今週のアメコミ 2015/05/16

今回はいつもと趣向を変えて、今週発売のアメコミの中から気になるタイトルを軽く紹介。

じつは、自分は毎週日曜日、備忘のためにその週に購入予定のタイトルをしたみたいな感じで、呟いてます。




今回の記事はこの中から、気になるタイトルを1行レビューするような感じで、できれば毎週続けていけたらなと考えています。

というか、実はこの記事、最近、個人的に大注目しているアメコミブログ『VISUAL BULLETS』さんの企画をまるパクリしてます。
だからヨイショするわけじゃないのですが、『VISUAL BULLETS』さんは更新も早いし、書いてる記事も非常に"アメコミの今"に迫る内容が多いしで、最高のブログです!

『アベンジャーズ#2』
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先日リランチされてはじまったジェイソン・アーロンによるアベンジャーズの第二話。
キャップ/アイアンマン/ソーをトップに据えた手堅いメンバー構成と、『マーベル・レガシー#1』で登場した"紀元前100万年アベンジャーズ"の謎が絡むスケールのでかそうな話で、ヒット間違いないしの作品。

『ノージャスティス#2』
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大好評で終わったイベント『ダークナイツ:メタル』と、ジャスティスリーグ系列の新時代『ニュージャスティス』をつなぐ週刊イベント第二話。
メタル事件の結果破られたマルチバースの壁の向こうから襲来する敵に、4つの性質ごとにグループ分けされたヒーローとヴィランの混成チームが立ち向かう!
ちなみに、今回の表紙はチーム"エントロピー"。性格の悪いメンバーが集まる中に混ぜられたビーストボーイが可哀そう…


『バットマン#47』
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バットマンの結婚を彩るべく気の利いたプレゼントを用意しようとしたブースターゴールが生み出した悪夢の世界を舞台にした「ザ・ギフト」の最終話。
前号のラストがどうしようもない修羅場だったので、そこからどうなるのかが本当に楽しみ。
自分の予想は、「今回の件で心を病んだブースターゴールドがヒーローたちの心のケアセンター"サンクチュアリ"の住人となる」です。


【宣伝】(使いまわし)
前も書きましたが、更新が滞ると書くのが一番おっくうになるのがこの欄。
これだけ次から次に翻訳本がでるなんて、本当にいい時代になったもんです。

個人的に今一番気になる作品は『スパイダーメン』。正史世界のピーター・パーカーと、アルティメット世界のマイルズ・モラレスとという2人のスパイダーマンの次元を超えたチームアップを描き非常に評判が高い作品です。
また"コミック界のアカデミー賞"ともいえるアイズナー賞で、今年5部門もノミネートされている『モンストレス』の第二巻が早くも翻訳され、こちらも気になるところです。



また、5月6月はデッドプールの翻訳が目地押し。
スパイダーマンとデッドプールの"娘"が登場する『スパイダーマン/デッドプール:イッツィ・ビッツィ』に、デッドプールがハワード・ザ・ダックと融合してしまう『デッドプール・ザ・ダック』。
比較的単行本が売れない傾向のあるマーベルにおいて異例のヒットを跳ばした作品の続編企画『デッドプール・キルズ・マーベルユニバース・アゲイン』。
デッドプールの最近の個人誌である『デッドプール:エンド・オブ・エラー』から、彼のキャラクターの礎を築いたともいえる往年の名作『ケーブル&デッドプール:こんにちは赤ちゃん』とその数なんと5作品。

近年のマーベルの人気者の面目躍如ですね。


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アメコミの読み方:イベント編

以前、当ブログで公開した「アメコミの読み始め方:現行誌編」が好評であったため、今回は"イベント編"と題しまして、アメコミを読むうえでは避けて通れないイベントとの関わり方を説明したいと思います。

複数のタイトルをまたがってスケールの大きな物語を展開するイベントは、キャラクターたちの重要な転換点となったり、長年の展開の最終章となるまさにアメコミの華。
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しかし、いざイベントを追おうと思ったら発行形態が複雑で読む順番がわかりづらかったり、逆にイベントなんかに興味がないのに読んでいる作品の物語が急に中断されたりと、色々と悩ましい問題が出てくることもまた事実。
そこで今回は、典型的なイベントの発行形態をパターン分けし、「そのイベントを追いたい人」と「追いたくないのに読んでいる作品が巻き込まれてしまった人」のそれぞれがどのようにイベントに関わるべきなのかを整理していきたいと思います。


【まずは用語説明】
今回の記事では、アメコミの出版形態に関する専門用語が多々含まれているので、簡単にその説明から。

[オンゴーイング]
開始時に全何話か定めない状態で発売されるタイトル。
日本のマンガでいえば連載にあたるもっとも一般的な発刊形式で、
人気がなければすぐに打ち切られ、人気があるうちは刊行され続けるのが一般的。

