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Superman Unchained #1

今回もさっくりと(しばらく、簡易的な更新が続くかもしれません。)

スーパーマン:アンチェインド
(作:スコット・スナイダー、画:ジム・リー)
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本国でのMan of Steelの公開に併せて始まった、スーパーマンの新規タイトル。
見ての通りクリエイター陣が超豪華でDCの本気を感じます。

内容は「太平洋戦争での米軍による原爆投下、その陰にはある秘密があった・・・」
という、日本人的には危険な薫りのする物ですが、冒頭の長崎の描写から本作では長崎の原爆投下を1つの"悲劇"として扱うことが窺えるので、一安心といったところでしょうか。

以下は好きなシーン

【イントロ】
第2次世界大戦中の長崎のとある民家の軒先にて。
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母親:イチローどうした?空を見上げて。渡り鳥が帰ってきたのかい?
少年:ううん。鳥じゃないみたい。
母親:じゃあ、飛行機?一機だけなら偵察機だから大丈夫。
少年:飛行機でもない...あれは...


というシーンで始まる今作。往年の名台詞「鳥だ!飛行機だ!いや、スーパーマンだ!!」のパロディとなっております。

【ルーサー】
護送用ヘリコプター内で囚人たちが蜂起。コントロールを失ったヘリはメトロポリス市街に墜落しようとしていた。
間一髪のところでヘリを支えたスーパーマンが、ヘリの戸をねじ切ると・・・
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スーパーマン:何を企んでいる?ルーサー!
ルーサー:この街を救うことかな。君は?

自分はそれほどスーパーマンのコミックを読んだことがないので、ルーサーの悪役としての魅力がいまいちつかみ切れていないので、今作でのルーサーの果たす役割にちょっと期待。
(ちなみに街の名士であったルーサーが囚人として扱われているのは、直前のAction Comicsの内容を汲んでのこと。)

【宣伝】
今月発売のアメコミ。
World War Hulkは、出版社が今作を"バトル漫画"と読んでるだけあってド派手なアクションの連続でした。映画アベンジャーズでハルクにハマった方はこの本を読むのが一番いいかも。
小プロの「ジャスティスリーグ:魔性の旅路」は、今回紹介したスーパーマン:アンチェインドと同じくジム・リー作画の作品。激お勧め。



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DCの大型イベント「Forever Evil」と「ヴィラン月間」

本ブログでも、何回かとりあげたDCの夏のイベントTrinity War
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このクロスオーバーはリランチ世界(プライムアースとか呼ぶらしいです)の立役者である"謎の女"パンドラの目的が明らかになるリランチ後初の大規模クロスオーバーとなる!

・・・と思っていた(現にDCもそうアナウンスしていた)管理人ですが、先日のDCが行った"秋のヴィラン月間"のアナウンスを聞いてびっくり!

それによると
・9月は"ヴィラン月間"ということで、全てのレギュラータイトルが一旦お休み。
 代わりに様々なヴィランを主人公にしたタイトルを刊行する。
  ※要は去年の#0と似た趣向
・いくつかのタイトルは3-Dモーションカバーで出荷される。(こんな感じ)
Dan DiDio And Jim Lee Talk DC's September Event, Villain Month
 
・9月よりイベントForever Evil”が始まり、それに合わせて同名のミニシリーズForever Evil”が開始
・今夏行われるストーリーライン“Trinity War”が、
 New52初の大型クロスオーバー“Forever Evil”に繋がっていく形になる。


とのこと。

って、「New52初の大型クロスオーバー“Forever Evil”」ってなにそれ?
"Trinity War"は大型クロスオーバーじゃなかったのかい?
どうりで、ミニシリーズがなかったり、タイイン誌が少なかったりで、妙に小粒だと思ったよ。

そんなこんなで、にわかに気になってきた"ヴィラン月間"。この月に発売されるNew52タイトルは以下の通り。
(詳細はこちらを参照)

