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小ネタ

ごめんなさい。今週はあれこれ忙しく、今週発売分のアメコミも読めていないありさまなので、小ネタ中の小ネタでお茶を濁させてください。
(小ネタというか先週の記事に書き忘れたネタです。)

ジャスティス・リーグ・オブ・アメリカ #3でのお話し。

グリーンアローが決死の覚悟で持ち帰った情報により、Secret Society of Villainsの拠点の一つを強襲するJLA一行。しかしそこで待ち構えていたのは、スーパーマン、バットマン、ワンダーウーマン(のアンドロイド)であった!
20130526_1.jpg

…というシーンのひとコマなのですが、なぜかスーパーマン(ロボット)が味方のバットマン(ロボット)を殴ってる?
しかもこのバットマン何故かトレードマークの耳がなくて頭がつるっつる。

そう。実はこのコマ、ペンシラーがジョン・ジョンズのつもりで描いたキャラを、カラーリストがバットマンと間違えて色を塗ってしまうという、あり得ない間違いの産物です。

この号は(おそらくジェフ・ジョーンズの仕事の遅れで)発売が延期されたので、そのドタバタでこんなミスが発生してしまったのでしょうか?

【宣伝】(使い回し)
小学館プロダクションからJustice Leagueの2巻にあたる「ジャスティス・リーグ:魔性の旅路」の発売がアナウンスされました。(しかも発売は来月!)
この巻も1巻の「ジャスティス・リーグ:誕生」と同様、ジム・リーがアートを担当しますので未読の方は是非どうぞ。またアメコミ版「サイボーグ009」の予約も開始してたりします。管理人は石森版009を未読なので、購入するかどうか悩み中。


また、今月末にはヴィレッジブックスからバットマン関連タイトルのリランチ後第一話が収録された「NEW52:バットマン」が発売されます。全米のオタク達を震撼させた、キャットウーマンとスターファイアの濡れ場もこの巻に収録されますので、そういう意味でも見逃せない巻です(笑)
ちなみに同じくジャスティスリーグ関連タイトルの第一話を集めた「NEW52:ジャスティス・リーグ」も、普段はなかなか翻訳されるないヒーローの総覧になっていますので併せてどうぞ。


最後に、アメコミ映画関連のタイトルも忘れちゃいけません。
まずはアイアンマン3関連。小プロからは、今回の"ヴィラン"であるところのマンダリンとアイアンマンとの初対決を現代風にリメイクした「エンター・ザ・マンダリン」と映画版アベンジャーズとアイアンマン3との橋渡し的な作品となる「アイアンマン3:プレリュード」。
ヴィレッジからは今回の映画の原案となった「エクストリミス」が発売されます。

また小プロからは8月公開のマン・オブ・スティールに併せてスーパーマンの翻訳が出てきました。
スーパーマンの翻訳は非常に久しぶりなので、嬉しい限りです。
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Justice League of America #2-3

ジャスティス・リーグ・オブ・アメリカ #2-3
(作:ジェフ・ジョーンズ、画:デヴィッド・フィンチ)

【遂に登場!】
「ジャスティス・リーグ:誕生」のラストシーンで登場した2人の"スーパーヴィラン"。そのうち1人は#1にて、悪の科学者プロフェッサー・アイヴォとわかりましたが、今回、残り一名にしてSecret Society of Supervillainsのリーダーが姿を現しました。
それがこれ。
20130519_1.jpg

「…だれ?ジョーカー?」と思いましたが、どうも新キャラのようですね。
シークレットソサエティを組織するほどの大物ヴィランということで、なんとなくヴァンダルサベッジあたりを予想していましたが、見事に肩透かしを食らいました。
(でも、何となくさらなる黒幕がいるんじゃないかと予想)

【ヴァイブ】
JLAのメンバーに抜擢されしかも、JLAの開始に合わせて個人誌ももらったDC界のシンデレラボーイであるところのヴァイブ君。
なんとなく、"あんまりな"コスチュームばかりが有名なリランチ前の姿が有名な彼ですが、今回はなかなかいいですね。
20130519_3.jpg
(これがリランチ前の姿。「Cool(笑)」という形容詞が浮かばない・・・)

