今から飛び込め! 『スーパーマン:リボーン』直前講座

昨年春に刊行された『DCユニバース:リバース』とそれに続くDCの新時代DCリバースは、ファンに熱狂的に迎え入れられました。管理人の周囲でも多くの人がその展開を楽しみ、毎週水曜の新刊発売日には、SNSなどで様々な感想が飛び交っています。

しかし、そんな中、たまに漏れ聞く意見が「『DCユニバース:リバース』は読んだけれど、その続きがいろんな作品に散っていて、とても追いきれない」というもの。
じつはこの認識は大きな誤りです!
何を隠そう、DCリバースの本筋は『DCユニバース:リバース』以降ほとんど進んでいないのです!

確かに本ブログでは、DCリバース開始以降、定期的に各タイトルにて語られた"リバースの謎"に関する情報をまとめてきました。
(参考リンク1参考リンク2)

しかし、これらの情報は各タイトルの本編の隙間にかすかに匂わされたものを必死にかき集めた物であって、実際はDCリバースの本筋ともいえる「ウォッチメン世界のDCユニバースへの介入」に関する物語は殆ど進んでいません。

むしろその物語は今月から始まるのです!

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3月に『スーパーマン』誌と『アクションコミックス』誌にまたがって始まるクロスオーバー『スーパーマン:リボーン』ではヒーローたちを陰から監視する謎の男Mr.オズの正体が語られ、

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4月に『バットマン』誌と『フラッシュ』誌で始まるクロスオーバー『ザ・ボタン』では、2人のヒーローが遂にバットケイブに残された血染めのスマイルマークの謎の解明に乗り出します。

『DCユニバース:リバース』の続きを読みたい方は、これらのクロスオーバーを読めばそれだけで十分なのです!

ここで「あ、やっぱりスーパーマン、アクションコミックス、バットマン、フラッシュの4誌は最初から読まないのだめなのか」と思われた皆さん、それも誤解です。
『ザ・ボタン』を構成しているバットマン誌とフラッシュ誌は、New52の状況から大きな動きはないため、いきなりイベントの開始の号から読んでもおそらく問題はないでしょう。
(勿論まだ発売されていないので確約はできませんが…)

対して『スーパーマン:リバース』ですが、こちらは少しだけ問題があります。
第一に、当ブログでもお伝えしたようにリバース後のスーパーマンは、New52のスーパーマンとは異なる"リブート前のDC世界からやってきたスーパーマン"です。
ですがまぁ、ここら辺の事情につきましては、当ブログのこの記事この記事あたりを読んでいただければ大きな問題とはならないでしょう。

そして第二の問題は、『スーパーマン:リバース』のカギを握る人物の1人である"人間"クラーク・ケント、またの名を"ドッペルクラーク"の存在です。
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主にアクションコミックス誌にて語られた、ドッペル・クラーク。
彼がどんな人物であるかを知らずに、彼の正体が明らかになる物語である『スーパーマン:リバース』を100%楽しむことは難しいでしょう。

そこで今回は、『DCユニバース:リバース』を読んだ人が気兼ねなく、『スーパーマン:リバース』に飛び込めるよう、ドッペル・クラークに関して『スーパーマン:リバース』開始前に分かっていることを紹介していきたいと思います。


ドッペル・クラーク秘密その①
ドッペルクラークとはスーパーマンの死後突然現れたクラーク・ケントを名乗る人物。
スーパーマンの正体がクラークだと世間にばれたTruth事件は、取材中の悪徳企業から命を狙われたクラークを救うためにスーパーマンがやってくれた芝居だったと主張。

ドッペル・クラーク秘密その②
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ルーサー、バットマン、スーパーマンがそれぞれドッペル・クラークを調べたが、当人の言葉や記憶に嘘はなく、肉体的にも完全に人間。

ドッペル・クラーク秘密その③
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現在はデイリープラネットに復職。我々の知るクラークのように、“特ダネ”を理由に危険に飛び込んでいくが、人間なので普通に怪我する。

ドッペル・クラーク秘密その④
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最近、急に同僚のロイス(その正体はリブート前世界のロイス)への恋心に気づき、猛烈なアタックを始めるが、ロイスはつれない態度(結婚して子供までいるので当たり前)。

