Justice League #13
ジャスティスリーグ #13
(作:ジェフ・ジョーンズ、画:トニー・S・ダニエル)
********
真昼のセントラルパークで激しい格闘を繰り広げる2人の女戦士。

そのうちのひとりワンダーウーマンは、格闘の相手であるチーターに声をかける。
ワンダーウーマン:お願い、バーバラ。あなたをチーターの呪いから解放させて。
チーター:私が人間に戻りたいと思っているとでも?
:人間性なぞ、今の私には何の価値もない。
ワンダーウーマン:嘘よ。
チーター:初めてあったときと変わらず、おやさしいこと。
:人間は穏やかな羊ではなく、屠殺を待つ家畜にすぎない。
:そのことを認めたとき、お前とはまた友となれるだろう。
スーパーマンと並ぶほどの力の持ち主であるはずのワンダーウーマン。しかしその彼女はチーターに太刀打ちできず意識を失ってしまう。
次にダイアナが目を覚ました時、彼女の目の前にいたのは、チームメイトであるフラッシュとサイボーグであった。
地球の軌道に浮かぶウォッチタワーでダイアナから話を聞くリーグ一行。
ダイアナは自らと、チーターことバーバラ・ミネルヴァの関係を語り始める。

スミソニアンの博物館で学芸員を務めていたバーバラは、とある事件でダイアナに助けられたことをきっかけに友人となる。ダイアナにとって彼女は初めての友人であった。
学芸員であるバーバラは世界の神話伝承にも造詣が深く、ダイアナと一緒にいくつかの事件を解決していくこととなる。
やがてバーバラとダイアナの関係は世に広く知られるようになり、バーバラは"危険なアーティファクトの第一人者"と目され、A.R.G.U.S.のオカルトアイテムの保管庫ブラックルームで働くようになる。
そんなある日、バーバラを悲劇が見舞う。
いつも通り、ダイアナが手に入れた失われた部族の短剣を解析していたバーバラは、その短剣で自らの手を傷つけてしまう。
しかし、その短剣は失われた"狩りの女神"に属するものであり、バーバラは呪いにより女神の眷属チーターへと変貌をとげてしまったのだ。
「バーバラがチーターになったのは、自分と関わりを持ったせい。」
自責の念に駆られたダイアナは、それから何年も神出鬼没なチーターを独りで追い続けていた。
(ここら辺の事情からくる、ダイアナが親しい人を遠ざけようとする態度は、#12でのトレバーとの会話にも現れています。)
自分の問題にリーグの面々を巻き込むことを良しとしなかったダイアナだが、スーパーマンたちの「仲間を助けたい」という真摯な思いに考えを改めたダイアナは、リーグに協力を要請する。
ミネルヴァをチーターに変えた呪いの短剣の出所追い、コンゴへ向かうリーグ一行。
彼らの前に現れたのはやはりチーターであった!

チーター:私の世界にこいつらを連れてきたのは失敗ね。
目にもとまらぬ速さでリーグを蹂躙するチーターは、そういうとスーパーマンに自らの牙を突き立てる。
突然顔を覆い苦しみだすスーパーマン。彼が再び顔をあげると…

********
というわけで、2ヶ月ぶりのジャスティスリーグ。#0はリーグではなくジャスティスリーグ誌のオマケとしてで連載していたシャザムがメインのIssueであったため、割愛しちゃいました。
今月のアーティストは、今まではDetective Comics誌のライター&ペンシラーを担当していたトニー・S・ダニエル。
DC誌で彼のアートを見たときは「上手だな」程度の感想でしたが、今回のアートを見てすっかりファンになりました。(個人的にはジム・リーよりも好みです。)
おそらく、”おどろおどろしい雰囲気”を重視したDC誌のタッチに比べて、今回のすっきりしたタッチの方がが管理人の琴線に触れたのだと思います。
(ちなみにDC誌のアートはこんな感じ)

こうしてみると改めてインカーがアートに与える影響の大きさがわかります。
【頑張れ!フラッシュ!】
#12にてハル・ジョーダンがリーグから抜け、改めて感じたのがムードメイカーの不在。
スーパーマン、バットマン、ワンダーウーマン、アクアマン、サイボーグとフラッシュ以外見事なまでに陰気なキャラがそろってます。
(あの時、グリーンアローを迎え入れていれば…)
そんな中、唯一リーグに残された陽性のキャラとしてムードメイカーの役を買って出たのがフラッシュ。

今号でも、「自分は既に人間でなく、自分は人間だと信じ込んだロボットなのかもしれない」と思い悩むサイボーグに、
「ロボットはジョークで笑わないし、好きなテレビ番組の話もしないさ。それとも、もしやトーストに欲情しだしたとか?」
などと下手なジョークをいってサイボーグを慰めています。
相方のハルが入ってくるまで、頑張れ!フラッシュ!
【自慢】
ちなみに以下は完全に自慢なのですが、先日、NYCCが開催された際に、懇意にさせていただいてる原画コレクターの方のお誘いに乗る形で、トニー・S・ダニエルにコミッションをお願いしてしまいました。