曲者ぞろいのJLAの中で珍しく少年らしい真っ直ぐな性格が好感を持てます。
今回一番笑ったのがヴァイブとホークマンが初めて顔を合わせるシーン。
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ヴァイブ:あの・・・大丈夫ですか?血が出てますよ?
ホークマン:俺のじゃない。
ヴァイブ:・・・


【女々しくて】
トレバー大佐に脅されて、チームの秘密メンバーとして汚れ仕事を担当することとなったキャットウーマン。
彼女は退屈しのぎに、トレバー大佐の財布を抜き取る、その中に入っていたものは...
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確かトレバー大佐とワンダーウーマンの関係って、世間で言われてるよな"元カレ/元カノ"じゃなくて、トレバーが一方的にふられただけですよね?
いくらなんでも女々しすぎるよトレバー大佐!

ちなみに、そんなトレバー大佐の境遇を自分と重ね合わせるキャットウーマンは可愛らしいから許す。
20130519_5.jpg

【トリニティ・ウォー】
リランチ当初から仕込まれていた、DCの大型クロスオーヴァーTrinity Warの全貌が見えてきました。
20130414_07.jpg

・ジャスティスリーグ/~ダーク/~アメリカの8~9月発売号がメインストーリー
・タイインは「パンドラ」「コンスタンティン」「ファントムストレンジャー」の3誌
・その他、ミニシリーズやワンショットは予定なし。


うーん、リランチ後の#1でパンドラを登場させたり、12年のフリーコミックブックデイで予告編を配るなどして煽るだけ煽った割には、結構小規模なイベントになりそうな印象ですね。
買ってる側にとってみれば助かりますが、イベントの"お祭り感"が足りないように感じるのもまた事実。

【宣伝】
小学館プロダクションからJustice Leagueの2巻にあたる「ジャスティス・リーグ:魔性の旅路」の発売がアナウンスされました。(しかも発売は来月!)
この巻も1巻の「ジャスティス・リーグ:誕生」と同様、ジム・リーがアートを担当しますので未読の方は是非どうぞ。またアメコミ版「サイボーグ009」の予約も開始してたりします。管理人は石森版009を未読なので、購入するかどうか悩み中。


また、今月末にはヴィレッジブックスからバットマン関連タイトルのリランチ後第一話が収録された「NEW52:バットマン」が発売されます。全米のオタク達を震撼させた、キャットウーマンとスターファイアの濡れ場もこの巻に収録されますので、そういう意味でも見逃せない巻です(笑)
ちなみに同じくジャスティスリーグ関連タイトルの第一話を集めた「NEW52:ジャスティス・リーグ」も、普段はなかなか翻訳されるないヒーローの総覧になっていますので併せてどうぞ。


最後に、アメコミ映画関連のタイトルも忘れちゃいけません。
まずはアイアンマン3関連。小プロからは、今回の"ヴィラン"であるところのマンダリンとアイアンマンとの初対決を現代風にリメイクした「エンター・ザ・マンダリン」と映画版アベンジャーズとアイアンマン3との橋渡し的な作品となる「アイアンマン3:プレリュード」。
ヴィレッジからは今回の映画の原案となった「エクストリミス」が発売されます。

また小プロからは8月公開のマン・オブ・スティールに併せてスーパーマンの翻訳が出てきました。
スーパーマンの翻訳は非常に久しぶりなので、嬉しい限りです。

Green Lantern : Wrath of the First Lantern その1

今回は、グリーンランタン関連誌で繰り広げられているラス・オブ・ザ・ファーストランタンの紹介。

********************
【ヴォルソームの能力】
ライズ・オブ・サードアーミーのラストで遂に解放されてしまった、"ファーストランタン"ヴォルソーム。(詳細はここら辺を参照。)
悪のガーディアン―クロナによる創世の力の発見の場に居合わせたヴォルソームは、その時に全ての感情スペクトラムをその身に取り込むことで、創造神と見紛うばかりの能力を手にする。
その能力とは「他人の過去への介入とその自由な改変」。
20130512_04.jpg

手始めに「ガーディアンズが感情を捨て去ることを決定した場」へとさかのぼったヴォルソームは、その時点のガンセットの感情を操ることで、「ガーディアンズは感情を捨て去ることを検討したが、ガンセットの説得により、感情を保持し続けるととした」と現実を書きかえる。

