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New52版ウォリー・ウエスト

以前の記事で4月のNew52での復活をお伝えしたした"3代目フラッシュ"ことウォリー・ウエスト。
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このカバーが発表された当時、アーティストであるブレット・ブースが「ウォリーをカバーに描いたよ。」という談話をだしたため、「新しいウォリーは青いし、なんか悪人ぽいけど大丈夫?」という心配の声がファンの間で盛んに交わされました。

が、5月以降の販売予定が公開されるうちに、ある噂が流れるようになりました。
つまり、4月から登場するウォリー・ウエストとは、中央のフラッシュではなく、

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まちがえた、


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この少年の事ではないか? という噂です。

うーん。そうであって欲しい...

[宣伝](使い回し)
3-4月の怒涛の翻訳ラッシュはこちら。
「月刊バットマン」の最終話『ブルース・ウェインの選択』に『マイティ・アベンジャーズ:シークレット・インベージョン』など人気シリーズに加え。『シンシティ』や『キックアス』など映画原作も多数発売されます。。



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ジャスティス・リーグ #28 (メタルメン登場)

Justice League #28
(作:ジェフ・ジョーンズ、画:アイヴァン・レイス)

最近のジャスティスリーグ誌は大型イベント『フォーエバー・イービル』のタイインとして、本編の補足的なストーリーを展開していました。
(余談ですが、割と本筋に関係のないタイインが多い中、フォーエバー・イービル本編と同じライターが担当するジャスティスリーグ誌は、本筋との関連も深いのでお勧めです。)

ところが今回は少しテイストを変えて、(一部での)人気ヒーローチームであるメタルメンのNew52でのデビュー話が掲載され、これがまた大傑作であったため、紹介させてもらうことにしました。
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一応『フォーエバー・イービル』のタイインということで、「新装備に身を包んだサイボーグは、シンジケートに対抗する新たなチームを求めてマグナス博士の研究室を訪ねる…」という大きなストーリーもありますが、全体の9割はマグナス博士の回想シーンとなっているので、読み切りとしても問題なく楽しめます。

********************

ロボット工学の若き天才マグナス博士。
自分勝手で矛盾だらけの人間に絶望し、ロボットによる正確無比な世界の実現にのみ情熱を注ぐ博士が作り上げたロボットたちは、人間以上に人間臭い奴らだった!

【各メンバーの紹介】

[ゴールド]
リーダー気取りの自惚れ屋。自分のボディが純金製なのがなによりの自慢。
幸いなことにチームメイトのプラチナの値段をまだ知らない。

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博士。リーダーである僕にいい案があるんだ。
博士がメタルメンに何かをやらせたいときは、まずは僕に伝えて、僕がみんなに伝える。悪くないだろ?


[ティン]
まじめで感激屋。

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ゴールドみたいに高価じゃないけど、ボク、頑張ります!

[リード]
のんびり屋の巨漢。おしゃべりが苦手。
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[アイアン]
マッチョなタフガイ。プロレス観戦が趣味。

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ここからペイパービューチャンネルは観れるよな?


[プラチナ]

メタルメンの紅一点。以前、ジャスティスリーグの新メンバー選考パーティに呼ばれたのは、彼女の試作機。
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[マーキュリー]
おしゃべりな不平屋。口癖は「人類への反乱だ!」

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プラチナ:反乱なんて明日にしなさい!
マーキュリー:計画は着々と進行中なんだ。もうブリキ頭と筋肉バカは賛同したぞ!
ティン:ボクが?
アイアン:俺が?



早く人の役に立ちたくてウズウズしていたメタルメン達。
しかし、自分たちの開発費が兵器開発の名目で予算取りされていたことを知った彼らは、
「博士からは『人を助けろ』とプログラムされたはずなのに、兵器として人を傷つけるなんて堪ったもんじゃない!

と研究施設を逃げ出す。

行くあてのなくなった、メタルメンはそれでも博士の命令『人を助けろ』に突き動かされて…

*********************
フォーエバー・イービルで割と陰鬱な雰囲気が続く中、このままピクサーやDream Worksのアニメ作品になりそうな雰囲気のメタルメン。
とにかくメンバーが健気で個性的に描かれていて、本当に魅力的です。
しかも、先ほど書いたようにほぼ読みきりのようなスタンスですし、ジェフ・ジョーンズの書く英語は非常に簡単なので、「原書にチャレンジしてみたい」という方には、無条件にお勧めできます。

ちなみにメタルメンは、今後ジャスティス・リーグ誌のバックアップ(巻末オマケコミック)となるそうです。
うーん楽しみ。

【一番好きなシーン】
産まれた喜びにはしゃぎ、ご主人様であるマグナスにまとわりつくメタルメン
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しかし「ロボットたちによる静謐な世界」を目指していたマグナス博士は思わず叫ぶ。
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マグナス:うるさい!お前たちに感情なんてないんだ!


