色々紹介

今回は、普段の更新で紹介が漏れているタイトルの現状を、簡単に紹介します。
(最近プライベートが忙しいので、手抜き企画だと思っていただいて結構です(笑))

ゴッサム・アカデミー
ゴッサムシティの名門私立学園を舞台にした青春物。
まだ始まったばかりなので、どういう方向に進んでいくか読めない面もありますが、今のところ"恋するクール少女"オリヴィエと、"元気印の文系オタク"マップス達を主人公にした学園探偵物のような雰囲気。

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左上がマップス。趣味はTRPGと地図作り。
下がオリヴィエ。元カレであるマップスの兄カイル(右上)のことが実はまだ好き


ロボ
ヴィラン月間でのデビューを果たしたロボの個人誌が遂に開始。

以前から「リブート前からのファンにはおなじみのバイカースタイルの旧ロボと、それを追う新ロボ」という構図で、様々なコミックにゲスト出演を繰り返していた2人のロボ。
今回の個人誌では、この2人のロボの確執に焦点があたるものと期待していたのですが…
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なんと、1ページ目で既に決着済み。相変わらず人を食った話です(笑)

フラッシュ
自らが犯した過去の過ちに押しつぶされ"壊れて"しまった未来のバリー。
過去の改変を決意し、自らの過ちを正しながら過去へと進む彼の最終目的は、ウォリーの救出と過去の自分の殺害であった!
というわけで、まだまだフューチャー・フラッシュ編が続いております。
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遂にウォリーもスピードスターとなりお話はクライマックスへ?

ジャスティスリーグ・ユナイテッド
"宇宙平和のシンボルにして、銀河最強の赤ん坊"ウルトラをめぐる、最初のストーリーアークが終了。
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今後ジョン・ジョンズの被後見人となったウルトラをめぐり、リージョン・オブ・スーパーヒーローズと対立していくそうです。

【宣伝】
気になる翻訳は以下の通り。
今月は何と言っても、モリソン・バットマンの集大成『バットマン:インコーポレイテッド』でしょう。「ブルース・ウェインが会社組織として世界中にバットマンの活動を広める」という奇想天外なストーリーがいったいどのように展開していくのかがきになります。
また、来日と海外マンガフェスタへの参加が予定されているジム・リーの画集『ICONS:DCコミックス&ワイルドストーム アート・オブ・ジム・リー』も、ジム・リー全盛期にアメコミにハマった自分としては外せない逸品です。
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マルチバーシティ:ソサエティ・オブ・スーパーヒーローズ

マルチバーシティ:ソサエティ・オブ・スーパーヒーローズ
(作:グラント・モリソン、画:クリス・スプラウス)

今回は鬼才グラント・モリソンのマルチバーシティの第2話「The Multiversity: The Society of Super-Heroes: Conquerors of the Counter-World」を紹介します。

まずはこの物語の主人公となるヒーロー側の登場人物を紹介。

イモータルマン
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世界を股に掛ける伝説的冒険家にして、マンハッタン島の大部分の土地を保持する資産家。
イメージ的にはパルプ小説が生んだ最高のヒーロー、"シャーロック・ホームズの頭脳、ターザンの身体能力、アブラハム・リンカーンの人格的長所を併せ持つ男"ドク・サヴェッジでしょうか?

時と場所を問わず事件あるところに颯爽と現れる彼の正体は、原始時代から生き続けるDC世界の最初のヒーロー「アンスロ」
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…なのですが、作中では明言されませんが、物語を丁寧に読んでいくと彼のもう一つの正体が読者にだけわかる仕掛けになっています。
管理人も始めに通読した時は「このイモータルマンってあのキャラっぽいな」と思っただけだったのですが、本作のスタッフ・クレジットをみて、その予想は確信に変わりました。

レディ・ブラックホーク
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女性だけで構成される精鋭飛行隊ブラックホークスのリーダーにして、同隊のエースパイロット。
イモータルマンとは過去の事件でロマンスがあった模様。

ドク・フェイト
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世界最高の魔術師。異次元世界の衝突現象"インカージョン"と、それに伴う次元の征服者ヴァンダルサペッジの侵攻を予見し、ヒーローたちの招集をかける。
ちなみに、本名はイブン・アル・グールでこれは、『キングダム・カム』に登場したバットマンとタリア・アル・グールの間にできた子供と同じ名前。

グリーンランタン(アビン・サー)
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地球を含む近隣星域の守護者。自らの外見が地球人に恐怖を呼び起こすことを知っており、陰から地球を守ってきた。

アトム
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"もう一人のスーパーマン"アイアン・ムンロを師匠に持つ少年ヒーロー。
不注意にもフェイトの執務室に安置された呪われたコミック「ウルトラ・コミックス」を読んでしまう。


フェイトによって集められた彼らは、悪神ニクズオタンの復活と世界征服を企てるヴァンダルサベッジと、その悪の軍団に対抗するためヒーロー結社「Society of Super-Heroes」を結成する!
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…とここまで読んで、「あれ?前回の続きは?」と思われた方も多いのではないでしょうか?
確かに前回紹介した#1では、ニクス・ウォタンを救出するためにユニバースを超えて集められたヒーローたちの物語が繰り広げられましたが、続きにあたる今号では、前号とは打って変わって、パルプ小説風世界を舞台にした冒険活劇が繰り広げられます。

実はここら辺の当惑は、マルチバーシティの物語が持つ特異な構造に起因します。
マルチバーシティは「6話の独立した短編を、プロローグである#1と、エピローグである#2で挟んだ構造」になっているのです。
簡単に刊行順を示すと以下のような感じでしょうか?