しかし、その改変は一瞬しか持続しなかった。
ヴォルソームの力は長年の幽閉によって、極度に衰えていたのだ。
そのことを悟ったヴォルソームは、まずは自らの力の源である"知的生物の強い感情"を奪うために、各色ランタンコァを狙う。

【最初の獲物は...】
ヴォルソームの手口のサンプルとして、最初の標的ガイ・ガードナーの例を。
20130512_01.jpg
ヴォルソームが標的の過去を遡るとこんな感じの演出が入ります。
どうやら、如何なリランチといえども、伝説のマッシュルームカットを無かったことにはできなかった模様。


ガイがまだ少年だったある年の冬、彼が将来持つことになる強い意志と不動の胆力を育むある事件が起きた。
ガードナー3兄弟が湖の上でアイスホッケーを楽しんでいると、とつぜん足元の氷が割れ、弟のジェラルドと妹のグロリアが水に落ちたのだ。
20130512_02.jpg

その時、ガイはとっさの判断で、自身のホッケースティックを差し出し2人を救助。
ガイは家族を救うと共に、家族の"ヒーロー"として称賛されることで、内に秘めたヒーローの資質の萌芽を育んでいく。

この少年期の小さな事件に目をつけたヴォルソームは、水に溺れる兄弟を目の当たりにしたガイ少年の心に入り込み、少年の心にわずかな"恐怖"を植え付ける。
20130512_03.jpg

ガイ少年がその恐怖を振り払うまでほんの一瞬であった。しかしその一瞬が仇となり、弟と妹はガイの目の前で溺死してしまう。
(まだヴォルソームは全ての力を取り戻していないため、上記は全て彼の記憶内でのみの改変。)

この他にも
「警官時代にテロリストを射殺し、自爆テロから多くの人を守った」
 →「冷静さを失い射撃ミス。自爆テロを防げなかった。」
「憤怒のあまりレッドランタンになるが、自制心を取り戻しグリーンランタン・コァに協力した」
 →「怒りに身を任せ、コァの仲間を全員殺した」

など、次々とガイの過去を書き変え、トラウマを攻撃するヴォルソーム。
必死の抵抗を試みたガイだが最後には屈服。全ての感情エネルギーをヴォルソームに奪われるのであった。

【一方、ハル達は】
ブラックハンドの手で死後の世界"デッドゾーン"に落とされたハルとシネストロ。
2人はそこで、死んだ盟友トマ・レーから、ヴォルソームの魔の手が世界に迫っていることを知る。

世界の危機を救うために、なんとかデッドゾーンを脱出しようと試みる2人の前に、同じくブラックハンドの手にかかりデットゾーンに落とされた新人ランタン、サイモン・バズが現れる。

その後
 ・"ヴォルソームを倒す能力があるのは自分だけだ"と信じ込むシネストロの独断専行
 ・バズのリングの争奪戦
 ・リス型ランタン、バッジによる救いの手
 ・ブラックハンドの介入
など、いろいろあり(笑)、
・バズとシネストロ
 →現世へ復帰
・ハルとブラックハンド
 →デッドゾーンに捕われたまま
という結果に。
(すみません、手抜きです)

20130512_05.jpg
指輪を手に入れたシネストロはヴォルソームとの戦いに備えるため、故郷コルガーへ飛ぶ。

一方、デッドゾーンに残されたハル。脱出するためにリングの力が必要だが、手元にあるのはブラックハンドの持つブラックリングのみ。
死者にしか扱うことのできないブラックリングを使うため、ハルのとった行動は...
20130512_08.jpg


【シネストロvsヴォルソーム】
惑星コルガーに戻ったシネストロは、コルガーのリーダー、アリソナに協力を頼む。
初めは独裁者の帰還に警戒するアリソナであったが、シネストロの真摯な態度に説得され、コルガー軍に出撃を指示する。
ついに、"圧政者"シネストロではなく"守り手"シネストロがコルガーに戻ってきたその瞬間、無数の強者たちの感情エネルギーを奪いかつての力を取り戻しつつあるヴォルソームが現れる!