まだ現物は受け取れていないのですが、写真を送っていただいたので、張っちゃいます。
(作:ジェフ・ジョーンズ、画:トニー・S・ダニエル)
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真昼のセントラルパークで激しい格闘を繰り広げる2人の女戦士。

そのうちのひとりワンダーウーマンは、格闘の相手であるチーターに声をかける。
ワンダーウーマン:お願い、バーバラ。あなたをチーターの呪いから解放させて。
チーター:私が人間に戻りたいと思っているとでも?
:人間性なぞ、今の私には何の価値もない。
ワンダーウーマン:嘘よ。
チーター:初めてあったときと変わらず、おやさしいこと。
:人間は穏やかな羊ではなく、屠殺を待つ家畜にすぎない。
:そのことを認めたとき、お前とはまた友となれるだろう。
スーパーマンと並ぶほどの力の持ち主であるはずのワンダーウーマン。しかしその彼女はチーターに太刀打ちできず意識を失ってしまう。
次にダイアナが目を覚ました時、彼女の目の前にいたのは、チームメイトであるフラッシュとサイボーグであった。
地球の軌道に浮かぶウォッチタワーでダイアナから話を聞くリーグ一行。
ダイアナは自らと、チーターことバーバラ・ミネルヴァの関係を語り始める。

スミソニアンの博物館で学芸員を務めていたバーバラは、とある事件でダイアナに助けられたことをきっかけに友人となる。ダイアナにとって彼女は初めての友人であった。
学芸員であるバーバラは世界の神話伝承にも造詣が深く、ダイアナと一緒にいくつかの事件を解決していくこととなる。
やがてバーバラとダイアナの関係は世に広く知られるようになり、バーバラは"危険なアーティファクトの第一人者"と目され、A.R.G.U.S.のオカルトアイテムの保管庫ブラックルームで働くようになる。
そんなある日、バーバラを悲劇が見舞う。
いつも通り、ダイアナが手に入れた失われた部族の短剣を解析していたバーバラは、その短剣で自らの手を傷つけてしまう。
しかし、その短剣は失われた"狩りの女神"に属するものであり、バーバラは呪いにより女神の眷属チーターへと変貌をとげてしまったのだ。
「バーバラがチーターになったのは、自分と関わりを持ったせい。」
自責の念に駆られたダイアナは、それから何年も神出鬼没なチーターを独りで追い続けていた。
(ここら辺の事情からくる、ダイアナが親しい人を遠ざけようとする態度は、#12でのトレバーとの会話にも現れています。)
自分の問題にリーグの面々を巻き込むことを良しとしなかったダイアナだが、スーパーマンたちの「仲間を助けたい」という真摯な思いに考えを改めたダイアナは、リーグに協力を要請する。
ミネルヴァをチーターに変えた呪いの短剣の出所追い、コンゴへ向かうリーグ一行。
彼らの前に現れたのはやはりチーターであった!

チーター:私の世界にこいつらを連れてきたのは失敗ね。
目にもとまらぬ速さでリーグを蹂躙するチーターは、そういうとスーパーマンに自らの牙を突き立てる。
突然顔を覆い苦しみだすスーパーマン。彼が再び顔をあげると…

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というわけで、2ヶ月ぶりのジャスティスリーグ。#0はリーグではなくジャスティスリーグ誌のオマケとしてで連載していたシャザムがメインのIssueであったため、割愛しちゃいました。
今月のアーティストは、今まではDetective Comics誌のライター&ペンシラーを担当していたトニー・S・ダニエル。
DC誌で彼のアートを見たときは「上手だな」程度の感想でしたが、今回のアートを見てすっかりファンになりました。(個人的にはジム・リーよりも好みです。)
おそらく、”おどろおどろしい雰囲気”を重視したDC誌のタッチに比べて、今回のすっきりしたタッチの方がが管理人の琴線に触れたのだと思います。
(ちなみにDC誌のアートはこんな感じ)

こうしてみると改めてインカーがアートに与える影響の大きさがわかります。
【頑張れ!フラッシュ!】
#12にてハル・ジョーダンがリーグから抜け、改めて感じたのがムードメイカーの不在。
スーパーマン、バットマン、ワンダーウーマン、アクアマン、サイボーグとフラッシュ以外見事なまでに陰気なキャラがそろってます。
(あの時、グリーンアローを迎え入れていれば…)
そんな中、唯一リーグに残された陽性のキャラとしてムードメイカーの役を買って出たのがフラッシュ。

今号でも、「自分は既に人間でなく、自分は人間だと信じ込んだロボットなのかもしれない」と思い悩むサイボーグに、
「ロボットはジョークで笑わないし、好きなテレビ番組の話もしないさ。それとも、もしやトーストに欲情しだしたとか?」
などと下手なジョークをいってサイボーグを慰めています。
相方のハルが入ってくるまで、頑張れ!フラッシュ!
【自慢】
ちなみに以下は完全に自慢なのですが、先日、NYCCが開催された際に、懇意にさせていただいてる原画コレクターの方のお誘いに乗る形で、トニー・S・ダニエルにコミッションをお願いしてしまいました。

まだ現物は受け取れていないのですが、写真を送っていただいたので、張っちゃいます。
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