FOREVER EVIL #1
JUSTICE LEAGUE #23.1: DARKSEID
JUSTICE LEAGUE #23.2: LOBO
JUSTICE LEAGUE #23.3: DIAL E
JUSTICE LEAGUE #23.4: SECRET SOCIETY
JUSTICE LEAGUE OF AMERICA #7.1: DEADSHOT
JUSTICE LEAGUE OF AMERICA #7.2: KILLER FROST
JUSTICE LEAGUE OF AMERICA #7.3: SHADOW THIEF
JUSTICE LEAGUE OF AMERICA #7.4: BLACK ADAM
JUSTICE LEAGUE DARK #23.1: THE CREEPER
JUSTICE LEAGUE DARK #23.2: ECLIPSO
AQUAMAN #23.1: BLACK MANTA
AQUAMAN #23.2: OCEAN MASTER
EARTH 2 #15.1: DESAAD
EARTH 2 #15.2: SOLOMON GRUNDY
THE FLASH #23.1: GRODD
THE FLASH #23.2: REVERSE-FLASH
THE FLASH #23.3: THE ROGUES
GREEN ARROW #23.1: COUNT VERTIGO
WONDER WOMAN #23.1: THE CHEETAH
WONDER WOMAN #23.2 FIRST BORN
ACTION COMICS #23.1: CYBORG SUPERMAN
ACTION COMICS #23.2: ZOD
ACTION COMICS #23.3: LEX LUTHOR
ACTION COMICS #23.4: METALLO
SUPERMAN #23.1: BIZARRO
SUPERMAN #23.2: BRAINIAC
SUPERMAN #23.3: H’EL
SUPERMAN #23.4: PARASITE
BATMAN/SUPERMAN #3.1: DOOMSDAY
BATMAN #23.1: THE JOKER
BATMAN #23.2: THE RIDDLER
BATMAN #23.3: THE PENGUIN
BATMAN #23.4: BANE
BATMAN AND ROBIN #23.1: TWO-FACE
BATMAN AND ROBIN #23.2: THE COURT OF OWLS
BATMAN AND ROBIN #23.3: RA’S AL GHUL AND THE LEAGUE OF ASSASSINS
BATMAN AND ROBIN #23.4: KILLER CROC
BATMAN: THE DARK KNIGHT #23.1: THE VENTRILOQUIST
BATMAN: THE DARK KNIGHT #23.2: MR. FREEZE
BATMAN: THE DARK KNIGHT #23.3: CLAYFACE
BATMAN: THE DARK KNIGHT #23.4: THE JOKER’S DAUGHTER
DETECTIVE COMICS #23.1: POISON IVY
DETECTIVE COMICS #23.2: HARLEY QUINN
DETECTIVE COMICS #23.3: THE SCARECROW
DETECTIVE COMICS #23.4: MAN-BAT
GREEN LANTERN #23.1: RELIC
GREEN LANTERN #23.2: MONGUL
GREEN LANTERN #23.3: BLACK HAND
GREEN LANTERN #23.4: SINESTRO
SWAMP THING #23.1: ARCANE
TEEN TITANS #23.1: TRIGON
TEEN TITANS #23.2: DEATHSTROKE


ジャスティスリーグだけで、月に4冊も出ているので、一見「冊数大丈夫か?」と思うのですが、刊行数はかっちりいつも通りの52冊。つまり出版されないタイトルが結構あるみたいです。

ついでに管理人が気になるタイトルをピックアップ。

THE FLASH #23.2: REVERSE-FLASH
THE FLASH #23.3: THE ROGUES

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現行のフラッシュ誌で遂に登場したリバースフラッシュ。
今のところ正体は謎なのですが、「彼の正体が暴かれる!」とのことなので期待。
余談ですが、彼の新能力"周囲の時間の逆回し"は、アーティストを務めるフランシス・マナプルの演出力とあいまって、かなり面白いです。

ローグスの方は逆に、リランチ後の描写に不満があったので、巻き返しに期待。

ACTION COMICS #23.3: LEX LUTHOR
SUPERMAN #23.2: BRAINIAC

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ルーサーについては、グラント・モリソンがリランチ後に再定義した「飄々として魅力的な表の顔の裏に残酷さと野望が垣間見える」というルーサー像がよかったので、その路線を継続してくれることを願ってます。

また、ブレイニアックについては、Action Comicsではいまいち判然としなかったブレイニアックの正体が整理されるということなので期待。

BATMAN #23.2: THE RIDDLER
BATMAN AND ROBIN #23.1: TWO-FACE
BATMAN: THE DARK KNIGHT #23.4: THE JOKER’S DAUGHTER
BATMAN: THE DARK KNIGHT #23.1: THE VENTRILOQUIST