ドッペル・クラーク秘密その⑤
性格はクライシス前のクラークのように、大仰で芝居がかった道化者

ドッペル・クラーク秘密その⑥
住んでいると主張するマンションに部屋が無かったり色々と怪しいところも出てきた

ドッペル・クラーク秘密その⑦
ロイスとの関係について、先週発売のアクションコミックスであれこれあった(自主規制)

いかがでしょうか?
正直「だれだこいつは?」と言ったところではないでしょうか?
管理人も全く同じ感想です。しかし皆さんは多くの読者が1年近く焦らしに焦らされてきたこいつの正体が明かされる様子を、今週発売した『スーパーマン#18』(国内では来週発売)から読むことですぐ知ることができるのです。

さぁここまで読んだんだから、皆さん是非一緒に『スーパーマン:リボーン』を読みましょう。
何といってもここから本格的にDCリバースがはじまるんですから!

【宣伝(使いまわし)】
今回はマーベルから。
人気キャラ、デッドプールは引き続き翻訳予定がてんこ盛り。
一つ目はウルヴァリンと並んで90年代のX-MENの顔であったガンビットとのチームアップ誌『デッドプール VS. ガンビット』、つい最近の作品が早くも翻訳です。
またガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーのチームアップ誌『ガーディアンズ:チームアップ 2』にもデッドプールが登場。
先日ケーブルとのチームアップ誌『デッドプール&ケーブル:スプリット・セカンド』も翻訳され、図らずもデッドプールのコンビものが一挙に翻訳です。


また、『ゴーストライダー:破滅への道』『イモータル・アイアンフィスト』『ムーンナイト/影』『スパイダーグウェン:モスト・ウォンテッド?』と、比較的マイナーキャラの翻訳が増えてきたこともうれしい限り。
特にアイアンフィストは非常に評価の高い作品なので、個人的に楽しみにしています。


DCについてもNew52の締めくくりとなる『ジャスティス・リーグ:ダークサイド・ウォー 2』や、鬼才グラント・モリソンによるワンダーウーマンの誕生譚『ワンダーウーマン:アースワン』といった定番作品から、トニー・S・ダニエルの美麗アートが魅力の『デスストローク:ゴッド・キラー 』や、コメディタッチの『ハーレイ・クイン:キス・キス・バン・スタブ』といった変化球まで取り揃えており、特定の作品の翻訳にとどまっていた90年代のブームを知る身としては隔世の感が在ります。


そして今回のブームの凄いところは、その範囲がヒーロー物にとどまらないこと。
ジェフ・ダロウによるアイズナー賞受賞のゾンビコミック『少林カウボーイ SHEMP BUFFET』や、料理番組やエッセイなどでお馴染みの料理人アンソニー・ボーデンによるスシコミック『GET JIRO!』といった作家性が強い作品から、映画の脚本家本人によるコミック『バック・トゥ・ザ・フューチャー アントールド・テイルズ』や『スター・ウォーズ:ポー・ダメロン ブラックスコードロン』といった映画関連まで、ジャンルにとらわれない広範なジャンルの翻訳がコンスタントに出ており、"翻訳アメコミ"という世界そのものの円熟を感じます。

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ドゥームパトロール #1-3

ドゥームパトロール #1-3
(作:ジェラルド・ウェイ、画:ニック・ダーリントン)

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老人:教えてくれ、わしは死ぬのか?
ケーシー:そのうちね。でも今日じゃないわよ。
老人:なぜそんなことが言える。
ケーシー:このケーシーが運転しているからよ。わたしってなかなかの凄腕なのよ!


どんな事故現場にも誰よりも早く駆け付け、怪我人・病人をささっと搬送。
緊急病院のエースドライバー、ケーシー・ブリンクは今日もひと仕事を終え、相棒の救命士サムと小休止をしていた。

古いSFシューティングゲームに没頭するケーシーと、その横でピタパンをぱくつくサム。
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しかしサムが食べ残し、ゴミ箱へと投げ入れたピタパンの中に存在する小宇宙では、今まさにユニバースの運命を賭けた善と悪の戦いが最終局面を迎えていた。
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兵士に紛れ込み、敵陣営の奥深くへと忍び込むロボットマン。
ロボットマン:お前らまとめて地獄へ道連れだ。

