Justice League #8
ジャスティス・リーグ #8
(作:ジェフ・ジョーンズ、画:カルロス・オアンダ)
いつものように、議会に召喚されるトレバー大佐。
議員:何故、5年もの間、リーグは新メンバーを入れないのかね?
トレバー:彼らがそれを望んでいないからです。
議員:何故、望まん?
トレバー:リーグが強い絆で結ばれたチームだからです。どうせアナタ方は自分の紐付きを潜り込ませるつもりなのでしょう?
議員:潜り込ませるとは、人聞きの悪い言葉だよ。私は、皆に尊敬されプロ意識の高い人物なら、リーグに迎えられるのではないか?と言っておるのだよ。
トレバー:スーパーマンやバットマン、ワンダーウーマンのように尊敬されプロ意識の高い…そんな人物がいるとお思いですか?
舞台は変わり、市街地に。
リーグの面々は、ようやく倒したアマゾを囲んでいる。

バットマン(以下BM):気をつけろ、今は気を失っているが、既に神経システムが再生を始めている。やがて目を覚ますぞ。
スーパーマン(以下SP):いつもながら、X-rayビジョンを持たない君が、何故そんなことまで見通せるのか、不思議だよ。
フラッシュ(以下FL):何故かって?彼がバットマンだからさ。
サイボーグ(以下CY):それではブームチューブでアマゾをレッドルームに運びます。みんな準備は良いですか?
※ブームチューブ:アポコリプスが使用しているワープ装置。最初の事件でサイボーグにも組み込まれています。
FL:待った!複数人をブームチューブで運ぶと、君のシステムに負担が掛かり過ぎて、ブームチューブが誤動作するおそれがある。
前回、誤動作したとき何が起こったか覚えてないのか?
我々はアポコリプスに転送され、サイボーグがシステムを再起動させるまでの間、猛攻に晒されたんだぞ!
そんな相談をしているリーグに突然割って入る謎の人物。
グリーンアロー(以下GA):やぁやぁ!世界最高のヒーローチームとわたくしめが協力し暴走するロボットを止める。何と素晴らしいことか!!
グリーンランタン(以下GL):グリーンアロー?いったい何の話だ?
GA:何の話?これを見てどう思われる?

ワンダーウーマン(以下WW):(呆れ顔で)・・・素晴らしい協力だわ。
GA:ありがとう、マドモワゼル。ご存じのとおり、わたくしはグリーンアロー。世界一の射手にして、ジャスティスリーグ候補生の筆頭でございます。

GL:勘弁してくれ。本気で俺たちと一緒にやれると思ってるのか?俺がパワーリングを駆使する間に、お前は弓を撃ってるってか?
GL:もう、"何もできない男"枠は埋まってるんだ。バットマンが足首を捻挫でもしたら、その時は声をかけてやるよ。
GL:(バットマンに耳打ち)嘘だからな。奴に連絡なんかしない。

BM:それはどうも。
SP:そんなに早急に態度を決める必要はないだろう?グリーンランタン。
BM:ちょっと待て。我々がリーグに新メンバーを入れないのには、ちゃんとした理由があるだろう?忘れたのか?
アクアマン:仮に我々が新メンバーを探していたとしても、グリーンアローだけは御免だ。
CY:彼のことを知ってるんですか?アクアマン。
GA:あぁ。彼は俺のことを、よぉーく知っているさ。。。
GL:さぁいくぞ!既にこのチームに"グリーン"はいるんだ。お前がブルーアローに改名してきたら考えてやるよ。
グリーンアローを残して、リーグはブームチューブに消えてしまう。
それから1週間後。雷雨の中を飛ぶ輸送機の中、タロン達が暴れている。
(タロンは現在、バットマン関連誌で繰り広げられているイベント、ナイト・オブ・オウルズ(フクロウたちの夜)に出てくるキャラクターで、100年以上前からゴッサムシティを影で操っていた秘密結社"コート・オブ・オウルズ"の執行者。)

