数あり、そういう意味ではマーベルだけにとどまらないコミック自体の可能性を再確認するイベントと言えるかもしれません。

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今月発売の邦訳本で気になっているのは、勿論『ジャスティス・リーグ:トリニティ・ウォー』!
New52の最初の大型イベントとして企画され、ジャスティスリーグ、ジャスティスリーグ・オブ・アメリカ、ジャスティスリーグダークと3チームのジャスティスリーグが勢ぞろいする作品です。
管理人のお気に入りのキャラ、コンスタンティンの活躍が日本語で読めるのも嬉しい!
また、『バットマン:ゼロイヤー 暗黒の街』は、実は管理人は未読なのですが、リドラーがバットマンの正当な宿敵として登場するということで、こちらも非常に楽しみです。


また、ヒーロー物ではないオリジナル作品専門のアメコミ出版社スパークライトコミックスからは、マーベルの超大物ライター、リック・リメンダーが手がけた、暗殺者養成学校を舞台にした青春コミック『デッドリークラス』が発売されます。
ヒーロー物を読んでいると自然に、ヒーロー物以外の人気作の情報も入ってくるのですが、なかなか手を出す余裕がないので、こういった作品の翻訳は嬉しいところ。(一般書店への流通はないのでご注意!)
先日突如翻訳が発表された『LOBO ポートレイト・オブ・ア・バスティッチ』を出版するジュリアンパブリッシングなど、新しい出版社も増えてきてまさに今がブームという感があります。

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シークレットウォーズ#2

シークレットウォーズ#2
(作:ジョナサン・ヒックマン、画:エサド・リビッチ)

前回の記事どおりファイナルインカージョンをおえ、全ての多次元世界もろとも消滅を迎えたマーベルユニバース。

後に残された物は完全な"無"。
しかし、その暗黒の中に創造の光が灯る。
創造神が新たな世界を創り給うたのだ。
神は初めに光を生みだされた。
その神の名は、神皇帝(ゴッドエンペラー)ドゥーム!!
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そして、ドゥーム神が創り給うた世界こそが、マーベルユニバースに残された唯一の世界バトルワールドなのである!


バトルワールドは時代も文明も異なる40以上の領土からでなるパッチワーク世界であり、それぞれの領土にはドゥーム神に忠誠を誓った領主が置かれ、各自が思いのままに自分の領土を統治。
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(領主の1人"ゴブリンクイーン"マデリーン・プライヤーと、未来のハルクであるマエストロ)

領土間の干渉は原則禁止だが、大きな問題が起こった場合は、領主達とドゥーム神の見守る延臣法廷にて己の正当性を証明し、罪人とされた者はバトルワールドの南端に築かれた巨大な防護壁"SHIELD"に送られ、壁の向こうに巣食う怪物(マーベルゾンビやウルトロンなど)から人間社会を護る戦いに残る生涯を捧げなければならない。
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こちらが、バトルワールド全土を統治するドゥーム神の玉座の間。"法"を司る執政官Dr.ストレンジと"科学"を司る皇姫ヴァレリアがドゥーム神の両脇を堅め、玉座に座るドゥーム神の傍らには常に王妃スーザン(インヴィジブル・ウーマンです)が付き従う。

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また、ドゥーム神が星々の欠片から鍛え上げたとされるハンマーに選ばれた者は、法の執行者"ソーズ"の一員として、ドゥームの法をバトルワールド全土に行き渡らせるために飛びまわる。



ドゥーム神自らが治めるバトルワールドは、神によって築かれたシステムにより創世以来、完璧な調和が続いていた。

しかしそんなある日、ヴァレリアの率いる"機関"(ファウンデーション)の下に、世界の辺境にて不審な巨大建造物を発見したという報告が上がる。
"機関"による調査の結果、件の巨大建造物はドゥーム神による"創世"以前の物質でできていることが判明。
事態を重く見た神の執政官Dr.ストレンジはすぐさまソーズのメンバーを派遣する。

現地へ飛んだ2人のソーが見た物。
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それは巨大な脱出船であった。

そしてその中から現れたのは…
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アース616とアルティメット世界の戦いで暗躍していた、カバルとアルティメット版リード・リチャーズ!

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というわけで、前回に続きシークレットウォーズの紹介でした。

前回のいきなりのクライマックスとは打って変わって、バトルワールドの風土をじっくりと説明する落ち着いた展開となった第二話。
なんですが、読んでの通り、その衝撃度はかなりの物。

いったいドゥームは何を行ったのか?彼につき従うヴァレリアとスーにいったい何が起ったのか?
未だに本作がどのような物語となっていくかは予想もできませんが、毎号毎号、とにかく衝撃的な展開で目が離せませんね。

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管理人のお気に入りのキャラ、コンスタンティンの活躍が日本語で読めるのも嬉しい!
また、『バットマン:ゼロイヤー 暗黒の街』は、実は管理人は未読なのですが、リドラーがバットマンの正当な宿敵として登場するということで、こちらも非常に楽しみです。


また、ヒーロー物ではないオリジナル作品専門のアメコミ出版社スパークライトコミックスからは、マーベルの超大物ライター、リック・リメンダーが手がけた、暗殺者養成学校を舞台にした青春コミック『デッドリークラス』が発売されます。
ヒーロー物を読んでいると自然に、ヒーロー物以外の人気作の情報も入ってくるのですが、なかなか手を出す余裕がないので、こういった作品の翻訳は嬉しいところ。(一般書店への流通はないのでご注意!)
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シークレットウォーズ #1

シークレットウォーズ#1
(作:ジョナサン・ヒックマン、画:エサド・リビッチ)


ユニバース同士の連続衝突現象インカージョン。
マルチバースの全体の消滅現象ともいえる本現象を防ぐために、持てる力全てを結集させて事に当たったヒーローとヴィラン達であったが、全ての試みは善処のかいなく失敗に終わった。
(インカージョン現象の詳細を知りたい方は、こちらを参照)

無数に存在したマーベルユニバースはその殆どが崩壊し、残されたユニバースは残り2つ。
しかしこれらのユニバースも互いに衝突し、最後の瞬間を迎えようとしていた。

残された2つのユニバースとはアース616とアース1610。
つまりはマーベルの正史世界と、アルティメットユニバースであった!