Multiversity#1 前回紹介した話。プロローグ。
 ・Muliversity:The Society of Super-Heroes ←今回紹介した話。独立した短編。
 ・Muliversity:The Just ←別の世界を舞台にした短編(以下同様)
 ・Mulivercity:Pax Americana: In Which We Burn
 ・Mulivercity:Thunderworld Adventures
 ・Mulivercity:Mastermen
 ・Mulivercity:Ultraa Comics
Multivercity#2 ←(おそらく)#1の続き。エピローグ。

では"話の筋を追う"という意味では、今回紹介した話を読む必要はないのでしょうか?
管理人はそうは思いません。

今回の物語で、ヴァンダルサベッジが復活させようとする悪神ニクズオタンとは明らかに"スーパージャッジ"ニクス・ウオタンの事ですし、前号のラスト以降、ニクスがどのような末路を辿ったのかもフェイトが語る神話からおぼろげながら知ることができます。
(「物語は別世界における現実だ」という前号のキャプテン・キャロットのセリフを思い返してください)

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また「ヒーローがそのヒーロー性を失った結果、悪神が復活する」という意味で、今号と#1の内容との相似性を指摘する声もあり、その観点でいえば前号の悪役ジェンドリーと今号のヴァンダルサベッジは「ヒーローの心を挫く」という共通の目的で動いているともとれます。

これらのことを勘案すると、表面上はそれぞれ独立している6本の短編は、裏側では強固に結びついており、それらを読むことで浮かび上がってくるもう一つの物語もMultivercityを構成する重要な物語であるといえるのではないでしょうか?

何よりも、私が本作を読み続ける理由としてあげたいのが、前号から引き続き読者に向けて送られてくる謎の人物からの救援メッセージ。
今回も主人公たち「Society Of Super-heroes」の頭文字を借りて送られてきたそのメッセージに気が付きながら、その声を無視することは、正義の心を愛するヒーローコミックの愛好者としてできない相談でしょう(笑)
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【おまけ】
実は今号について、「同日に発売されたマーベルコミックスのアベンジャーズと密かにクロスオーバーしているのでは?」という面白い噂があります。偶然の一致で片づけるには惜しい内容なので、自分の中ではマーベル世界とDC世界は密かに繋がっていると思うことにします(笑)

【宣伝】(使い回し)
翻訳本でめぼしいものは以下の通り。管理人的にはモリソン・バットマンの集大成である「バットマン:インコーポレーテッド」が何と言っても楽しみです。
またマーベル/DC問わず、ヒーロー物のアメコミが好きな方に是非読んで欲しいのが「アストロシティ:ライフ・イン・ザ・ビッグシティ」。ヒーローがいる世界での日常を活き活きと描いた、超傑作です。是非続刊も翻訳されますように!

バットマン:エターナル その3

バットマン:エターナル その3
(作:スコット・スナイダー他、画:ジェイソン・ファボック他)

以前の紹介はこちら→その1その2

【ギャングウォー完全終結!】
バード警部補の活躍により逮捕され、そろってブラックゲート刑務所に収監されることになったカーマイン・ファルコーネとペンギン。
しかし、バード警部補の浄化作戦によって大量のギャングがブラックゲートに収監されている現状では、ファミリーのトップの逮捕は、単に抗争の舞台がストリートから刑務所に移る切っ掛けとなっただけであった。

案の定、ブラックゲートでは両ファミリーの抗争が激化。服役囚のみならず職員にまで犠牲者の出る暴動状態に突入する。
しかし、塀の奥に立てこもった悪人たちは忘れていた。今のブラックゲートには長年ゴッサムの平和を守り続けた高潔の士、ジム・ゴードンが収監されていたことを!
ゴードンはシカゴ市警時代にならした荒っぽいやり口でブラックゲートを制圧。
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もはや打つ手なしと判断したファルコーネは、「国際逃亡犯の受け渡し条約」という最後の切り札を使い、ゴッサムから手を引くことを決意する。
これを以てゴッサム市民を恐怖の底に陥れたギャングウォーは、完全に終結したのである。

【ファルコーネの置き土産】
自分が直ぐに釈放されることを確信しながら、自身の裏社会での基盤である中国に揚々と護送されるファルコーネ。
しかし、バットマンは彼がゴッサムを離れる直前に、彼を拉致。ファルコーネの帰国前に"手荒な尋問"の時間を確保する。

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「私はただ招待されただけだ。奴らは私にジム・ゴードンを待ち受ける運命をおしえ、私はそれを自分に都合よく利用しただけだ!」
「お前はまだ自分を狙う物の正体を、掴めていないのだな!」