CY:サイボーグからバットマンへ。最悪の事態に備えて自動操縦装置の進路を海上に書き変えました。
BM:最悪の事態は起こらない。我々はジャスティス・リーグだからな。
AQ:まるで、グリーンランタンのような台詞だな。
GL:長年の薫陶で俺の魅力が、感染ったのさ。
AQ:皮膚病のみたいなものか?
SP:それにしても、(タロンの)細胞活動も鼓動もないに等しい。彼らが生きているようには見えない。
WW:モンスターのたぐいね!それならば剣を使ってもいいわよね!?
と、タロン達と危なげなく制圧していくリーグ。そんななか、突如、加勢にあらわれた謎の男!!(もちろん正体はグリーンアロー。)

FL:グリーンアロー?どうしてここに?
GA:俺は、必要とされれば、どこにでもあらわれる。
AQ:お前の助けなんか必要ないぞ。
GA:かくいう俺も、あの島を脱出するのに、お前の助けは必要なかった。
WW:あの島?
GA:長い話です。こんどディナーでも食べながらいかがですかな?
やがて、タロンの1人がグレーネードで自爆。飛行機を吹き飛ばす。しかし、そこはさすが、世界最高のヒーローチーム。グリーンランタンが乗組員全員にバリアーを張り、事なきをえる。
乗組員同様にグリーンランタンのバリアーに包まれて救出されたグリーンアローは、それでも、
GA:「それで、俺は合格かな?」
と入団する気満々。
思わず顔を見合わせるリーグのメンバーが出した結論は・・・

GA:「まってくれ!せめてバス停の近くに降ろしてくれ!」
さらに一週間後、今度は謎のカルト集団と対峙するリーグ一行。
(このカルト集団は5月以降のジャスティス・リーグ・ダークの敵らしいです)
しかし、リーグが戦う前に、謎の男(もちろん正体は・・・)が投げ込んだガス弾によって、カルト集団は次々と倒れていく。
FL:また付いてきたのか?
GA:粘り強いと言ってくれ。
野次馬:あれは誰だ?
野次馬:新しいメンバーかも。
GL:違う違う。グリーンアローは、我々のファンとしてたまたま協力してもらっただけだ。
AQ:もう俺たちを付け回すのをやめるだ。さもないと・・・
三度、グリーンアローを残して消えるリーグ一行。(ブームチューブの誤動作の話はどうなった?)
自分のアジトに戻るグリーンアロー。TVでは今回のカルト教団の一件をリーグが解決したと報じている。
GA:くそっ、あれは俺の手柄だって言うのに。。。まだ、諦めないぞ。
(グリーンアローのアジトに忍びこんでいたトレバー大佐が、話しかける)
トレバー大佐(以下TR):いや、これで終わりだ、グリーンアロー。いやオリバー・クイーンと呼ぶべきかな?
GA:おやトレバー大佐。リーグの世話役が来たということは、遂に俺を雇う気になったのかな?
TR:いや、違う。
GA:アクアマンから吹き込まれたことを真に受けているならば…
TR:いや彼からは何も聞いていない。
GA:俺だってリーグメンバーの後ろ暗い過去を知っている。彼らだって完全無欠のヒーローってわけじゃない。俺と同じようなものさ。
TR:全く違うさ。君と君の会社の経歴についてだが、人々に話していない秘密があるようだね。聞く人によっては犯罪と取られるような秘密が。
GA:ずっと昔の話だ。俺は変わった。俺は更生したんだ。
TR:確かに君は変わろうと努力している。ただ、"変わった"と言ってしまうのは、少し楽観的すぎるのでは?
GA:もしリーグが社会的な判断力をもてば、リーグはもっとすごいことができるはず。
世界はそれを求めている。俺がそれを求めているんだ!
リーグのようにチームでならば、俺はもっと多くのことができる。俺がやったことの償いができるんだ。
大口をたたいてるように聞こえるかもしれない。でも、俺の決意は本物なんだ。
TR:わかってる。だが、リーグの中に君の居場所はないんだ。リーグのみんなが君に参加を依頼することはない。
GA:それならば何の用だ。諦めるように脅しに来たのか?
TR:そんな大げさな話じゃない。一つの提案を持ってきた。
君は企業間の争いごとに詳しく、人心掌握、政治操作も思うがままだ。そして何より、狙った獲物は外さない。そうだろ?
実は君が"社会的な判断力"を発揮するに相応しいチームがもう一つあるんだが、興味はないかい?
GA:・・・案内してもらおうか。