[ミニシリーズ]
オンゴーイングとは逆で、開始時点で全何話か決まっているもの。
日本のマンガでいえば"短期集中連載"というべき発刊形式で、"リミテッドシリーズ"と呼ぶことも。

[ワンショット]
1話完結のタイトル。日本のマンガでいえば"読み切り"にあたる

[イベント]
厳密な定義が難しい用語ではありますが、この記事内では「複数のタイトルにまたがって1つの事件を追う物語形態」くらいのつもりで使っています。

[タイイン]
「あるコミックがイベントの一部としてに組み込まれている」ということを意味します。
イベントの本編にがっつり組み込まれる場合もあれば、サブストーリー程度のこともあり、関連の深さはそれぞれ。


【パターン1:本編がミニシリーズ】
イベントの本編がミニシリーズとして刊行され、オンゴーイングがタイインとなるパターン。
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最近は大規模なイベントはこの方式となることが一般的。
イベントの規模によっては、「シビルウォー:X-MEN」のように本編とは別に、サブストーリー的なミニシリーズや、ワンショットが発売されることもある。

[イベントを追いたい人]
基本的なストーリーは本編だけ読めば大丈夫。そのうえで気になるエピソードやキャラクターがいれば、それに関係するタイインを読むのが良いでしょう。
どのタイインを読むか悩むようであれば、本編と同じライターが担当しているタイインは、重要な内容であることが多いのでお勧めです。

[巻き込まれた人]
特にイベントを追いたい訳ではないのに読んでるオンゴーイングがタイインとなった場合、普段と同じ感覚でそのタイトルだけ読んでしまうことをお勧めします。
場合によりけりですが、このようなケースにおけるオンゴーイング誌のタイインは、普段からそのタイトルを読んでいる人向けに書かれていることが多く、中にはタイインを謳いながらイベントの内容には軽く言及する程度で普段通り物語を進行するタイトルも珍しくありません。
とはいえ、「シビルウォーⅡでは予知能力を持つインヒューマンズを巡って、アイアンマンとキャプテン・マーベルが対立している」や「フォーエバーイービルでは、別のアースから"悪のジャスティスリーグ"がやってきている」程度のイベントの粗筋は、ネットなどで抑えておいた方が楽しめるかもしれません。

【パターン2:本編が複数のオンゴーイングを横断する】
イベント本編が異なるタイトルにまたがって語られ、それを定められた順番で読む形式。
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比較的小規模なイベントでこの方式をとることが多い。
発売前に公開される作品の予告文に"Superman Reborn 2/4"のような番号付けがされるのが一般的。

[イベントを追いたい人]
示された番号にそって読めばよいでしょう。

[追いたくないのに巻き込まれた人]
これが一番難しいケースですね。
気合いを入れて普段買わないタイトルも買ってイベントを追ってしまうか、いっそ読まずにイベントが終わった号から読むかの判断が求められます。
(普段読んでるタイトルだけを読むのは、まったくストーリーについていけず悲しくなるので避けた方がよいでしょう)

【パターン3:本編と呼べる筋がない】
特に本編と呼べる流れがなく、各タイトルがイベントのテーマに従って独立した物語を行うパターン。
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ちょっとピンときづらいパターンかもしれませんが、「能力を失いその正体を世界中にばらされたスーパーマン」というテーマで、各タイトルが個別の物語を行った『Truth』や、
「映画に合わせ各誌でアポカリプス関係の話をやろう」という趣旨の、『アポカリプスウォー』などがこれにあたります。

[イベントを追いたい人]
好きなタイトルを読みましょう

[追いたくないのに巻き込まれた人]
普段読んでるタイトルを読みましょう

【パターン4:序章や完結編のみがワンショットで刊行される】
このパターンは最近の流行りかもしれません。
基本的にはパターン2やパターン3と同じなのですが、その最初や最後(またはその両方)に、ワンショットの序章と完結編を挟み込むパターン。
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『ロビンウォー』や『スタンドオフ』などがこの形式です。(前者がパターン2、後者がパターン3の変形です。)

イベントを追いたい人も巻き込まれた人も、序章と完結編を読む前提で元のパターンと同じ対応をすればよいでしょう。
(元がパターン2で、イベントを読まないことを選択した人は、もちろん序章/完結編も読む必要はありません)

ちなみにパターン3が変形しこのパターンになった場合、序章と完結編のライターが担当するオンゴーイングが、いわゆる"本筋"であることが多いので、イベントを追いたい人は読んでおいて損はないでしょう。

また『ロビンウォー』のように、序章がロビンウォー#1、完結編がロビンウォー#2のような号数で刊行されることも多いので注意が必要。
(#1のあとに#2を読むと、間がごっそりと抜けていてびっくりする)


