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Justice League #18 おまけ

前回の記事で書き忘れたことがありました。

【抜けたと思ったのに】
以前、スローン・オブ・アトランティスの紹介の最後に、「アクアマンはアトランティスに帰ったためリーグから抜けた」と書いたのですが、管理人の勘違いで、今号で普通に登場してました。
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・・・というか、1つだけ言い訳させてもらっていいですか?
こんなシーンを使って妻との別れを描いたら、普通リーグだって抜けると思いませんか?
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なんか「名古屋に単身赴任中の身なのに、長野・群馬で近辺で開催される仲間内のゴルフコンペには欠かさず参加する会社の先輩」を思い出しましたよ。


【宣伝】
ジャスティスリーグの翻訳が4月に出るようですね。
「逆転世界」は善悪の逆転したもう一つの世界を舞台にした作品で、悪のスーパーマン"ウルトラマン"や悪のバットマン"オウルマン"が登場することで有名です。(ちなみに通常のヒーローももちろん登場)

「バベルの塔」は"ヒーローの全てを熟知した最強の敵"がリーグの前に立ちふさがる作品で、ストーリーを王道作品を書かせたら右に出る者はいないマーク・ウェイドが担当しています。



実は2作品とも、OVAとしてオリジナルのアニメ作品が出ていることでも知られており、数多くあるJLAの名作群からこの2作をピックアップするあたり「もしかしたらDVDの日本語化もあるかも?」と思ってしまいます。
(残念ながら小プロはその可能性を否定。)
ちなみに、一見ハードルの高い英語DVDですが、実は字幕を表示すれば思いのほか簡単に意味を終えたりします。

残念ながら「逆転世界」のOVA「Justice League: Crisis on Two Earths」は日本アマゾンでの取り扱いなしのため、リンクを張れず。






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Justice League #18

ジャスティスリーグ#18
(作:ジェフ・ジョーンズ、画:ジーザス・サイズ)

前回で予告されたとおり、今回はJustice Leagueに新メンバーを入れる話。
あらすじ抜きで気に入ったシーンだけ。

【楽しいよ!】
バットマンとサイボーグが密かに選んでいた候補者のうち誰を新メンバーとして迎え入れるかで、議論を交わす一同。
議論が紛糾する中、焦れたフラッシュがある提案をする。
フラッシュ:経歴情報を見ていても埒が明かない。こうなったら全員をここに呼ぼう!
バットマン:ここに呼ぶ?
フラッシュ:きっと楽しくなるさ
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というわけで、急遽ホームパーティが開催されることに。
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…なんとなく発想がアメリカン。

【楽しいって言ったのに…】
ナイトウィング:急に呼ばれたから緊急事態と思って来てみれば。
バットマン  :ナイトウィング…
ナイトウィング:じゃあね。

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バットマンったら、せっかくフラッシュを信じて最近関係がぎくしゃくしてるナイトウィングを読んだのに。

【フラッシュ危うし】
そしてメンバー候補ゴールドラッシュの魔の手がフラッシュに伸びる。

ゴールドラッシュ:(ロボットと勘違いされて)あら?これはいわばキャンディコーティング。その下にはあまーい中身がつまってるのよ。ところでフラッシュさんは結婚されてるのかしら?

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たまらず逃げ出すフラッシュ

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スーパーマン:おっと!いったいどこから現れたんだ?
フラッシュ:ゴールドディガーの魔の手から逃げてきたのさ。あの人は、その、"虎"だ。
ワンダーウーマン:ゴールドラッシュのこと?あの人は、ダラスを拠点に活躍する立派な人よ。
フラッシュ:とにかくボクはあの人をリーグに入れることには反対だからな。



【新メンバー決定】
結果として、新メンバーとして加わったのは以下の3名。

ファイアストーム
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ガリ勉のジェイソンとジョック(脳筋)のロニーが合体する変身ヒーロー。能力は命が通わない物体の原子変換。

エレメントウーマン
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New52で初登場した"女版メタモルフォ"。
(実はちょっと複雑な経歴のキャラなのですが、ここでは"初登場"と言い切らせてください。)
能力は自分の身体の原子変換。