逆さづりにされながらもバットマンをあざ笑うファルコーネ。
彼と彼の起こしたギャングウォーもまた、バットマンを狙う大きな計画の1ピースでしかなかったのだ。

【南米では…】
バットマンがファルコーネと死闘を繰り広げている最中、父親の冤罪を晴らそうと躍起になるバットガールと、彼女が道を誤らないようブルースからお目付け役を頼まれたジェイソンは南米にいた。

2人は、僅かな手掛かりを追ううちに、強力な暗示能力を使いジム・ゴードンに非武装の男を誤射させた男Dr.ファルサリオ("偽装者"の意)に辿り着く。
Dr.ファルサリオの催眠攻撃に手を焼きながらも、バットウーマンの手助けもあり、見事敵を打ち負かすバットガール。
彼女はついに父の無罪の証拠となるDr.ファルサリオへの依頼記録を手に入れたのである。
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(ちなみにその過程で、ちょっと良い雰囲気になった2人。背景の看板に書かれた"Danger"の文字が読者の気持ちを代弁する…)

【バードの本性】
ゴッサムに赴任したての新米警部であったバード。
しかしファルコーネによって骨抜きにされたゴッサム市警を立て直しギャングウォーを終結させた手腕と、人気取りのためにサプライズ人事を欲するゴッサム市長の思惑が合致し、異例の出世スピードでゴッサム警察署長として抜擢されていた。
そんなバード署長のもとに、バットガールが持ち帰ったゴードン無罪の証拠を携えたバットマンが現れる。
バットマンから証拠を受け取ったバード署長は、直ぐに署長特権による釈放のための書類を作成し、ブラックゲートに向かう。

ブラックゲート所長に囚人釈放の書類をみせ、自らも独房へと向かうバード署長。
しかし、彼はゴードンの独房を素通り!
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彼が釈放を要求した人物は、ゴードンではなく、ザカリー・ゲート。ゴッサム黎明期に活躍した街の名士ゲート兄弟の末裔にして、狂気の建築家"アーキテクト"であった!
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【そのころウェイン邸では】
ブルース不在のウェイン邸にて、親子水入らずのひと時を楽しむアルフレッドとその娘ジュリア。
しかしその団欒を邪魔するかのように、ウェイン邸に謎の侵入者が現れる。侵入者はウェイン邸の構造を熟知しているかのように、警備が手薄な図書室から侵入したのだ。
主の留守を守るべく、ジュリアを残し屋敷の警戒に出るアルフレッド。

そんなアルレッドを襲った男は・・・
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*********
というわけで、ついに登場しました(今のところの)黒幕ハッシュ。
第一話で描かれたラストシーンで登場する謎の男が、バットマンではなくブルース・ウェインに対して恨みを抱いている節があったため、彼の登場を予想した方も多いのではないでしょうか?

また、あまりのイケメン振りに「死ぬか黒幕かどちらかに違いない」と言われていたバードも、その邪悪な招待を現しました。彼が何者であるのかはいまだ不明ですが、名前の"バード"やハッシュと対等の立場であることを匂わす台詞から、管理人は秘密結社「梟の法廷」の関係者ではないかと予想しています。

【宣伝】
アメコミの構造上、10-20年程度の歴史しか持たない新キャラが人気悪役になるのは難しいのですが、その難業を成し遂げた数少ないキャラであるハッシュ。
その成功の一番の理由は何と言っても、『バットマン:ハッシュ』における鮮烈なデビューにあるといっても過言ではないでしょう。
また、今回「バットマン:ゲート・オブ・ゴッサム」のアーキテクトが出てきたことからもわかる通り、本シリーズのメインライターを務めるスナイダーは自身の作品をある程度ふまえたうえで作品を作っている節があります。
内容的にも抜群の出来栄えですので、未読の方はこれを機に読んでみるのもよいのではないでしょうか?


また翻訳本でめぼしいものは以下の通り。管理人的にはモリソン・バットマンの集大成である「バットマン:インコーポレーテッド」が何と言っても楽しみです。
またマーベル/DC問わず、ヒーロー物のアメコミが好きな方に是非読んで欲しいのが「アストロシティ:ライフ・イン・ザ・ビッグシティ」。ヒーローがいる世界での日常を活き活きと描いた、超傑作です。是非続刊も翻訳されますように!


【さらに宣伝】
実は勢い余って、もうひとつアメコミ関連のブログを立ち上げました。
リンク:アメコミ通信社
こちらは、どちらかというと日々のアメコミニュースを短文でまとめるようなサイトにする予定です。
当ブログともどもよろしくお願いします。

プロフィール

NOB-BON

Author:NOB-BON
X-men生まれSpawn育ちを地でいく、90年代アメコミバブルの残党。
しばらくの間、アメコミは翻訳本を買う程度だったのが、最近のデジタルコミックの手軽さにひかれ、本格的に復活しました。

基本的にMarvelメインですが、DCのリランチを機に自分の中でDCブームが来てるので、しばらくはDCの話題続くかも。
しばらくどころか完全にDC派に転びました。

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