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一同:!?(うそ!?)

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先ほど、メタルメンのことを「ピクサーの映画みたい」といいましたが、実は昨年まったく同じ感想を抱いた作品があります。
それが同じくジェフ・ジョーンズの『SHAZAM!』。その名の通りキャプテン・マーベル改めシャザムのオリジンを描いた作品です。
メタルメンと同様、ジャスティス・リーグ誌のバックアップとして連載された本作は、毎回アクションシーンを入れる必要のないバックアップの特性をいかした、クライマックスに向けて一直線に盛り上がって行く展開が特徴です。
少し大人向けのテーマを、おとぎ話のようなテイストで来るんだストーリー。胸をすくような爽快感のあるクライマックス。そして1巻で完結するそのボリューム。それらが混じり合い、本当によくできた映画を読んでいるような読書感を楽しめ、管理人は最終話を読んだ後、しばらく興奮が収まりませんでした。
こちらも非常に簡単な英語なので、原書に挑戦するにはうってつけの内容となっていますので、未読の方は是非!


3-4月の怒涛の翻訳ラッシュはこちら。
「月刊バットマン」の最終話『ブルース・ウェインの選択』に『マイティ・アベンジャーズ:シークレット・インベージョン』など人気シリーズに加え。『シンシティ』や『キックアス』など映画原作も多数発売されます。。

アクアマン#28 他

今回は気になったタイトルを何点か紹介。

アクアマン#28
(作:ジェフ・パーカー、画:ポール・ペルティエ)
前号のラストで、それまでの怪獣映画路線からSFホラー的路線に変わるのかと思いきや、今回はアクアマンが高校の同窓会に行く話。
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人間界に嫌気がさし地上を捨ててからは、高校までの友人たちとは疎遠だった様子のアクアマンが、ひたすらワイワイと昔話に花を咲かせるお話しでした。
たまにはこんな話も良いですね。

TPOを無視した正装で会場に乗り込み、アクアマンの元カノを探すメラが可愛らしい。
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フォーエバー・イービル:ブライト
(作:多数、画:多数)
"集合的無意識に巣食う蛇"ブライトを征したコンスタンティン達は、ザターナや他のJLDのメンバーの存在を感知し、チベット密教の聖地「ナンダ・パバット」へ向かう。
そこで一行が見た物、それはシンジケートがアース3からの追手を倒すために準備した巨大魔術兵器「ソーマトン・マシン」と、そのエネルギー源とすべく、シンジケートによって世界中から拉致された魔術師たちの姿であった。
巨大な魔術兵器を目の当たりにし驚く一行の前に、ソーマトン・マシンの管理者にして、コンスタンティンのかつての相棒、ニック・ネクロが現れる。
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ここにきてまさかの復活を遂げたニック。これには驚きました。
(ただ大好きなキャラなので、できればコンスタンティンとの決着は、彼の個人誌の中でもう少ししっとりとした雰囲気の中でつけて欲しかった感も...)

グリーン・アロー #28
(作:ジェフ・レミーア、画:アンドレア・ソレンティーノ)
Shadoと共に"島"を訪れたオリー。彼の前に現れたのは、死んだはずの父ロバートであった。
道楽三昧の放蕩者であった若き日のオリーを乗せた船が難破し、オリーのみが"島"に漂着したのは、弓クランの後取りに相応しい男にオリーを鍛え上げるために、ロバートが企んだ策略であったのだ!!

という訳で生きていたロバート。
そして問題なのはこのロバートの顔。

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…どうみてもリランチ前のオリー。

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まだまだ続く翻訳ブーム!

先日、鬼才フランク・ミラーの代表作にしてハードボイルドコミックの決定版『シンシティ』がまさかの全訳!
『プロメテア』の翻訳といい昨今の翻訳はどうなってるのか?
これに乗じて、『アストロシティ』や『サンドマン』も翻訳して欲しいものです。


そして、まだまだ続く月刊バットマンはこちら。



アベンジャーズにキックアスもでます。



プロフィール

NOB-BON

Author:NOB-BON
X-men生まれSpawn育ちを地でいく、90年代アメコミバブルの残党。
しばらくの間、アメコミは翻訳本を買う程度だったのが、最近のデジタルコミックの手軽さにひかれ、本格的に復活しました。

基本的にMarvelメインですが、DCのリランチを機に自分の中でDCブームが来てるので、しばらくはDCの話題続くかも。
しばらくどころか完全にDC派に転びました。

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