場所は変わってジャスティス・リーグの基地、ウォッチタワー。リーグの面々が話し合っている。
BM:グリーンアローの件は、トレバーが何とかしてくれるだろう。
WW:彼が何とかしてくれるのはいつものこと。そんなことを問題にしているわけではないわ。
SP:私はそろそろ、新メンバーを検討するべきじゃないかと言っているんだ?
AQ:グリーンアローは御免だ。
SP:彼がどうであろうと、他にもチームの活動の助けになる人々がたくさんいるはずだ。
GL:今のチームが最高さ。
BM:今回ばかりはグリーンランタンに賛成だ。我々には、守らなければならないイメージがある。
FL:第一に守るべきなのは世界のほうだろ?
BM:一度たりとも世界を守ることに失敗したことはないはずだ。
以前、新たなメンバーをリーグに招いた際、何が起こりどんな結末を迎えたか覚えているだろう?
・・・あれは最悪の結末だった。
リーグの脳裏に浮かぶ当時の光景。それはリーグのメンバーと血みどろの戦いを繰り広げる、緑色の怪人。ジョン・ジョンズの姿であった!!

BM:マーシャン・マンハンターが姿を消してからずいぶん経つ。
彼はまだ我々の全てを知り尽くしている。我々本人よりもな。
アメリカ西部の山岳州を思わせる荒野に独りたたずむジョン・ジョーンズ。
ジョンは空を仰ぎ見てポツリとつぶやく。
「彼らはまだ準備不足だ。」
前号の紹介で、リーグのメンバーについて、
「5年間の間で、いろんな人がリーグを出入りしたが、結果として今はオリジナルメンバーでやってる」
と予想しましたが、答えは「5年間誰も参加してない。」でした。
ってあれ?ストームウォッチ#1で、「なんでジャスティス・リーグのジョン・ジョーンズがこんなところに?」
なんて言われてなかったっけ?まぁいいや。
今回、初めてリランチ後のグリーンアローを見ました。
グリーンアローといえば、不平屋の偏屈親父というイメージがありましたが、リランチ後は意外に若いですね。
トレードマークのおしゃれ髭も不精髭になっちゃいました。
まぁそれはよいのですが、個人的に残念だったのが、ハルとの友情がなかったことになってそうなこと。
ファイナル・ナイトの墓参りや、グリーンランタン:リバースでの共闘など、2人の名場面に胸を熱くした口なのでそれが見られないのはさみしいですね。
代わりにアクアマンとなにやら因縁がありそうです。
島の脱出がどうこうと言ってましたから、
「無人島に漂着した大富豪のオリバーが、サバイバルのために弓の腕を磨いた」という、グリーンアローのオリジンに関係しているのだと思いますが、これってグリーンアロー本誌で既に語られてたりするんですかね?
リランチ1周年を記念して、各誌#0を刊行し、それぞれの過去話を行う。なんて話も聞くので、そこで語られるのかもしれませんが、ちょっと読んでみたいかもです。
今回、GWで暇なこともあり、翻訳を頑張ってみました。
各キャラクターの口調で非常に悩んだのですが、どうですかね?
特に悩んだのがサイボーグとグリーンアロー。
サイボーグは、ジャスティス・リーグしか読んでいない自分としては、
年下で優等生ということで、ですます調が自然だったのですが、リランチ前のキャラクターとはかなりずれてるんじゃないか?との疑問もあります。
グリーンアローは、芝居がかった話し方のような気もするし、普通にくだけた口調で話している気もするしで、結局、自分が芝居がかった話し方をしていると思った個所は芝居がかった口調、普通の口調と思った個所は普通の口調としてしまいました。
(作:ジェフ・ジョーンズ、画:カルロス・オアンダ)
いつものように、議会に召喚されるトレバー大佐。
議員:何故、5年もの間、リーグは新メンバーを入れないのかね?
トレバー:彼らがそれを望んでいないからです。
議員:何故、望まん?
トレバー:リーグが強い絆で結ばれたチームだからです。どうせアナタ方は自分の紐付きを潜り込ませるつもりなのでしょう?
議員:潜り込ませるとは、人聞きの悪い言葉だよ。私は、皆に尊敬されプロ意識の高い人物なら、リーグに迎えられるのではないか?と言っておるのだよ。
トレバー:スーパーマンやバットマン、ワンダーウーマンのように尊敬されプロ意識の高い…そんな人物がいるとお思いですか?
舞台は変わり、市街地に。
リーグの面々は、ようやく倒したアマゾを囲んでいる。