アトム
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自分の体をその名の通り原子並みの大きさまで縮小できる。
ちなみにこのアトムはお馴染のレイ・パーマー博士ではなく、ロンダ・ピネーダという女性でリランチ後の新キャラです。ちなみにレイ・パーマーは「Frankenstein: Agent of S.H.A.D.E.」の方に登場していますが、能力を使えるかどうかは不明です。(求む情報)

【ザターナ】
リーグの候補者としてJL誌に登場したザターナ。
マジシャンとして仕事を終えたばかりの楽屋で、ある人物の電話を受けます。
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ザターナ:えぇ怒ってるわ。私はジャスティス・リーグ・ダーク...え?知らないわよ、彼らが勝手にそう読んでるの。とにかくあなたのチームには手を貸さないわ。あなたに手駒扱いされるのはうんざりなの!
いいえ、この件はこれで終わり。直接なんて会いません。


…どうせ、またいいように言いくるめられるんだろうな。

【宣伝】
今回出てきたファイアストームを始め、ビクセン、グリーンアロー、ホークマンと今後このブログで紹介する機会が増えるであろう各キャラの活躍を(#1だけ)読める「NEW52:ジャスティスリーグ」は、ホントに偉大な本です。
早く続刊が読みたいです。(願わくばエッジ枠やダーク枠まで刊行されることを願ってます。)



日本での人気の割にいままで翻訳本が出なかったアイアンマンも、近年のヒット作にして次の映画の下敷きとなるらしい「エクストリミス編」がでます。


また、読み物ですがバットマンやスーパーマンので原作で有名なグラン・モリソンのアメコミ評「スーパーゴッズ」は激お勧め。いま管理人のツイッターのTLは、この本の話題で埋まってます。
5年後には絶版になってプレミアがつくこと間違いなし!

Green Arrow #17-18

グリーンアロー #17-18
(作:ジェフ・レミール、画:アンドレア・ソレンティノ)

********
世界屈指の複合企業体クイーンインダストリーの御曹司オリバー(オリー)・クイーン。
彼はクイーンインダストリーの経営を後見人であるエマーソンに丸投げし、自らはクイーンインダストリーの研究開発部門であるQ-Coreの主任に収まり、放蕩三昧の生活を送っていた。
しかし、そんなオリバーのもう一つの顔、それは、悪を狙う翠緑の狩人グリーンアローであった。
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Q-Coreの研究者にして後方支援を担当するナオミとジャックスと共に、グリーンアローは今日も都会の闇に潜む標的を狙う!

(というのが、リランチ後のグリーンアローの基本設定です。)

そんなある日の朝、オリーは新聞で衝撃のニュースを知る。
父が創業しゆくゆくは自らが後継する筈のクイーンインダストリーが敵対的買収を受け、乗っ取られたというのだ。
突然のニュースに驚き、会社の経営を任せていた後見人エマーソンを問いただすため、クイーンインダストリーの本社を訪れたオリー。

オリー:「俺が会社を継ぐ準備ができるまで、クイーンインダストリーを守る。」それが父から託されたされたお前の役目だったはず。あの世の親父もさぞかし喜んでいることだろうさ。

エマーソン:勝手に君の父上の気持ちを騙るのはやめてもらおうか。
彼はまさに天才だった。単に天才というだけでなく、彼には先見の明があった。
それに…私の親友でもあった。
確かに私は父上に、君が立派に成長するまでのあいだクイーズインダストリーの面倒をみるように頼まれた。
私は全力でやったさ。
君にQ-COREなんていう玩具を与えたのだって、君がこれを機に経営に集中してくれればと思ってのことだった。
それがどうだ?君はいつもフラフラと愚にもつかないことにかまけてばかり。
…しかし、確かにそうだな。そんな君を気にするあまり、会社の経営がおろそかになってしまったのは事実だ。


オリー:野球の試合の話をしてるんじゃないんだぞ?お前のせいで俺たちは全てを失ったんだ!

エマーソン:考えようによっては、今回の件は君を成長させるまたとないチャンスなのかもしれないな。
裕福な家に多大なる才能を持って産まれ、なに不自由なく育つ。思えばあの島の一件を抜かせば、君は本気で何かを勝ち取るために戦ったことなどなかった。だが、そんなぬるま湯に浸かった日々も終わりだ。


オリー:一体何の話を...