ロボットマンは死を覚悟し、敵の秘密基地に設置された爆弾の自爆スイッチを起動する…
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いっぽうそのころ、あるホテルの貸会議室では、怪しげな一団が秘密の会合を開いていた。

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「肉こそが私たちのメッセージ」
「柔らかく、そして味わい深い」

彼らの正体は汎銀河ハンバーガーフランチャイズの経営陣。ヘルシー路線を強く打ち出したライバル企業のキャンペーンに対抗する手段を検討するために集まったのだ。

彼らの起死回生の一手とは、地球に存在する「無限に生命を生み出す街路」を捕獲し、そこから無限に生み出される肉を使ったハンバーガーで市場に打って出ることであった。
社運を賭けた一大キャンペーンを前に彼らは、既に広告も作成。

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ストレスフリーで生育された上質な肉(しかも原価ゼロ!)で作られたそのハンバーガーは、その源泉となる"街路"の名前をとり"ダニー・バーガー"と名付けられたのであった…


…すみません。人気ロックバンド"マイ・ケミカル・ロマンス"のボーカルであったジェラルド・ウェイの『ドゥームパトロール』は、大傑作ながら管理人の拙い表現力ではその素晴らしさをお伝えすることができません。
細かな展開を紹介することは諦め、以下は管理人がお気に入りのシーンを紹介させてください。

【副操縦士】
新型機のテストパイロット、ラリー・トレイナーはパニックを起こしていた。

ラリー:管制塔!当機は現在、制御不能。今にもバラバラになりそうだ!
管制塔:こちら管制塔。大丈夫だ。今すぐ副操縦士に任せるんだ
ラリー:副操縦士?パイロットは俺だけの…
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副操縦士:どうした!何があった!?


【ダニー・ランドにようこそ!】
ケーシーは、"ビーチのヒーロー"、"筋肉の奇跡"などの異名を持つヒーロー、フレックス・メンタロにいざなわれ、自分の救急車の中に広がる遊園地ダニー・ランドに向かう。
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ダニー・ランドの一角にあるコミックショップに入ったケーシーはそこで、彼女のために書かれたコミック"ダニーコミックス"を手に取り、自身の出征の秘密を知る…
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(こちらがコミックショップ"ダニー・ブックス&ゲームズ"の中。コミック「アンキャニー・ダニー」のポスターや、カードゲーム「ダニー・ザ・ギャザリング」、サイバーパンクRPG「ダニー・ラン」、ミニチュアゲーム「ダンハンマー80k」の姿も)

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(ダニーコミックスの表紙。コミックファンにおなじみの、Detective Comics誌#1のパロディ)

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(ダニーコミックスの中身。よく読むと、全ての文字がケーシーへの呼びかけに)

【宣伝】
今回はマーベルから。
人気キャラ、デッドプールは引き続き翻訳予定がてんこ盛り。
一つ目はウルヴァリンと並んで90年代のX-MENの顔であったガンビットとのチームアップ誌『デッドプール VS. ガンビット』、つい最近の作品が早くも翻訳です。
またガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーのチームアップ誌『ガーディアンズ:チームアップ 2』にもデッドプールが登場。
先日ケーブルとのチームアップ誌『デッドプール&ケーブル:スプリット・セカンド』も翻訳され、図らずもデッドプールのコンビものが一挙に翻訳です。


また、『ゴーストライダー:破滅への道』『イモータル・アイアンフィスト』『ムーンナイト/影』『スパイダーグウェン:モスト・ウォンテッド?』と、比較的マイナーキャラの翻訳が増えてきたこともうれしい限り。
特にアイアンフィストは非常に評価の高い作品なので、個人的に楽しみにしています。


DCについてもNew52の締めくくりとなる『ジャスティス・リーグ:ダークサイド・ウォー 2』や、鬼才グラント・モリソンによるワンダーウーマンの誕生譚『ワンダーウーマン:アースワン』といった定番作品から、トニー・S・ダニエルの美麗アートが魅力の『デスストローク:ゴッド・キラー 』や、コメディタッチの『ハーレイ・クイン:キス・キス・バン・スタブ』といった変化球まで取り揃えており、特定の作品の翻訳にとどまっていた90年代のブームを知る身としては隔世の感が在ります。