バットマン(以下BM):気をつけろ、今は気を失っているが、既に神経システムが再生を始めている。やがて目を覚ますぞ。
スーパーマン(以下SP):いつもながら、X-rayビジョンを持たない君が、何故そんなことまで見通せるのか、不思議だよ。
フラッシュ(以下FL):何故かって?彼がバットマンだからさ。
サイボーグ(以下CY):それではブームチューブでアマゾをレッドルームに運びます。みんな準備は良いですか?
※ブームチューブ:アポコリプスが使用しているワープ装置。最初の事件でサイボーグにも組み込まれています。
FL:待った!複数人をブームチューブで運ぶと、君のシステムに負担が掛かり過ぎて、ブームチューブが誤動作するおそれがある。
前回、誤動作したとき何が起こったか覚えてないのか?
我々はアポコリプスに転送され、サイボーグがシステムを再起動させるまでの間、猛攻に晒されたんだぞ!
そんな相談をしているリーグに突然割って入る謎の人物。
グリーンアロー(以下GA):やぁやぁ!世界最高のヒーローチームとわたくしめが協力し暴走するロボットを止める。何と素晴らしいことか!!
グリーンランタン(以下GL):グリーンアロー?いったい何の話だ?
GA:何の話?これを見てどう思われる?

ワンダーウーマン(以下WW):(呆れ顔で)・・・素晴らしい協力だわ。
GA:ありがとう、マドモワゼル。ご存じのとおり、わたくしはグリーンアロー。世界一の射手にして、ジャスティスリーグ候補生の筆頭でございます。

GL:勘弁してくれ。本気で俺たちと一緒にやれると思ってるのか?俺がパワーリングを駆使する間に、お前は弓を撃ってるってか?
GL:もう、"何もできない男"枠は埋まってるんだ。バットマンが足首を捻挫でもしたら、その時は声をかけてやるよ。
GL:(バットマンに耳打ち)嘘だからな。奴に連絡なんかしない。

BM:それはどうも。
SP:そんなに早急に態度を決める必要はないだろう?グリーンランタン。
BM:ちょっと待て。我々がリーグに新メンバーを入れないのには、ちゃんとした理由があるだろう?忘れたのか?
アクアマン:仮に我々が新メンバーを探していたとしても、グリーンアローだけは御免だ。
CY:彼のことを知ってるんですか?アクアマン。
GA:あぁ。彼は俺のことを、よぉーく知っているさ。。。
GL:さぁいくぞ!既にこのチームに"グリーン"はいるんだ。お前がブルーアローに改名してきたら考えてやるよ。
グリーンアローを残して、リーグはブームチューブに消えてしまう。
それから1週間後。雷雨の中を飛ぶ輸送機の中、タロン達が暴れている。
(タロンは現在、バットマン関連誌で繰り広げられているイベント、ナイト・オブ・オウルズ(フクロウたちの夜)に出てくるキャラクターで、100年以上前からゴッサムシティを影で操っていた秘密結社"コート・オブ・オウルズ"の執行者。)