ヴォルソーム:シネストロよ、次はお前の番だ。まずはこのとるにたらん惑星を破壊しようか。
逃げまどうコルガーの市民達を前に渾身の一撃をコルガーに放つヴォルソーム。

少年:シネストロ様。みんなを助けて。
シネストロ:それこそが過去と変わらぬ私の願い。
ここはコルガー!この星を護ることこそ我が使命!

20130512_06.jpg

シネストロの強い意志力は、ヴォルソームのコルガーへの一撃を防ぎ、お返しに放った反撃はヴォルソームに痛撃を与える。
しかし、その瞬間、ヴォルソームの顔に笑みが浮かぶ。

ヴォルソーム:今の一撃は効いた。しかし、これこそが私が求めていたものだ。
ここに来たのはお前を探しての事ではない。コルガーそのものが私の目的だったのだ。
お前の圧政に苦しんだ人々の"恐怖"、そして、たった今、お前が彼らの心に灯した"希望"。これほどの激情が渦巻く星は他にない。さて、お前はこの星を守れるかな?

シネストロ:さきほど、お前の一撃を防いだのを見ておらんようだな。

ヴォルソーム:確かに防がれた。では防がれなかった事にしてみるか。

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コルガーに渦巻く感情を吸収し、創造主の力を取り戻したヴォルソームは、数分前の過去を改変し、シネストロがヴォルソームの攻撃を防げなかった世界を作り出す。

跡形もなく吹き飛んだコルガー。
その破片の中で、全てを失い慟哭するシネストロ。そんな彼の前に現れた物、それは...
20130512_09.jpg


****************
というわけで、ついにジェフ・ジョーンズによるランタンサーガの最終章が始まりました。

ちなみにRise of Third Armyの紹介では取り上げていた、GLC誌、ニューガーディアンズ誌を今回は取り上げていません。なぜなら、正直つまらないから。だって、基本的に毎回、カイル、スチュワートなど各誌の主人公達のトラウマをヴォルソームがいじくるだけで、内容はほぼガイの話の焼き直しなんですよ?

それはそれとして、グリーンランタン本誌は上記のとおり、大団円に恥じない盛り上がりです。
ジェフ・ジョーンズが気高く一本筋の通った悪役として再構築し、ジェフのランタンサーガの最大の成果と推す人も多いシネストロですので、ジェフの話の締めくくりとして、今回の展開はファン的には大満足ですね。

ちなみに、グリーンランタン#19の表紙はこんな感じでした。

20130512_10.jpg
全てのコァが倒れる時...

20130512_11.jpg
"恐怖"がまばゆく輝く!

4月の「折り込みビックリ表紙」企画の中で、個人的にはこの表紙が一番決まってました。

【宣伝】
今回の紹介するのは、ジェフ・ジョーンズによるグリーンランタン・サーガの最終章ですが、その始まりである「グリーンランタン・リバース」は翻訳されています。この話はハル・ジョーダンのリバースの話であるとともに、シネストロのリバースの物語でもあります。
また、「シークレットオリジン」では、まだシネストロがグリーンランタン・コァを裏切る前の雄姿が見られます。


また、原書の方もあれこれ出てますね。ジェフ・ジョーンズの英語は非常に簡単なので、初めて原書に手を出そうかと考えている方にもお勧めですので是非!


ところでアイアンマン3はみましたか?
管理人は公開初日の仕事帰りに見た後で、興奮のあまりもう一度見に行ってしまいました。
今回の映画の下敷きは間違いなく「エクストリミス」ですね。
映画の予習にぴったりのですので、未読の方は是非。
また、今回の"ヴィラン"であるところのマンダリンとアイアンマンとの初対決を現代風にリメイクした「エンター・ザ・マンダリン」も楽しみです。さあ次はマン・オブ・スティールだ!(ウルヴァリンの方が先?)

プロフィール

NOB-BON

Author:NOB-BON
X-men生まれSpawn育ちを地でいく、90年代アメコミバブルの残党。
しばらくの間、アメコミは翻訳本を買う程度だったのが、最近のデジタルコミックの手軽さにひかれ、本格的に復活しました。

基本的にMarvelメインですが、DCのリランチを機に自分の中でDCブームが来てるので、しばらくはDCの話題続くかも。
しばらくどころか完全にDC派に転びました。

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