そして今回のブームの凄いところは、その範囲がヒーロー物にとどまらないこと。
ジェフ・ダロウによるアイズナー賞受賞のゾンビコミック『少林カウボーイ SHEMP BUFFET』や、料理番組やエッセイなどでお馴染みの料理人アンソニー・ボーデンによるスシコミック『GET JIRO!』といった作家性が強い作品から、映画の脚本家本人によるコミック『バック・トゥ・ザ・フューチャー アントールド・テイルズ』や『スター・ウォーズ:ポー・ダメロン ブラックスコードロン』といった映画関連まで、ジャンルにとらわれない広範なジャンルの翻訳がコンスタントに出ており、"翻訳アメコミ"という世界そのものの円熟を感じます。

開始から8か月。『DC:リバース』の現在

2016年5月末より始まったDCの新時代『DC:リバース』。
当ブログでも開始前の情報整理にはじまり、開始の号砲ともいえる作品『DCユニバース:リバース』の紹介や、開始後4か月時点での状況整理など、おりにつけその紹介を行っておりました。

そして今回はその流れを踏襲し、再び各タイトルにばらまかれた伏線を整理させていただきます。
(あらかじめお断りしておきますが、あくまでも私が読んでいる範囲での内容ですので、取りこぼしなどはご了承ください。)

【捕らわれのティム】
前回の記事でもお伝えした通り、『ディテクティブコミックス』において死の直前にさらわれ、リバースのカギを握る謎の男Mr.オズに捕まったティム。
実はこのティムの誘拐に関して、もう一つ大きな事件が起こっていました。
その事件の舞台となったのは『バットマン・ビヨンド#16』。『ディテクティブコミックス』にてティムが誘拐されたのと同じ月に発行された号です。

ご存知の方も多いと思うのですが、この時の『バットマン・ビヨンド』誌はアニメ版などでお馴染みのテリー・マクギネスではなく、週刊タイトル『フューチャーズエンド』のラストで未来へと飛ばされた青年ティムが主人公のタイトルでした。
シリーズ開始当初は、死亡したテリーの後継者として未来世界の平和のために戦っていたティムですが、最終話間際のストーリーにてそのテリーがまさかの復活。
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最終話である#16にてティムは、テリーから借り受けていたスーツを本来の持ち主に返し、ゆく当てもなくネオゴッサムを去っていきます。

未来世界を独り旅するティム。そんな彼を突如現れた怪しげな光が包み込む、そして光が収まった後には…
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というわけで、『ディテクティブコミックス』にてティムがMr.オズと攫われたのと同じ月に、未来世界においてもティムは消失を遂げていたのです。
この2人のティムの消失について、『バットマン・ビヨンド』誌のライターをつとめるジャーゲンスは、「関係がある」とニュースサイトのインタビューで認めています。

そして2人のティムの失踪からしばらくたった『ディテクティブコミックス#947』にて、Mr.オズにとらえられた若きティムは、牢獄内で密かに進めていた脱獄計画を実行に移します。
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身の回りの乏しい材料を活用し、ついに牢屋を抜け出したティムはしかし、牢屋のそとにある"何か"をみて立ち尽くします。
その一瞬の後、何事もなかったかのように無情にも牢屋の中にテレポートされてしまうティム。
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果たして彼がみたのは、Mr.オズの計画の一端であったのか、
それとも未来世界から連れてこられたもう一人の自分であったのか…

【未来世界からの来訪者】
現在のDCで一番活発な動きを見せている"謎"。それは何といっても未来世界からやってきた1人の少女に関するものでしょう。
少女の名前はサターンガール。30世紀のスーパーヒーローチーム――リージョン・オブ・スーパーヒーローズの中核メンバーです。
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彼女がDCリバースで初めて登場したのは『DCユニバース:リバース』。お金も持たずにゴッサムを歩いていたところを、ゴッサム市警のマギー・ソウヤー警部に保護されています。
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(押収されたリージョン・オブ・スーパーヒーローズの証であるフライトリング)

ゴッサム市警はその後、「死んだ(New52世界の)スーパーマンは私の友人」、「もうじき彼が死からよみがえることはわかってる」などと主張する彼女を狂人とみなしたらしく、『バットマン』誌において患者として収容された彼女の姿を見ることができます。
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(リージョンのマークを描いて、バットマンにアピールするサターンガール)