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バットマン系は合計で16冊もでるので、めぼしいところをピックアップ。
なかでも「ジョーカーの娘」は気になる。どうもデュエラ・デントではないみたいです。
後は、中の人が入れ替わったっぽいVENTRILOQUISTも気になります。

他にも気になる作品は多そうですが、おそらく読み切りの短編がほとんどだと思われるので、デジコミでポツポツと拾い読みする形になりそうです。

【宣伝】
今月の小プロの(ヒーロー物の)アメコミは、以下の3点。
なんといっても一番気になるのは、DCリランチの旗艦タイトル「ジャスティスリーグ」の第2巻。
この巻までジム・リーが担当しております。
あと「WANTED」は、アンジェリーナ・ジョリーの映画版で有名ですが、スパイアクション的な映画と違って、原作は、いかにもアメコミ的スーパーヒーロー物(の変奏曲)となります。


忘れちゃいけないのが、鬼才ガース・エニスの「ヒットマン」。ネットの"犬溶接マン"から火がついただけあって、本来は犬溶接マンが登場しない「HITMAN TPB Vol1」に彼が登場する「HITMAN/LOBO」を追加掲載したそつのないつくり。
また、ヴィレッジブックスからは「ワールド・ウォー・ハルク」がでます。
ヴィレッジは、このままシージ辺りまでマーベルの大型イベントを順々に出していく方針のようで、ファンとしてはうれしい限りです。できればミニシリーズが存在しないDark Reignは代わりに「Dark Avengers」を出版してほしいものです。

[海外マンガフェスタ2013](続報)ショーン・ギャロウェイのコミッションについて

【追記】
コミッション依頼は、募集を締め切らさせていただきました。

先日お伝えしたショーン・ギャロウェイ氏のコミッションですが、氏より新たな申し出がありました。

【その1】彩色の受付
当初、コミッションは全て鉛筆画の予定でしたが、今回、氏の真骨頂であるCGによる彩色をオプションとしてお受けいたします。

1キャラが描かれたコミッションに対する彩色 +$100
複数キャラが描かれたコミッションに対する彩色 +$150

※3人以上キャラいたとしても、全て+$150となります。

また、こちらのオプションを選択された場合、お渡しする物は以下のとおりとなります。
 (1)鉛筆画のコミッション
 (2)(1)に対して彩色を行った電子データ
 (3)(2)を印刷したもの


【その2】Teen Titans Go!の表紙のリライト

そして今回の目玉がこちら!
20130615_2.jpg

ギャロウェイ氏が2005年ごろに手がけたコミック版「Teen Titans Go!」の表紙の数々。
こちらを、氏が鉛筆画としてリライトし販売します。

本人いわく「当時より腕があがったので、良い絵に仕上がる自負はある」とのこと。

また、こちらのコミッションですが「一度描きなおした画は、(同時期には)描きなおさない」という、氏の活動ポリシーにより、1つの表紙は1人に対してしかお受けできません。
このため、注文が重複した場合は先着優先とさせてください。

また値段ですが、通常のコミッションと同じプライスリストで計算となります。
(なかなか判断が難しい表紙もありますが、そちらについては個別に相談とさせてください。)

1キャラクター $200
2キャラ目以降は1キャラごとに  +$75


ちなみに、今回、対象となる表紙の一覧が知りたい方は、
Comic Vineのこちらのページを参照ください。

【既にコミッションを申し込まれた方へ】
すみません。今回の件、情報が小出しとなってしまい、ご迷惑をおかけしました。
もし今回のオプションによって注文内容を変更されたい方は、お気軽に連絡ください。

【その他】
何人か勘違いされている方がいらっしゃったので念のための連絡ですが、一連のコミッションの依頼は特に「お1人様、1注文まで」という制限はございません。
2枚目、3枚目の依頼もお気軽にどうぞ。
(かく言う自分も、ピーター氏にお願いしたデスがあまりにも素晴らしかったので、対となるようなドリームを描いてもらおうか思案中。)
プロフィール

NOB-BON

Author:NOB-BON
X-men生まれSpawn育ちを地でいく、90年代アメコミバブルの残党。
しばらくの間、アメコミは翻訳本を買う程度だったのが、最近のデジタルコミックの手軽さにひかれ、本格的に復活しました。

基本的にMarvelメインですが、DCのリランチを機に自分の中でDCブームが来てるので、しばらくはDCの話題続くかも。
しばらくどころか完全にDC派に転びました。

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