以上、駆け足ではありますが、よくあるイベントの刊行形式をまとめさせてもらいました。
多少煩雑ではありますが、冒頭で申し上げたように、なんといってもイベントはアメコミの華!
適度に事前情報を収集しながら上手につきあっていくのが、充実したアメコミライフを送っていきましょう。

【宣伝】
様々な方向に広がりを見せている昨今の邦訳アメコミ業界ですが、そのことを実感させるのが、ヒーロー以外のアメコミの翻訳。
管理人的には、日本のオタクカルチャーに強く影響を受けた鬼才ジェフ・ダローのロボットコミック『ザ・ビッグガイ&ラスティ・ザ・ボーイロボット』と、"カンフーvsゾンビ"というとんでもない物語を神経質なまでに書き込まれた筆致で描く『少林カウボーイ SHEMP BUFFET』がなんといっても楽しみです。
また"女ばかりの世界に生き残った唯一の男"というネタで、上質なポストアポカリプスドラマを描いて見せた『Y:THE LAST MAN』の2巻目も発売。
そして、ヒーロー物で個人的に面白そうなのが『マーベル宇宙の歩き方 THE COMPLETE MARVEL COSMOS』。
こちらは、ありそうでなかった異次元世界から、ニューヨークまで網羅したマーベル世界の"地理図鑑"となっています。


(以降は前回の使いまわし)
今回は、先日、予約が開始されたタイトルを中心に巻きで。
まず、一番の注目は今や飛ぶ鳥を落とす勢いのケーブル&デッドプールの新刊『ケーブル&デッドプール:銀の衝撃』です。
また映画『ローガン』に合せて、ウルヴァリンの紹介を兼ねたタイトル『ウルヴァリン:シーズンワン』が刊行されます。
お次は、マーベルが誇る最強の魔術系ヒーローと、最凶の魔術系ヴィランのチームアップ『ドクターストレンジ & ドクタードゥーム』。
最後はコミックではキャラクター辞典である『マーベル・アベンジャーズ事典[増補改訂版] 』。今回は増補版ということで、前回発売された内容を最新の状況にリファインしての登場という、移り変わりが激しいアメコミの世界においては嬉しい変更が加えられています。



続いてDC関係で発表されたのは、スナイダーバットマンの新刊『バットマン:スーパーヘヴィ』です。
こちらは「ゴッサム市警による社会インフラとしてバットマン」というかなりトリッキーな設定を、その筆力で正面から描き切った快作となっていますので、興味のある方はぜひ!



池袋にアメコミファンの新たな拠点誕生 その名はヴァースコミックス!!

今回は昨日池袋にオープンしたばかりのコミック専門店ヴァースコミックス(verse COMICS)さんを伺ったので、お店の様子をいち早くレポート。
(伺ったのが夜なんで、お店の雰囲気が上手く撮れなくて残念。どうせなら良いカメラも持っていきたかった…)
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ちなみに、お店の場所はこちら。
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池袋駅から歩いて数分の立地です。

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店の入り口はらせん階段。

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階段を登るにつれクラシカルなコミックアートが見え始め、期待感が高まる…

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店内はこんな感じ。窓が大きくとられてた開放的な店内。
白を基調とした明るい店内は、落ち着いたセレクトショップを思わせるが、どこを向いてもアメコミだらけ!

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翻訳本から、TPB、リーフなど様々な形式のコミックも販売。
リーフは本国発売から一週間で入荷。(通販ページあり)

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こちらは翻訳本の新刊コーナー。
今後は店舗限定カバーの翻訳本なども企画しているそうです。
"店舗限定カバー"って、米国のコミックショップでは欠かせない企画なので、その響きだけで管理人は大興奮です。

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店内のあちこちでヒーローたちがお出迎え…

そして圧巻なのが、レジ後ろの壁!
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『バーズ・オブ・プレイ』の白浜鴎さんや、『トランスフォーマー:オプティマス・プライム』の座間慧さんなど、アメコミに関連深い日本人アーティストたちのサインが!

というわけで、まとまりの無いエントリになってしまいましたが、アメコミの新刊本を扱う貴重なお店の新登場に管理人は興奮することひとしきり。今後も、無料コミック配布イベント「フリーコミックブックスデイ」など、積極的にイベントを仕掛けていくとのことですので、皆さんも池袋に出かけた際はぜひ足を運んでみてください!

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(余談ですが、この写真を撮っている最中に通行人の方から「この"もるとや"には珍しくて美味しいウイスキーがある」という情報をゲット! これもきになる…)
プロフィール

NOB-BON

Author:NOB-BON
X-men生まれSpawn育ちを地でいく、90年代アメコミバブルの残党。
しばらくの間、アメコミは翻訳本を買う程度だったのが、最近のデジタルコミックの手軽さにひかれ、本格的に復活しました。

基本的にMarvelメインですが、DCのリランチを機に自分の中でDCブームが来てるので、しばらくはDCの話題続くかも。
しばらくどころか完全にDC派に転びました。

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