また未来からやってきたのは、彼女だけではありません。
彼女を追い、リージョンの宿敵であるエメラルドエンプレスもやってきているのです。

ジャスティスリーグvsスーサイドスクワッド』にてマクスウェル・ロード率いるオリジナルのスーサイドスクワッドの一人として登場したエメラルドエンプレス。
しかし彼女の目的は、あくまでもこの時代にやってきたサターンガールの追跡であることはそのセリフの節々から窺うことができました。
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そして、『ジャスティスリーグvsスーサイドスクワッド』のラストでどさくさに紛れて自由の身となった彼女は、
「1人でサターンガールを見つけることができなくとも、5人でならば・・・」
と呟きます。

この場合の”5人”が、エメラルドエンプレスが率いるフェイタルファイブの復活を意味することは間違いないでしょう。
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エメラルドエンプレスがそこまでしてサターンガールを追う理由はなぜなのか?
そして、なぜサターンガールは単身この世界にやってきたのか?

現在のところ、これらの疑問に答えるヒントは多くはありません。
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しかし、今後の刊行予定をみると、3月発売の『バットガール・アニュアル』にて、「バットガールとスーパーガールが"アーカムで1番の狂人"と会うためにアーカムへ侵入」し、
4月発売の『スーパーガール・アニュアル』の表紙が「エメラルドエンプレスと戦うスーパーガール&スーパーマン、そしてそれを見上げるバットガール」という構図であることを考えると、これらのタイトルにて更なる展開が待っているのは間違いないでしょう。

[余談]
先ほどは"なぜサターンガールは単身この世界にやってきたのか?"と書きましたが、実はこの時代にやってきたリージョンのメンバーは彼女だけではありません。
『タイタンズ#5』では、ウォリーの活躍を見上げる市民の中にリージョンの証であるフライトリングをつけて人物の姿が…
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【客船か?路上か?】
『バットマン#15』にて、一夜を共にしたバットマンとキャットウーマン。
キャットウーマンの愛する宝石を散りばめたような満天の星空の下で、2人は多くの恋人たちがそうするように互いの出会いについて語らいます。

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バットマン:あれは確か豪華客船だった。君は老婆の変装をし、ダイヤモンドを盗もうとしていた。
キャットウーマン:違うわ。出会ったのは路上よ。あなたの方こそ顔に大きな傷痕をつけて変装をしてた。私はホリーを助けるためにあなたに飛びかかったの。

微妙に噛み合わない2人の会話。しかしそんなすれ違いすら楽しみながら、2人の時間はゆっくりと過ぎていく…

だが待ってください!
よくよく聞いていると、実はこの2人の会話には重大な秘密が隠されています。

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バットマンが話すキャットウーマンとの出会いは1940年に刊行された『バットマン#1』の思い出、そしてキャットウーマンの話すそれは1987年に刊行された『バットマン#404-407』いわゆる『バットマン:イヤーワン』の内容です。

つまり二人の会話がかみ合わないのは、バットマンがクライシス以前の、キャットウーマンがクライシス以後の異なるタイムラインの記憶を持っているからなのです。

果たしてこの食い違いは、DCリバースで判明した時間軸の乱れのせいなのか?
ライターのトム・キングはこの手のコンテュニティニティに根差したネタを持ってくるのが好きなライターなので、単なるライターのお遊びととらえることも勿論可能ですが、『DCユニバース:リバース』にて、"3人のジョーカー"という謎が提示された今、簡単に見過ごすわけにはいきません。
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【その名は…】
そして最後に『タイタンズ』。
ウォーリーをこの世界から追放しその記憶を世界中の人々から消し去った張本人であるアブラ・カダブラを、タイタンズはやっとの思いで撃退します。
ウォーリーの時と同様に、時空の裂け目へと消えていくアブラ・カダブラ。
しかしタイタンズのメンバーであるリリスは、そのテレパシー能力をつかいアブラ・カダブラの記憶を読むことに成功します。
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彼が、"科学実験"のように、はたまた"時計仕掛け"のように冷たく管理された未来世界に嫌気がさし、この世界にやってきたこと。
彼がこの世界を支配し終わりなき称賛を得ようとするのは、全て彼がやってきた未来の実現を阻止するためであったこと。