その瞬間、窓を突き破り1本の矢がエマーソンに刺さる。
エマーソン:まだ君には話せない。君の準備が整っていないんだ。ただこれだけは言える。父上が君に残したものはクイーンズインダストリーだけじゃない。
他にもまだ君には"生得の権利"があるんだ。

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フック付きの矢に引っ張られた窓から落下するエマーソン。
音を聞きつけて部屋に入ってきたガードマンが見た物は、突き破られた窓ガラスの前で呆然と立ち尽くすオリーの姿であった。
オリーが会社を失った怒りのあまりエマーソンを突き落とした。そう勘違いしたガードマンはオリーを捕まえようとする。しかしオリーはガードマンを叩きのめし、クイーンズインダストリー本社ビルをなんとか脱出する。

すぐに態勢を整えるために頼れる相棒であるジャックスとナオミに連絡を取るオリー。
彼らがQ-COREにいることを確認したオリーが、進路をQ-COREに変えたその矢先。
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Q-COREで謎の爆発が起る。

金、会社、友人、全てを失い、更には警察に追われる身となったオリー。そんな彼の前に現れたのはエマーソンを殺した男。"コモド"と名乗る仮面の射手であった。
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********

リランチによって大幅に若返り、偏屈親父からチャラい兄ちゃんに変貌を遂げたグリーンアロー。
ジャスティス・リーグなどで気にはなっていたのですが、なんとなく手を出しかねていたのですが、今回クリエーター陣が変わり、ジャスティスリーグ・ダークのピーター・レミールが担当するということで、「これがチャンス!」と#17から読み始めることにしました。
(ところでPeter Lemireの読み方について、ツイッターで色々と議論があったのですが、とりあえずこのブログでは今後レミールというカナ表記を使うことにします。ちなみに理由は、同姓の音楽家に"レミール"表記が使われてたから、という適当な理由。)

これがもう大正解。全てのアイデンティティを失ったオリーが復讐者としてもう一度立ち上がる様子がハードボイルド調で描かれていてかっこいいこと。
(おそらく米国でヒットしているグリーンアロー原作のドラマ「Arrow」の雰囲気に寄せていると思われます。)
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「I,Vampire」のソレンティノのアートも、ハードボイルドな雰囲気を一層盛り上げます。
個人的にこの人がグリーンアローで多用する「1枚絵の一部を枠で囲って別コマにする」って演出が気に入りました。

以下は気になった点。

【赤い矢といえば】
今回、現れた新たな敵コモド。
彼の得物は真っ赤に塗られた弓矢ですが、DC世界で赤い弓矢といえば、リランチ前はグリーンアローのサイドキックを務め、現在はアウトローズのメンバーとしてスターファイアとよろしくやってるレッドフッドと行動を共にするアーセナルですが、今回の件に絡んでくるのでしょうか?
他にもグリーンアローの"緑"に対抗する存在として"赤"が使われているシーンもあったり、作中でもさりげなく言及されていたりで気になりますね。
(どうもリランチ後のグリーンアローとアーセナルの関係は#0で語られてるみたいです。要チェック!)


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実は、自分はグリーンアローは今回の号が読み始めです。
が、ジャスティスリーグで登場した軽いノリのグリーンアローがすきな方は#1から読んでみるのをお勧めします。(そしてストーリーを管理人に教えてください)
またリランチ前でかつちょっと古い作品なのですが、グリーンアローといえば傑作ミニシリーズ「Longbow Hunters」が有名ですね。


翻訳でいえば、ヴィレッジブックスの「New52:ジャスティスリーグ」でグリーンアローの#1が読めます。
(極端な話、#1から今回紹介した#17にいきなり飛んでも、話は判ったりします。)
あと、個人的には「グリーンランタン:リバース」のグリーンアローはかなりかっこいいので、お勧めです。



プロフィール

NOB-BON

Author:NOB-BON
X-men生まれSpawn育ちを地でいく、90年代アメコミバブルの残党。
しばらくの間、アメコミは翻訳本を買う程度だったのが、最近のデジタルコミックの手軽さにひかれ、本格的に復活しました。

基本的にMarvelメインですが、DCのリランチを機に自分の中でDCブームが来てるので、しばらくはDCの話題続くかも。
しばらくどころか完全にDC派に転びました。

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