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アルティメットユニバースのニック・フューリーは、衝突を防ぐためにいち早く相手の地球を破壊することを決意。
全軍をアース616に派遣し、先制攻撃を始める。これを迎え撃つのはアース616のヒーロー連合。
ついにマーベルを代表する2大ユニバースの全面戦争が始まったのだ!

そしてこの戦いがとにかく凄い。

コロッサスはハルクで"ファストボールスペシャル"を決めるわ・・・
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ロケット・ラクーンとグルートはあっさり戦死するわ・・・
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サイクロップスは再びフェニックスになるわ・・・
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パニッシャーはぶれずに悪人処刑に精を出すわ・・・
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そしてそんな中、別アースとの戦争を無視して、別の目的で動いていた人物がいた。
アルティメット・アースのリード・リチャーズと、アース616のリード・リチャーズである。

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アルティメットアースのリード(こちらの世界のリードはお世辞にも善人とは言えません)は、アース616からやってきたカバルと手を組み、言葉巧みにニック・フューリーを誘導。少しでも戦争を泥沼化させて、自分たちの作戦のための時間を稼がせたい様子。

アース616のリードは自身の創設した未来財団(フューチャーファウンデーション)を中心に脱出船を建造。
愛する家族と、密かに選別した地球復興のために必要な科学者たちと共に、ユニバースからの脱出作戦を進めていた。
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2つの世界のヒーロー達が互いに争う地獄絵図を尻目に、脱出を開始する正史リード達。
しかし、その瞬間、ユニバース衝突の衝撃波が脱出船を直撃。
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脱出船はリード達がいる機関部と、スーやヴァレリア、フランクリンといったリードの家族を始めとする乗組員の大多数がいる居住区に分断されてしまう。

リード「大丈夫だ。私の妻はこの世で最もタフな女性だ!」
夫の信頼に応え、持てる力を振り絞って透明フィールドで居住区を保護するスー・リチャーズ。
リードが居住区を引き寄せるために、すかさず虚無空間に手を伸ばす。
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しかし、その瞬間、再びの衝撃波がスー達のいる居住区を襲い、全てを塵に変えていく。
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そして衝突する2つのユニバース…
かくして50年以上の歴史を誇るアース616と、00年代のマーベルを彩ったアルティメットユニバースはその歴史の幕を閉じたのである。
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(2つのユニバースが消滅した証拠に、本書の最終ページにはこの墓碑が…)


**********

以上が、マーベルの夏の大型イベント、シークレットウォーズの#1の紹介でした。
全てのユニバースが灰燼に帰してしまったマーベル世界。
物語は今後、その破壊されたユニバースの破片を寄せ集めたいびつなパッチワーク世界"バトルワールド"に舞台を移していきます。

今現在、どのような展開を物語が見せるのかは、想像もできません。
しかし#1の中でブラックパンサーが今後の展開を予想する上で重要な行動をとっています。

文明の復興に必要な科学者たちを載せた輸送船が破壊され、復興計画がおじゃんになった際、テレポート能力者マニフォルドの力を使い"必要な人物たち"を脱出船に集めたのです。

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その人物とは、スパイダーマン、女ソー、サイクロップス、キャプテン・マーベル、スターロード。
彼らを載せた脱出船が、無事、事態を切り抜けたとすれば(そして都合のいいことに、彼らはみな脱出船の機関部側にいたのです!)、彼らこそが本物語の主人公を務めるのではないでしょうか?

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遂に発売開始した『AVX:アベンジャーズ VS X-MEN ROUND1 』!こちらはフェニックスフォースを巡るX-Menとアベンジャーズの全面戦争を描いており、まさにマーベルオールスターが総集結する作品になっています。また『エイジ・オブ・ウルトロン Vol.1』は、7月に日本でも公開される映画と同名のタイトルを持った作品であり、マーベルの歴史に"あるキャラ"が与えた影響を見つめ直すSFスペクタクルとなっています。


そして、先日いきなり飛びこんできたのはニュースが『LOBO ポートレイト・オブ・ア・バスティッチ』の発売!ヒーロー達に中指を立てるDC世界の暴れ者ロボがまさかの邦訳!出版社は新規参入のジュリアンパブリッシング社。まさか翻訳されるとは思わなかったタイトルだけに、これは楽しみですね。
プロフィール

Author:NOB-BON
X-men生まれSpawn育ちを地でいく、90年代アメコミバブルの残党。
しばらくの間、アメコミは翻訳本を買う程度だったのが、最近のデジタルコミックの手軽さにひかれ、本格的に復活しました。

基本的にMarvelメインですが、DCのリランチを機に自分の中でDCブームが来てるので、しばらくはDCの話題続くかも。
しばらくどころか完全にDC派に転びました。

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