そしてアブラ・カダブラは次元の裂け目へと消える前に、リリスの心にある単語を残します。

それはアブラ・カダブラの心に何よりも強く刻まれていた単語、
アメリカの、そして世界の中心である街の名前、
つまりは"マンハッタン"


・・・というわけで、今回の整理は以上ですが、実は管理人がこの時期にこの記事をまとめたのは「DCリバースの展開が急加速するであろう3月を前に、今までの状況を纏めておきたかったから」というものがあります。

前回の記事でも記載しましたが、3月からはスーパーマン系列のクロスオーバー『スーパーマン:リボーン』が始まり、
謎の男Mr.オズの目的や、フラッシュポイント前スーパーマンの正体、"人間"クラーク・ケントなど、多くの謎に展開がみえそうです。
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そして4月より、DCはバットマン誌とフラッシュ誌のクロスオーバー『ザ・ボタン』を開始。
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このカバーアートが示す通り、DCを代表する"世界一の探偵"と"世界最速の鑑識官"が手を組み、バットケイブに残された血付きのスマイルマークの正体に迫っていくこととなります。

他にも「今後DCユニバースの中心となっていく」というふれこみとともに始まる『JLA』や、New52バットマンの名コンビであるスナイダーとカプロが再びタッグを組むことが明かされた夏のイベントなど、これからも楽しみが盛りだくさんのDC:リバース。
当ブログでもできる限り、追っていけたらと思います。

【宣伝】
近刊で管理人が一番楽しみにしている作品は、何といっても『ワンダーウーマン:アースワン』。
ワンダーウーマンのオリジンを扱った作品ですし、何といってもライターが管理人の大好きなグラント・モリソン!発売当初かなり話題になったのですが、読まずに待っていたかいがありました。
そしてDCでは遂にNew52のジャスティスリーグが『ジャスティス・リーグ:ダークサイド・ウォー 2』にて完結!
これで夏より開始するとの発表のあったDC:リバースへの準備はばっちりです。
また、DC:リバースにて重要タイトルへとなりあがったスーサイドスクワッドですが、その主要メンバーの活躍を描く2作品、『スーサイド・スクワッド:デッドショット』と『スーサイド・スクワッド:カタナ』も刊行。
特定のキャラに翻訳が集中していた前回のブームの事を思うと、隔世の感があります。


そんなマイナーなキャラクターの中で管理人が楽しみにしているのは『ハワード・ザ・ダック:アヒルの探偵物語』です。
ルーカスによる映画化で私の世代には比較的有名なのですが、最近マーベルユニバースに復活。
オフビートな探偵コメディとして非常に評価の高い作品です。
また『スパイダーバース』にてすい星のように登場し、瞬く間に人気者の地位を築いた『スパイダーグウェン:モスト・ウォンテッド?』も個人的には気になるところ。
またマーベルからは『ゴーストライダー:ロード・トゥ・ダムネーション』の翻訳が決定。(ゴーストライダーの翻訳は何十年ぶりだ?)こちらも、『ヒットマン』や『パニッシャー』、『プリーチャー』などバイオレンスなながらどこか笑えて、どこか泣ける特異な作風で人気のガース・エニスがライターということで期待。(ちなみに同じくガース・エニスの大問題コミック『ザ・ボーイズ 1』も翻訳。どうなってるんだいったい…)


近年アレコレ出ている"変化球"気味の作品ですがどうやら売り上げも順調らしく、『ゴッサム・アカデミー:カラミティ』に、『デスストローク:ゴッド・キラー』、『ムーンナイト/影』など、続巻も次々刊行。
管理人も何から買えばいいのか困る始末。でも、自分が原書を読み始めた最初期に始まった『バットマン:ノーマンズランド』は、非常に思い入れのあるタイトルなので、優先的に買う予定です。


プロフィール

Author:NOB-BON
X-men生まれSpawn育ちを地でいく、90年代アメコミバブルの残党。
しばらくの間、アメコミは翻訳本を買う程度だったのが、最近のデジタルコミックの手軽さにひかれ、本格的に復活しました。

基本的にMarvelメインですが、DCのリランチを機に自分の中でDCブームが来てるので、しばらくはDCの話題続くかも。
しばらくどころか完全にDC派に転びました。

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