CY:サイボーグからバットマンへ。最悪の事態に備えて自動操縦装置の進路を海上に書き変えました。
BM:最悪の事態は起こらない。我々はジャスティス・リーグだからな。
AQ:まるで、グリーンランタンのような台詞だな。
GL:長年の薫陶で俺の魅力が、感染ったのさ。
AQ:皮膚病のみたいなものか?
SP:それにしても、(タロンの)細胞活動も鼓動もないに等しい。彼らが生きているようには見えない。
WW:モンスターのたぐいね!それならば剣を使ってもいいわよね!?
と、タロン達と危なげなく制圧していくリーグ。そんななか、突如、加勢にあらわれた謎の男!!(もちろん正体はグリーンアロー。)

FL:グリーンアロー?どうしてここに?
GA:俺は、必要とされれば、どこにでもあらわれる。
AQ:お前の助けなんか必要ないぞ。
GA:かくいう俺も、あの島を脱出するのに、お前の助けは必要なかった。
WW:あの島?
GA:長い話です。こんどディナーでも食べながらいかがですかな?
やがて、タロンの1人がグレーネードで自爆。飛行機を吹き飛ばす。しかし、そこはさすが、世界最高のヒーローチーム。グリーンランタンが乗組員全員にバリアーを張り、事なきをえる。
乗組員同様にグリーンランタンのバリアーに包まれて救出されたグリーンアローは、それでも、
GA:「それで、俺は合格かな?」
と入団する気満々。
思わず顔を見合わせるリーグのメンバーが出した結論は・・・

GA:「まってくれ!せめてバス停の近くに降ろしてくれ!」
さらに一週間後、今度は謎のカルト集団と対峙するリーグ一行。
(このカルト集団は5月以降のジャスティス・リーグ・ダークの敵らしいです)
しかし、リーグが戦う前に、謎の男(もちろん正体は・・・)が投げ込んだガス弾によって、カルト集団は次々と倒れていく。
FL:また付いてきたのか?
GA:粘り強いと言ってくれ。
野次馬:あれは誰だ?
野次馬:新しいメンバーかも。
GL:違う違う。グリーンアローは、我々のファンとしてたまたま協力してもらっただけだ。
AQ:もう俺たちを付け回すのをやめるだ。さもないと・・・
三度、グリーンアローを残して消えるリーグ一行。(ブームチューブの誤動作の話はどうなった?)
自分のアジトに戻るグリーンアロー。TVでは今回のカルト教団の一件をリーグが解決したと報じている。
GA:くそっ、あれは俺の手柄だって言うのに。。。まだ、諦めないぞ。
(グリーンアローのアジトに忍びこんでいたトレバー大佐が、話しかける)
トレバー大佐(以下TR):いや、これで終わりだ、グリーンアロー。いやオリバー・クイーンと呼ぶべきかな?
GA:おやトレバー大佐。リーグの世話役が来たということは、遂に俺を雇う気になったのかな?
TR:いや、違う。
GA:アクアマンから吹き込まれたことを真に受けているならば…
TR:いや彼からは何も聞いていない。
GA:俺だってリーグメンバーの後ろ暗い過去を知っている。彼らだって完全無欠のヒーローってわけじゃない。俺と同じようなものさ。
TR:全く違うさ。君と君の会社の経歴についてだが、人々に話していない秘密があるようだね。聞く人によっては犯罪と取られるような秘密が。
GA:ずっと昔の話だ。俺は変わった。俺は更生したんだ。
TR:確かに君は変わろうと努力している。ただ、"変わった"と言ってしまうのは、少し楽観的すぎるのでは?
GA:もしリーグが社会的な判断力をもてば、リーグはもっとすごいことができるはず。
世界はそれを求めている。俺がそれを求めているんだ!
リーグのようにチームでならば、俺はもっと多くのことができる。俺がやったことの償いができるんだ。
大口をたたいてるように聞こえるかもしれない。でも、俺の決意は本物なんだ。
TR:わかってる。だが、リーグの中に君の居場所はないんだ。リーグのみんなが君に参加を依頼することはない。
GA:それならば何の用だ。諦めるように脅しに来たのか?
TR:そんな大げさな話じゃない。一つの提案を持ってきた。
君は企業間の争いごとに詳しく、人心掌握、政治操作も思うがままだ。そして何より、狙った獲物は外さない。そうだろ?
実は君が"社会的な判断力"を発揮するに相応しいチームがもう一つあるんだが、興味はないかい?
GA:・・・案内してもらおうか。

場所は変わってジャスティス・リーグの基地、ウォッチタワー。リーグの面々が話し合っている。
BM:グリーンアローの件は、トレバーが何とかしてくれるだろう。
WW:彼が何とかしてくれるのはいつものこと。そんなことを問題にしているわけではないわ。
SP:私はそろそろ、新メンバーを検討するべきじゃないかと言っているんだ?
AQ:グリーンアローは御免だ。
SP:彼がどうであろうと、他にもチームの活動の助けになる人々がたくさんいるはずだ。
GL:今のチームが最高さ。
BM:今回ばかりはグリーンランタンに賛成だ。我々には、守らなければならないイメージがある。
FL:第一に守るべきなのは世界のほうだろ?
BM:一度たりとも世界を守ることに失敗したことはないはずだ。
以前、新たなメンバーをリーグに招いた際、何が起こりどんな結末を迎えたか覚えているだろう?
・・・あれは最悪の結末だった。
リーグの脳裏に浮かぶ当時の光景。それはリーグのメンバーと血みどろの戦いを繰り広げる、緑色の怪人。ジョン・ジョンズの姿であった!!

BM:マーシャン・マンハンターが姿を消してからずいぶん経つ。
彼はまだ我々の全てを知り尽くしている。我々本人よりもな。
アメリカ西部の山岳州を思わせる荒野に独りたたずむジョン・ジョーンズ。
ジョンは空を仰ぎ見てポツリとつぶやく。
「彼らはまだ準備不足だ。」
前号の紹介で、リーグのメンバーについて、
「5年間の間で、いろんな人がリーグを出入りしたが、結果として今はオリジナルメンバーでやってる」
と予想しましたが、答えは「5年間誰も参加してない。」でした。
ってあれ?ストームウォッチ#1で、「なんでジャスティス・リーグのジョン・ジョーンズがこんなところに?」
なんて言われてなかったっけ?まぁいいや。
今回、初めてリランチ後のグリーンアローを見ました。
グリーンアローといえば、不平屋の偏屈親父というイメージがありましたが、リランチ後は意外に若いですね。
トレードマークのおしゃれ髭も不精髭になっちゃいました。
まぁそれはよいのですが、個人的に残念だったのが、ハルとの友情がなかったことになってそうなこと。
ファイナル・ナイトの墓参りや、グリーンランタン:リバースでの共闘など、2人の名場面に胸を熱くした口なのでそれが見られないのはさみしいですね。
代わりにアクアマンとなにやら因縁がありそうです。
島の脱出がどうこうと言ってましたから、
「無人島に漂着した大富豪のオリバーが、サバイバルのために弓の腕を磨いた」という、グリーンアローのオリジンに関係しているのだと思いますが、これってグリーンアロー本誌で既に語られてたりするんですかね?
リランチ1周年を記念して、各誌#0を刊行し、それぞれの過去話を行う。なんて話も聞くので、そこで語られるのかもしれませんが、ちょっと読んでみたいかもです。
今回、GWで暇なこともあり、翻訳を頑張ってみました。
各キャラクターの口調で非常に悩んだのですが、どうですかね?
特に悩んだのがサイボーグとグリーンアロー。
サイボーグは、ジャスティス・リーグしか読んでいない自分としては、
年下で優等生ということで、ですます調が自然だったのですが、リランチ前のキャラクターとはかなりずれてるんじゃないか?との疑問もあります。
グリーンアローは、芝居がかった話し方のような気もするし、普通にくだけた口調で話している気もするしで、結局、自分が芝居がかった話し方をしていると思った個所は芝居がかった口調、普通の口調と思った個所は普通の口調としてしまいました。
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